インターコンチネンタルやクラウンプラザ、ホリデイインなどを擁するホテル系列のIHG。
そのロイヤリティ・プログラムである、IHGリワーズクラブに入会してみました。
と言うのも、今度訪れる予定の仙台でホテルを探していたら、IHG会員向けにリーズナブルな料金での宿泊プランを用意していたからでした。
またANAの上級会員資格を半永久的に保持できるSFC(スーパーフライヤーズカード)保有者であれば、魅力的な特典が付いたプランも利用できるとあって、ANAのSFC保有者にはなかなか相性の良いホテルグループではないかと思います。
今回は、そのロイヤリティ・プログラム「IHGリワーズクラブ」のステータス特典やステータス取得条件、SFC保有者が受けられる特典についてもまとめてご紹介します。
IHGとは?
IHGは「インターコンチネンタルホテルグループ」の略で、以下のような12のファミリーブランドを擁しているイギリスに本拠地を置く巨大ホテルグループで、世界約100ヶ国において5,000以上のホテルを運営しています。
- インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ
- キンプトン ホテルズ&レストランズ
- HUALUXE®(華邑)ホテルズ&リゾーツ
- クラウンプラザ ホテルズ&リゾーツ
- ホテル インディゴ
- EVEN®ホテルズ
- ホリデイ・イン ホテル
- ホリデイ・イン エクスプレス ホテル
- 假日度假酒店®
- ホリデイ・イン クラブバケーションズ
- ステイブリッジ スイーツ
- キャンドルウッド スイーツ
IHGリワーズクラブ会員特典
IHGリワーズクラブに無料で入会すると、まずはクラブ会員になります。
そこから、1暦年における宿泊数や獲得ポイント数に応じて、
- ゴールドエリート
- プラチナエリート
- スパイアエリート
というエリート会員ステータスがあります。
それぞれの会員ステータスで得られる特典をまとめてみました。
特典 \ 会員 | クラブ | ゴールドエリート | プラチナエリート | スパイアエリート |
---|---|---|---|---|
獲得条件 | 無料 | 10泊 or 10,000pt | 40泊 or 40,000pt | 75泊 or 75,000pt |
ポイント有効期限 | 12ヶ月 | なし | なし | なし |
無料Wi-Fi | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
会員専用デスク | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
YOUR RATE(会員専用料金) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
レイトチェックアウト | × | ◯ | ◯ | ◯ |
プライオリティチェックイン | × | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーナスポイント | × | 10% | 50% | 100% |
部屋アップグレード | × | × | ◯ | ◯ |
エリート繰り越し宿泊 | × | × | ◯ | ◯ |
客室保証(72時間前までの予約) | × | × | ◯ | ◯ |
特別選択式特典 | × | × | × | ◯ |
ハーツGoldプラス・リワーズ Five Starへアップグレード | × | × | × | ◯ |
上級会員ステータス獲得に必要な条件
エリート会員資格を獲得するためには、1年間(1〜12月)で「宿泊数」または「ポイント数」の条件を満たす必要があります。
- ゴールドエリート:10泊 or 10,000pt
- プラチナエリート:40泊 or 40,000pt
- スパイアエリート:75泊 or 75,000pt
なお、エリート会員資格の期間は「資格達成した日からその翌年の年末(12月31日)まで」となっています。
1月1日からスタートダッシュを切って会員資格に到達すれば、それだけ長く会員資格が有効であるということですね。
条件である「宿泊数」については、エリート会員資格「加算対象の宿泊」である必要はありますが、公式サイトからの予約であれば通常は問題ないようです(公式サイト以外のホテル予約サイトからの予約は加算対象外です)。
また、無料宿泊特典による宿泊も加算対象になっています。ですので、ポイントを大量に保有している方は、そのポイントを無料宿泊特典で利用して条件の宿泊数を稼ぐことが可能です。
ただし「宿泊数」と「ポイント数」では、「ポイント数」の方が条件を達成しやすいです。詳しくは後述。
「エリート繰り越し宿泊」とは?
