2024年1月1日からマレーシア入国に際して、MDAC(マレーシア・デジタル・アライバル・カード)の登録が義務付けられました。
これを知らずにマレーシアに到着した私はいろいろと手間と時間がかかってしまいましたので、これからマレーシアに入国する方はぜひお気をつけください。
MDACとは?
「MDAC」とは「Malaysia Digital Arrival Card(マレーシア・デジタル・アライバル・カード)」の略で、デジタル版の入国カードということですね。
マレーシアは過去にハードコピー(紙)の入国カードの提出が必要でしたが、2012年6月にこれが廃止され、これ以降はパスポートだけで入国ができていました。
デジタル化されてはいるものの、似たような入国手続きが再開したことになります。
MDACの提出が不要な人は?
MDACの記入義務が免除されるのは以下に該当する場合です。
- シンガポール国民
- 外交・公用旅券保持者
- 永住権、長期滞在パス保持者
- ブルネイ身分証保持者
- マレーシア・ブルネイ間定期通行証保持者
- タイ国境通行証保持者
- インドネシア国境通行証保持者
ということで、MM2Hなどの長期滞在者ではなく、普通の短期旅行者はこのMDACの提出が必要となります。
いつから・どのように提出するのか?
MDACの記入はマレーシア到着の3日前から可能とのこと。
入国管理局の専用ウェブサイト外部サイト(以下URL)にて、氏名、生年月日、パスポート番号と有効期限、メールアドレス、電話番号、入国・出国予定日などを入力します。
https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
マレーシア政府観光局により、記入方法について日本語での解説ページ(PDF)が作成されています。
https://www.tourismmalaysia.or.jp/news/pdf/news_20231204.pdf
MDACの提出義務を知らなかった私はどうなったか?
私は2024年1月6日にシンガポールからマレーシアに到着したのですが、その時はこの制度のことを知りませんでした。
普通にイミグレに並びパスポートを提出したところ、
「MDAC?」
と聞かれ、
「ん?MDAC?(何それ・・?)」
と混乱状態に。。。
もちろん入国は許可されず、追い返される羽目になりました。。
よくよく見ると、イミグレの前にMDACの登録を促す看板のようなものがありました。
そして何か印刷したものを持ってたり提出している人がいるなぁとは思っていましたが、もしかしたらこのMDACの登録内容を印刷したものかもしれないなぁと思ったり。
そして思い返してみると、機内でも何か登録が必要とアナウンスされていましたが、それが自分に必要なものとは思わず、普通にスルーしていました。。
結局、イミグレ前のスペースでこのMDACの提出を済ませ、再度イミグレの列に並び無事、入国することができました。
こちらが提出後にメール通知されたもののスクリーンショットです。
日本語での記入方法解説ページには、印刷して持っていくことは必須ではないと記載されていますが、私はイミグレで見せろと言われましたので、心配な方はスクリーンショットを保存しておいたり、紙に印刷して持っていくと安心かもしれません。(PDFのダウンロード方法も記載されています)
私はその場で提出したのでもちろん印刷はできないのでこのメールを見せましたが、SIMカードなどをまだ準備してなくて通信環境が無い場合には事前に提出していたとしてもそのようなことはできませんので、そういう意味でもスクリーンショットや紙に印刷して持っていくと安心かもしれないですね。
(私は試していませんが、空港には無料WiFiがあるようです)
まとめ
2024年1月1日より、マレーシア入国に際して、MDAC(マレーシア・デジタル・アライバル・カード)の登録が義務付けられました。
普通の短期旅行者は提出が必要ですので、忘れずに行うようにしてください。
詳細はJETROのページにも記載があります。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/12/1f2bde2a7d9c6034.html