福岡から羽田行きのフライトはドル箱路線なので、運賃は割高な印象です。来年2017年SFC修行で福岡発羽田行きのフライトを既に予約しているのですが、「もしかして成田便にしたら安い・・?」と思い立ち調べたところ、かなり使えそうだということがわかりましたので、ご紹介します。
地方在住者は観光オフシーズン路線と国際線乗り継ぎを活用すべし
福岡=羽田間は飛行距離の割に運賃が高い
福岡に住むようになって改めて思ったのは、福岡=羽田間の運賃はかなり高いなぁということです。この区間を新幹線で移動する人は少ないでしょうし新幹線よりは安いのですが、他の国内路線と比較してみると、どうしても高い印象を持ってしまいます。
例えば、福岡と羽田間、福岡と沖縄(那覇)間の区間基本マイレージは以下のようになります。
- 福岡=羽田間:567マイル
- 福岡=那覇間:537マイル
実は、たった30マイルしか違いがありません。30マイルなんて、東京駅から横浜駅の数駅先ぐらいまでの距離です。
それなのに、運賃は以下のようにかなり違いがあります(運賃は2017年2月3日(金)で比較)。
福岡発羽田行の運賃
最も安い旅割75で「12,890円」です。
福岡発那覇行の運賃
最も安い旅割75だと「8,000円」です。
福岡発羽田行き便と那覇行き便のPP単価を計算
その差、「4,890円」です。
旅割で普通席に搭乗した場合のPP単価を計算してみると、
- 福岡=羽田間:12,890円÷850PP=15.16
- 福岡=那覇間:8,000円÷805PP=9.94
となります。修行僧的にはこうした表記のほうが判断しやすいはず(苦笑)
福岡=羽田便に乗ると、いつもスーツを着たビジネスマンがかなりの人数乗っています。それだけ安定した需要があるのでしょうから、価格も1年通して大きく上下することもなく、比較的高い値段を付けているのでしょう。
一方の沖縄は、2月なんかは完全なオフシーズンで海で遊べるわけでもなく、需要は少ないのでその分価格も抑えて販売されていますね。
地方在住者のSFC修行向け戦略
ということで、SFC修行の観点から言えば、まずは「観光オフシーズン路線が狙い目」ということが言えますね。
しかしながら、お住いの地域によっては「沖縄行きなんて飛んでないし、東京か大阪行きしかほとんどないよ・・」ということもあるでしょう。ANA、JAL以外にも航空会社が就航して競合している路線なら価格も比較的抑えられるのですが、ほとんど競合していない場合には、片道数万円もするかなり高い金額で航空券を買わなければならないことになります。
SFC修行を目的にするなら、こういう路線は”国際線乗り継ぎの国内区間”にしてしまうのが得策ですね。
東京や大阪などから海外へ向かう便に搭乗する際に、地方空港と国際線発着空港との間は片道5,000円〜5,500円で付けることができ、その国内区間の獲得PPは、積算率100%、搭乗ポイント無しで計算されます。
金額が変わらずに積算率100%ですのでなるべく飛行距離の長い路線を国内区間として付けるのがお得ということになりますよね。ですので、国際線でSFC修行する際にわざわざ那覇まで行って、そこから旅程を開始する人が多いわけです。
地方在住者で那覇に行けるのであればそこから旅程を開始すればPP単価的にかなり良い修行ルートになるのですが、那覇に行けないのであれば地元の空港から旅程を開始するように航空券を購入したり旅作などでツアーを組んだりすれば良いですね。
そうすることで不利な地域にお住いの方でも、ある程度は効率的なSFC修行ルートを組めると思います。
なぜ羽田発に搭乗予定なのに成田行き便を選ぶのか?