上記表の中で、「エリート繰り越し宿泊」というあまり聞き慣れない特典が出てきました。
これは、プラチナ・スパイア会員のみが対象ですが、1暦年の末日までにエリート対象宿泊の実績がプラチナエリート会員が40泊を超えた場合、あるいはスパイアエリート会員が75泊を超えた場合は、その超過分の宿泊数は、翌暦年のエリートステータス継続に向けて有効な宿泊実績としてカウントされる、というもの。
この宿泊数の繰り越しは1暦年のみ有効となっています。
宿泊実績で条件達成するのはなかなかハードルが高いと思いますが、それでも超えた分は翌年に繰り越しできるのは、毎年かなりの宿泊を行う人にとっては嬉しい特典でしょうね。
レイトチェックアウト(ゴールドエリート以上)
ゴールドエリート会員からは「レイトチェックアウト」の利用が可能になります。
例えば、通常ではAM12時までのチェックアウトを、午後2時までチェックアウト時間を無料で延長してくれるといった特典です。
チェックアウトして空港に行く場合、空港に行くまでの時間を室内でゆっくり過ごしたり、南国であれば朝食後にプールに入って時間を過ごすなど、慌てずゆったり過ごしたりできます。
ただしこの特典は必ず応じてくれるという保証があるわけではなく、その日の空室状況次第で可能だったり断られたりします。
チェックインする際に、レイトチェックアウトが可能かフロントの方に確認してみましょう。
部屋のアップグレード(プラチナエリート以上)
プラチナエリート会員からは、部屋のアップグレードが期待できるようになります。
ただしこれも空室状況次第で、保証された特典ではありません。
空室があればチェックイン時に「◯◯にアップグレードさせていただきましたm(_ _)m」と言われたりします。
この特典が受けられると、けっこうテンション上がるのではないでしょうか!?私はけっこう上がります。笑
利用規約を確認してみると、以下のように定められています。
プラチナおよびスパイアエリート会員は、ホテルの判断により、上層階の客室、角部屋、改装したばかりの客室、眺望の良い部屋などへ無料のアップグレードを受けることができます。。アップグレードは、チェックイン時に空室状況に応じて提供され、会員本人が滞在する客室にのみ適用されます。ホテルは、会員をスイートルームや特別室にアップグレードするよう義務づけられておりません。また無料宿泊特典を利用して予約された客室は、アップグレードの特典は適用されません。
ポイントとしてまとめると、
- 上層階の客室、角部屋、改装したばかりの客室、眺望の良い部屋などへ無料のアップグレード(ホテル判断)
- 会員本人が滞在する客室にのみ適用
- スイートルームや特別室へのアップグレードは義務付けられていない
- 無料宿泊特典による宿泊時は、アップグレードは適用されない
といったところです。
特別選択式特典(スパイアエリートのみ)
これはなかなか聞き慣れない特典ですよね。
この特別選択式特典は、スパイアエリート会員を獲得・更新した際に、
- 25,000ptのボーナスポイントを獲得
- 家族、友人へのプラチナエリートステータスプレゼント
上記いずれかを選択して特典を受けられるという制度です。
プラチナエリート会員になるためには「40泊 or 40,000pt」もの条件を満たさなければならないのに、そのステータスをプレゼントしちゃうというなんとも気前の良い特典。笑
スパイアエリート資格を獲得するほどの人であればある程度の所得層でしょうから、その周りの友人関係にも同程度の人がいる可能性が高く、このステータスをプレゼントして実際に利用してもらって良さを実感してもらい、最終的にその友人にもIHGリワーズクラブに入会してもらうためのプロモーションなのかも知れませんね。
ポイントの有効期限に注意!
ポイントの有効期限には注意が必要で、利用規約には以下のように記載されています。
ポイントには有効期限はありませんが、アカウントが12ヶ月間以上利用されていない場合、そのアカウントのポイントは失効します。ただし、12ヶ月の間に最低一度ポイントの獲得あるいは引き換えが行われた場合は、そのアカウントのポイントは維持されます。12ヶ月以上の間、一度も利用のないアカウントのポイントは全て失効し、アカウントから削除されることとなるためポイントを商品と引き換えることもできません。現エリート会員のアカウントのポイントには有効期限はありません。ただし、アカウントがエリートレベルからクラブレベルに変更された場合、12ヶ月以上の間に一度もポイントの獲得あるいは引き換えが行われていなければ、そのアカウントのポイントは失効します。
エリート会員のポイントには有効期限がないのですが、クラブ会員(平会員)の場合には、12ヶ月間の間にポイントの獲得/利用がないとポイントが失効してしまします。
また、エリート会員条件を満たせずエリート会員からクラブ会員に変更された場合も同様に、その日から12ヶ月が基準となり、その期間中にポイントの獲得/利用がないとポイントが失効することになります。
クラブ会員の方は、ポイントの有効期限に注意しましょう。
