国際線特典航空券の国内線区間の当日変更について実践してみました。
国際線特典航空券の国際線区間については明確にされているのですが、その国内線区間についてはどのような扱いになるのか公式サイトでは明確になっていません。
もちろん、国内線特典航空券の場合については明確に記載されています。
ということで、国際線特典航空券の国内線区間の当日変更について実際にできるかどうか試してみました。
実質2往復できる国際線特典航空券を発券していました
今回、国内線区間を変更した国際線特典航空券は、以下の記事でも紹介している”1回分の必要マイル数で実質的に2往復する方法”を実践したものです。
メインの目的地であるバンコクには1月に行っていますが、2回目となるホーチミン往復がまだ残っていました。
その旅程表としてはこのようなものです。(1回目の部分は記載ありません)
先日GWにこの弾丸旅行に行ってきたのですが、ホーチミンからの深夜便で成田空港に到着するのが朝6:30。その後羽田空港まで移動して、福岡に戻る便の出発が19:45。
特に早く帰らなきゃならない理由はないし、便の遅れや何か用事ができた時のために遅い便で予約していました。
しかし実際には昼食後それほどすることもなくだいぶ時間を持て余すことになってしまったので、この羽田から福岡への便を変更できるかどうか実際に試してみました。
国内線特典航空券は空席があれば搭乗日当日に変更可能
まずは、国内線特典航空券における変更ルールを確認してみたいと思います。
ANAの場合
ANAの公式ページに当日変更が可能な旨が明記されています。(一部抜粋)
※ご予約便の変更は、変更希望便出発日の4日前(搭乗日を含まず)まで、かつ元々のご予約便の出発前まで受け付けいたします。
ご搭乗便のご予約のないオープンにはできませんので、必ずご予約をお取りください。
なお、ご予約便のご搭乗当日、空港にてご予約便より早い時間に出発する、同一区間の便に空席がある場合は、変更できます。
空席が少ない場合は、最終的に空席が見込まれる場合に限り、ご搭乗手続きを承ります。
予約している搭乗日当日の空港カウンターでしか変更できませんが、予約便より早い時間に出発する空席のある便があれば変更可能ということですね。
ちなみに、予約便の変更は変更希望日の4日前までであれば可能です。
JALの場合
JAL公式サイトでも、当日変更が可能な旨が明記されています。(一部抜粋)
2018年2月8日(木)ご搭乗分より、ご搭乗日当日出発空港において、ご予約便より前のJALグループ航空会社便で、同一区間に空席がある場合のみ、チェックインカウンターにて変更を承ります。
JALは2017年11月16日搭乗分より国内線特典航空券の当日便変更を廃止していましたが、2018年2月8日搭乗分から再び当日の便変更ができるようになりました。わずか3ヶ月程度で復活、一体何があったんでしょうね…
つまり、現状ではANAでもJALでも国内線特典航空券は搭乗日当日に空港カウンターで空席があれば早い便に変更が可能ということですね。
ANA国際線/提携航空会社特典航空券の当日変更は不可
上記で国内線特典航空券では問題なく当日変更が可能という旨を紹介しました。それでは、国際線特典航空券(ANAの場合)のルールはどうなっているのか確認してみたいと思います。
ANA国際線特典航空券の場合
ANAの公式ページでは以下のように発券後の変更について説明されています。
航空券の有効期間内で、ご搭乗日ならびに便の変更が可能です。
【受付期限】ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の24時間前まで承ります。ご予約済の便の出発までにご予約の変更・取り消しがなかった場合、以降の変更はできません。
提携航空会社特典航空券の場合
ANAの公式ページで、以下のように提携航空会社特典航空券の変更について説明されています。
航空券の有効期間内で、ご搭乗日ならびに便の変更が可能です。
【受付期限】ご予約済の便の出発前かつご搭乗希望便出発の96時間前まで承ります。ご予約済の便の出発までにご予約の変更・取り消しがなかった場合、以降の変更はできません。
※ANAウェブサイトでの変更は、航空券が未使用である場合に限り、一律旅程の第一区間の96時間前まで承ります。
ANA国際線特典航空券では24時間前、提携航空会社特典航空券では96時間前までであれば変更は可能となっています。
しかしながら、あくまで国際線区間の話だと思われますが、搭乗日当日の便変更が可能とは明記されていません。
私がマイルを使って発券した旅程は提携航空会社特典航空券になりますが、その国内線区間についての変更について、厳密にANA国際線/提携航空会社特典航空券のルールが適用されるのか、あるいは国内線区間に限っては国内線特典航空券のルールが適用されるのかハッキリとしません。
提携航空会社特典航空券の国内線区間の当日変更を実際に試してみた
ということで、実際に空港カウンターに行って試してみました。
羽田=福岡間は1時間に1〜2便も飛ぶほどかなりの便数があるので、選択肢はかなり多く空席がある可能性はあるでしょう。
チェックインカウンターで変更が可能か聞いてみると、「変更ご希望の時間帯はございますか?」との回答。約2時間後くらいの時間帯の便を希望すると、空席があるとのこと。
ということで、何ら問題なく無事変更できましたー!
国内線区間については、チェックインカウンターで搭乗日当日に空席があれば変更可能でしたので、ANA国際線/提携航空会社特典航空券であってもその国内線区間であれば国内線特典航空券のルールが適用されるものと思います。
この時はGW真っ只中でしたので路線的に便数は多いものの空席があるか心配でしたが、地方行きのピークは過ぎているタイミングでしたので、実際に搭乗してみると機内はガラガラでした。搭乗率は30%くらい!?という感じでしたね…
ちなみにこのフライトでは快晴で機長がわざわざアナウンスするほど、とても綺麗に富士山を見ることができました♪
2018年10月28日からANAでは当日変更は不可へ
上記で、ANAでもJALでも国内線特典航空券は搭乗日当日に空港カウンターで空席があれば早い便に変更が可能ということを書きましたが、実はANAではこの当日変更が不可になることが発表されています。
ANA国内線の特典航空券は、2018年10月28日搭乗分から当日の早い便への変更ができなくなります。これはかなり不便になりますねー。
ただ、JALが2017年11月に同じことをやったもののあっさりと3ヶ月弱で方針転換して早い便への変更を可能に戻しました。ANAもJALのそういった背景を知っているはずですが、ANAも運用していくうちに戻ることがあるかもしれません。(むしろそう期待したい)
一方で、後からJALも追随して、JAL国内線の特典航空券でも当日の早めの便への変更ができなくなる可能性もあります。
両社とも不可になれば、事前に予約した便に搭乗するしかありません。
まとめ
提携航空会社特典航空券の国内線区間の当日変更について実践してみました。
変更に関するルールでは、国内線区間にも適用されるのか明確ではありませんが、実際に試してみた結果としてはANA国際線/提携航空会社特典航空券の国内線区間についての当日変更は可能であると言えるでしょう。
時間が読めない場合などは遅めの便を予約して、空港で空席があれば早い便に変更するということで、とりあえず特典航空券を発券してしまうなんてこともできますね。(もちろん満席の場合には諦めて予約した便に搭乗)
ただANAの場合ですが、国内線特典航空券で2018年10月28日搭乗分から当日の早い便への変更が不可となります。ANAもあっさりと戻すのか、あるいはJALも再び不可と追随するのかわかりませんが、この点には注意しておきましょう。