記事の冒頭にも書きましたが、来年2017年に始めるSFC修行で、翌朝8:30羽田発のフライト(エアチャイナ便)があり、福岡在住の私としては羽田近郊で前泊する必要があります。
既にそのための福岡→羽田便は購入しているのですが、PP単価が18.8とかなり悪く「まぁ仕方ないよなぁ・・」と思っていたのですが、「どうせ前泊だし時間はあるのだから、もしかしたら成田便にしたら安いかも・・?」と調べたのがきっかけでした。
この記事では、本当はこのことについて書きたかったのですが、気付いたらだいぶ前置きが長くなってしまいました。。(苦笑)
”成田オフシーズン”の成田便は安かった
上記で見たように、やはりドル箱路線である羽田路線は常に高くSFC修行的にはあまり向いていません。しかしながら、予定している来年2月3日は、福岡=成田便はオフシーズンにあたるのか、非常に安い価格で販売されています。
個人的な解釈(印象)なのですが、成田便でのオフシーズンとは連休などが無い通常期のスケジュールのことで、海外旅行客が少ないこういった日程では、比較的空いていて安くなる(=利用者が少ないので競合せず結果的に安い航空券を購入しやすい)という意味です(勝手に”成田オフシーズン”と呼んでいます)。
実際のところ、福岡発成田行きは現時点では、2017年2月3日はこのような価格で販売されています。
旅割75では「7,240円」で販売されています。上で見た羽田便と比較すると時間帯によっては半額以下の値段です。
同日のLCCも含めた運賃比較をしてみるとこうなります。
最安なのはピーチの5,270円ですが、手荷物や座席指定、クレジットカード支払手数料などオプション料金が取られるので、おそらくJALやANAと実際はほとんど価格差はないでしょうね。
そして、3月の三連休も東京から福岡に戻るフライトがあるのですが、同様に調べてみたら成田便の運賃は高く、むしろ羽田便より高くなってしまっていました。このあたりが”成田オフシーズン”とそうではない日程なのかなと思っています。
PP単価5円台!プレミアムクラスがさらに狙い目
これだけ安いと、プレミアムクラスもそれほど高くはない金額で販売されることが多いです。
ということで・・と調べようとしましたが2ヶ月先までしかプレミアムクラスは検索できないので、同じような日程である2016年12月2日前後の福岡発成田行きのプレミアムクラス運賃を調べてみました。
なんと、「10,840円」で販売されています。PP単価を計算してみると、
10,840円÷1,817PP=5.97
となりました。なんと、ギリギリではありますがPP単価5円台です!これだけ安いのであれば、普通に福岡=成田間をプレミアムクラスで往復したくなってきます。美味しいご飯付きですし。。(笑)
地方空港と成田空港を結ぶ国内路線一覧
地方空港と言っても、すべての国内空港から成田空港に国内線が就航しているわけではありません。ある程度、国際線需要のある以下の地方空港とだけ就航しています。
- 札幌(千歳)
- 新潟
- 小松
- 名古屋(中部)
- 沖縄(那覇)
- 仙台
- 大阪(伊丹)
- 福岡
- 広島
このような空港を利用できるのであれば、私の例のような翌日にANA以外の航空会社のフライトに搭乗といったように、片道だけ予約したい場合には羽田便ではなく成田便を検討してみるのも、PP単価的にスケジュール次第ではアリだと思います。
私のケースは来年2月のことなので、まだプレミアムクラス席は販売されておらず購入はできないのですが、ひとまず羽田便はキャンセルして成田便を新たに購入しておいて、プレミアムクラス販売時に改めてそちらを狙いたいと思います。
まとめ
地方在住者のSFC修行戦略についてご紹介しました。
国際線乗り継ぎの国内区間はいろいろなところで紹介されているので、ご存知の方も多いと思います。
そして、観光オフシーズンの羽田=那覇便なんかも効率的なPP単価を叩き出すのです修行されている方も多いのでが、地方在住者が”成田オフシーズン”の成田便をあえて狙うことで、効率的なPP単価で搭乗できることがあるということをぜひ知っておいて欲しいと思います。
成田便は便数が少ないのですがフライトのスケジュールが合うのであれば、検討してみる価値アリです!