エリート会員資格獲得条件の「ポイント数」は「ボーナスポイント・パッケージ」で稼ぐのがお得
通常の滞在でエリート会員を目指すのはハードルが高い
ここでもう一度、エリート会員資格の獲得条件を確認しておきます。
- ゴールドエリート:10泊 or 10,000pt
- プラチナエリート:40泊 or 40,000pt
- スパイアエリート:75泊 or 75,000pt
宿泊数またはポイントのいずれかを満たせば良いのですが、この条件を見ると1泊あたり1,000pt相当と見ているようですので、1泊につき1,000pt以上獲得できるのであれば、宿泊数よりもポイントで条件を満たした方が効率が良さそうです。
ポイントがエリート資格にカウントされるためには「エリート資格対象のポイント」である必要があります。その対象となるポイントは、
- ホテル滞在で支払われた加算対象料金1米ドルにつき10ポイント
- ボーナスポイントパッケージ
があります(日本の場合)。
「加算対象料金」には、基本的に、室料や部屋付けにされた飲食代、電話代、ランドリー、客室内映画利用料が含まれます(税金・サービス料除く)。
基本は、この滞在によるポイント(1米ドルにつき10ポイントで、ステータスに関係なく同一)ですが、エリート資格保有時に得られる「ボーナスポイント(10~100%)」は「エリート資格の加算対象外」となるので注意が必要。
例えばゴールドエリート資格でも10,000ptが必要なので、その取得に必要な額は
10,000pt × (1USD / 10pt) = 1,000USD(約11万円)
となります。
プラチナエリートであれば50万円近くにも達するので、それだけあればSFC修行ができちゃいますね…汗
スパイアエリートであれば、SFC&JGCのダブルホルダーを目指せるといったところでしょうか。正直ハードルが高すぎますね…
ボーナスポイント・パッケージでポイントを大きく稼ぐ
ですので、通常の宿泊によるポイントでエリート会員を目指すのはなかなか大変なのですが、ポイントを大きく貯めることができる「ボーナスポイント・パッケージ」を活用すると、そのハードルを下げることができます。
この「ボーナスポイント・パッケージ」によるポイントは、「エリート資格加算対象」となっています。
ボーナスポイント・パッケージとは、追加料金を払うことでボーナスポイントを上乗せしてくれる料金プランのことです。
例えば「ANAホリディ・イン仙台」では、スタンダードルームの一泊料金(事前割引料金プラン)は
といったプランがありますが、同じ部屋でボーナスポイント・パッケージプランだと、
といったプランになります。
これだけ見ると、1,000ptのボーナスポイントのために+2,470円払うように見えますが、ボーナスポイント・パッケージプランは以下のような「ベストフレックス(ベストフレキシブル)料金」に付加されるものなので、
実際にはこのプランに+475円(500円の5%off←会員割引適用)で1,000pt獲得できるプランとして設定されています。
ベストフレックス料金では、キャンセル可能だったりデポジットも不要だったりと、プラン自体が事前購入プランよりも優遇されています。
さて、この例における合計獲得ポイント数とそのポイント単価(1pt獲得するのに必要な費用)を計算してみると以下のようになります。
プラン | 室料 | ベースポイント | ボーナスポイント | 合計 | ポイント単価 |
---|---|---|---|---|---|
事前購入 | ¥6,080 | 553 | 0 | 553 | 11.0 |
ベストフレックス | ¥8,075 | 734 | 0 | 734 | 11.0 |
ボーナスポイント・パッケージ | ¥8,550 | 777 | 1,000 | 1,777 | 4.81 |
※ベースポイントは1USD=110円として計算
事前購入とベストフレックスはベースポイントのみですので、1USDあたり10ptのみとなり、単価は11円/ptとなります(1USD=110円)。
一方のボーナスポイントパッケージでは合計1,777pt獲得でき、その単価は4.81円にまで下がります。
上ではゴールドエリート資格獲得でも約11万円必要と試算していましたが(ベースポイントのみでポイント獲得する場合)、仮にこの単価で宿泊実績を積めれば約4.8万円で済み、半分以下にまでその費用を下げることができますね。
当然ながら条件達成までの宿泊回数も少なくできますし、仕事なんかで宿泊するわけでもない人にとっては、このボーナスポイント・パッケージプランで少ない回数&費用で実績を積んでいくのがベターな方法だと思います。
ただし、どのようなボーナスポイント・パッケージプランが設定されているかはホテルによって異なります。
ここで例にあげた「ANAホリディ・イン仙台」では「1泊あたり1,000pt」というプランでしたが、他のホテルには「1滞在につき5,000pt」といったプランもあったり様々なパターンがあります。
ANAのSFC保有者にはメリットが多い!
IHGとANAは事業提携しており(IHG・ANA・ホテルズグループジャパンとして運営されている)、ANAでマイレージクラブ会員になっていたりプレミアムメンバー(ブロンズは除く)になっていると、そのホテル利用時に様々な特典を受けることができます。
ANAゴールド・プラチナカード | プラチナ | ダイヤモンド | SFC | |
---|---|---|---|---|
宿泊料金 (ベストフレキシブル料金から) |
5%割引 | 5%割引 | 10%割引 | 10%割引 |
レストラン・バー利用 | グルメマイル | 5~10%割引 | 5~10%割引 | 5~10%割引 |
朝食無料サービス (会員本人のみ) |
◯ | × | × | ◯ |
ウェルカムドリンク無料サービス (会員本人のみ) |
◯ | × | × |
◯ |
こうしてみると、SFCはダイヤモンドより、朝食無料とウェルカムドリンクの点で優遇されているんですよね。なんか意外…
SFC保有者であれば、IHG ANAホテルを利用する際にはメリットが大きいと言えますね。
IHGは日本国内にホテル数が多いのが魅力
陸マイラーで人気のホテルと言えば、SPGとヒルトンがあげられると思います。
私もご多分に漏れず、なんちゃって会員ではありますがそれぞれのゴールド会員資格を保有しています。
提携クレジットカードを保有しているだけでそれぞれの会員プログラムの上級会員になれるので、その点も人気の理由の1つでしょうか。
一方のIHGでは、そのような提携クレジットカードはなく、基本的には毎年実績を積み上げてステータス獲得を目指すことになるので、その点ではなかなかハードルが高いと言えますね。
とは言え、日本国内において、SPGやヒルトンではホテル数が少ない点があげられます。
ヒルトングループホテルは,北海道・東京・千葉・神奈川・愛知・大阪・福岡・沖縄の8都道府県に計14あります。
SPGでは、北海道・宮城・東京・千葉・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・宮崎・沖縄の12都道府県に計21のホテルがあります(22番目のホテルは間もなくオープン予定)。
一方IHGは、21都道府県に計29のホテルがあり、これら3ホテルグループの中ではもっともホテル数が多くなっています。
※米子全日空ホテル→「ANAクラウンプラザホテル米子」として2017年10月にリブランドオープン
※札幌全日空ホテル→「ANAクラウンプラザホテル札幌」として2017年12月にリブランドオープン
※「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」2019年開業予定
また、IHGはSPGやヒルトン系のホテルに比べて、比較的価格が安いこともあるので利用しやすい事も魅力の一つですね(インターコンチネンタルを除けば、という感じですね)。
SPGやヒルトン系列が存在しない都市での宿泊や予算的に織り合わない場合には、IHG系列のホテルが選択肢になるのではないでしょうか。
IHGのエリート会員資格獲得はそれなりにハードルがありますので、年に数回程度の国内旅行であれば、SFCステータスを上手く活用してお得な特典を受けるくらいの利用が、個人的にはちょうどマッチするかなと思っています。
IHGリワーズクラブで開催中のキャンペーン
入会後90日以内の初回滞在で10,000ptプレゼント!
IHGリワーズクラブに無料会員登録して4日後に、このようなメールが送られてきました。
内容としては、「入会してから90日以内に予約&滞在すると10,000ptプレゼントします」というもの。
冒頭でも書きましたが、私は仙台に行った際に宿泊する予定ですので、それでこの特典は程なく獲得できるかなと思っています。
もしIHG系列のホテルを初めて利用する予定がある場合には、すぐに会員になるのではなく、その宿泊予定時期が90日以内に収まるタイミングで入会すると、同一のキャンペーンでボーナスポイントを獲得出来ると思います。
ただし、このキャンペーンがいつまで開催されているのか分かりかねますので、終了していた場合はご了承ください。
3滞在で最大40,000pt獲得!(2017年12月31日まで)
2017年4月1日~12月31日までの期間中、3回の滞在で最大40,000pt獲得出来るキャンペーンが開催されています。
キャンペーン登録でまずは1,000pt、そして3回の滞在までに合計30,000ptを獲得でき、全3回の滞在が完了するとさらに10,000ptが追加され、合計40,000ptを獲得できるという内容です。
これら2つのキャンペーンで獲得できれば、合計50,000ptを獲得できることになります。
無料宿泊特典に交換可能なポイント数(日本国内)
キャンペーンで大量ポイントを獲得できるチャンスがあることが分かりましたが、そのポイントでどういったホテルに無料宿泊できるのか一覧にまとめてみました。
ブランド | ホテル | 無料宿泊必要ポイント |
---|---|---|
インターコンチネンタル | ANA東京 | 50,000 |
東京ベイ | ||
横浜グランド | ||
ストリングス | 55,000 | |
大阪 | 60,000 | |
石垣リゾート | ||
万座ビーチリゾート | 70,000 | |
ANAクラウンプラザ | 釧路 | 20,000 |
稚内 | ||
新潟 | ||
成田 | ||
岡山 | ||
米子 | ||
宇部 | ||
熊本ニュースカイ | ||
長崎グラバーヒル | ||
千歳 | 25,000 | |
富山 | ||
グランコート名古屋 | ||
沖縄ハーバービュー | ||
金沢 | 30,000 | |
大阪 | ||
京都 | ||
広島 | ||
神戸 | 35,000 | |
福岡 | ||
札幌 | 40,000 | |
ANAホリディ・イン | 仙台 | 15,000 |
金沢スカイ | ||
札幌すすきの | 20,000 | |
宮崎(リゾート) | ||
大阪難波 | 40,000 | |
全日空ホテル | 松山 | 20,000 |
50,000ptあれば、ANA東京、東京ベイ、横浜グランドのインターコンチネンタルに1泊できることがわかりますね。
そして、クラウンプラザとかホリディ・イン、全日空ホテルでは1泊50,000ptも必要ありませんので、ホテルによっては複数回無料宿泊できたりしますね。
ベースポイントを貯めてもしょうがない場合はマイルへ交換設定
私の場合ですが、上記キャンペーンでおそらく50,000ptは無事獲得できる見込みは立っており、それを無料宿泊特典で使うか航空会社のマイルに交換するかはあとで判断したいと思っています。
50,000ptは、ほとんどの航空会社のマイレージにちょうど10,000マイルに交換できるので(交換単位は10,000ptで2,000マイルに交換可能)、これはこれで魅力的だなーと。ANAでもユナイテッドでもブリティッシュエアウェイズ(BA)でも同様です。
その一方で、私としてはIHGのエリート会員取得を目指そうとは思っておらず、ベースポイント(1USDで10pt)を貯めてもクラブ会員ですので12ヶ月経てばそのポイントは失効してしまいます。
クレジットカード決済で1ptでも加算できたりすればまだ良いのでしょうけどそういう仕組みもないので、何回かの滞在で獲得するであろうポイントは交換単位の10,000ptにも満たず、半端な状態でおそらく失効する可能性が高いと想像しています。
ですので、ここは割り切って、ポイント獲得方法として、IHGリワーズクラブポイントの積算ではなく、航空会社マイレージプログラムへの積算を選択しようと思います。
上のような設定画面でマイレージプログラムを選択して設定すれば、IHGリワーズクラブポイントではなく、指定したマイレージプログラムのマイルが加算されます。
マイルであれば失効させることなく利用できますので、私にはこちらのほうが合っていると思います。
そして、ANAの提携ホテルにIHGがありますので、IHGホテル滞在によってANAからもマイルがプレゼントされます(公式サイトからの予約の場合)。
「米子全日空ホテル」「松山全日空ホテル」は1滞在につき300マイルですが、それ以外のホテルでは1滞在で500マイルを獲得できます。
マイル積算方法についてはANAの説明ページをお読みください。
まとめ
IHGリワーズクラブ会員特典について詳しくまとめてみました。
また、IHGとANAの提携関係により、特にANAのSFC資格を保有している方は大きな特典を受けられる仕組みがあります。
日本国内で見るとSPG系列やヒルトン系列のホテルよりも数が多く、またより多くの都市に展開していますので、SPGやヒルトンがない都市での宿泊や、比較的料金の高いSPGやヒルトンで予算が厳しい場合などにIHGを選択するのも1つの考え方かなと思います。
ただSPGやヒルトンと異なるのは、提携クレジットカードによるステータス付与という制度がないので、IHGのエリート資格を維持するには基本的には毎年条件を満たす必要があります。
IHGのエリート資格を持っていなくてもSFC保有であればそれなりに特典を受けられるので、年に数回程度の国内旅行であれば、それで十分なように個人的には思っています。
「IHGリワーズクラブ」とは別に存在する、インターコンチネンタル専用のロイヤリティ・プログラム「インターコンチネンタル アンバサダー」の特典などについては、もし今後インターコンチネンタルを利用する機会があればそれについてもまとめてみたいと思います。