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【ANA】A320neoに初めて乗ってみた|名古屋-成田 NH338便搭乗レポート

2016年12月26日に、ANA(全日空)の国内線羽田発関空行きANA95便でA320neoが初就航しました。

その初就航から約1年半弱経ちましたが、ようやくそのA320neoに名古屋発成田行きで搭乗する機会があったので、そのフライトの様子をご紹介したいと思います。

A320neoとは?

A320neoは、エアバス社が開発し2014年に初飛行を果たし、2016年に営業運航を開始した最新鋭機材で、日本ではANAが初めて受注しています。

燃費効率は現行A320に比較してエンジンの高性能低燃費化、翼端をウィングレットにして15%改善したことで、航続性能は約7%長くなっているとのこと。

ちなみに、A320neoの「neo」とは「New Engine Option」の略で、従来型のA320はneoと区別してA320ceo(Current Engine Option)と呼ばれることもあります。

ANA A320ceoとANA320neoの違い

A320neoのキャビンは全146席の2クラス仕様で、プレミアム/ビジネスクラス2列8席、普通席は23列138席となっています。

同じA320でも、他社のA320では2クラス158席の設定だったりするので、ANAのneoは2列ほど少ない仕様で足元は広くなっています。

また、後方左側トイレは、車いすでの利用に配慮したトイレを装備されています。

小型機なのに大型機並みの装備を持つ

これは、ANAがこの機材の導入にあたりプロモーションでしきりに使っていたワードでして、それが随所にあらわれている機材になっています。

それでは、ANA338便(名古屋発成田行き)の搭乗レポートを書いていきたいと思います。

ANA338便搭乗開始

今回のフライトは、名古屋を7:40に出発するという便。めちゃくちゃ朝早いですよ、私にとっては… 空港も近いとは言えないので余計に早起きしなければならないですし…

頑張って早起きして電車で空港に向かいましたが、カレンダー上では平日ではありましたがGWということでしょう、電車内も空港内もかなり混雑していましたね。

私は初セントレア空港の利用だったんですが、専用保安検査場やラウンジというのがなく共用しかないので、けっこう待ち時間あったりラウンジ内の席も十分ではなく、こういう混雑時期こそSFC特典の恩恵にあずかりたかったですね…

空港内の照明が反射して写ってしまっていますが、駐機場の様子。

国内線側ゲートですが、名古屋からの国内線はやはり少し小さ目の機材を使っている感じですね。

セントレアは海の上に浮かぶ空港ですので、遠くには何も見えず開放的な感じに見えますね。

ラウンジからゲートに向かうとすでに搭乗開始していたので、早速機内へと乗り込みたいと思います。

今回の座席は「6K」で、普通席の前から2列目の右窓側の席にしました。

CAさんの右肩あたりにWiFiのマークがあるように、この機材では「ANA WiFi Service」でも「ANA WiFi Service2」が利用可能です。

これは国際線運行時には離着陸時を除き全ての空域で利用できるので、不通になる時間帯もなくより利便性の高いサービスが提供されます。

色鮮やかなブルーシート&10インチモニター

まず搭乗して最初に思ったのは「色鮮やかなシートだな」ということ。

この機材がどれくらい利用されたのかは分かりませんが、多少シートに汚れはありますが青の発色がきれいなシートですねー。

シート自体は沈みすぎず、硬すぎず、なかなか座り心地の良く感じました。

また、ヘッドレストは上下に動くので、自分のちょうど良い位置に合わせて調節できることも良かったですね。

やはり目を引くのは、大きなパーソナルモニターがついていることですね。

エコノミークラスで10インチ、プレミアム/ビジネスクラスだと12インチの大型かつ高画質なパーソナルモニターを搭載しています。

また、座席下にはコンセントが、モニター前にはUSB充電ポートが用意されているので、携帯電話やパソコンの充電をすることも可能。

モニター下にはリモコンがあってここに必要な操作類がすべて揃っているし、もちろんリモコンを引っ張り出すこともできるので、楽にいろいろなことが行なえますね。

騒音が削減され飛行中も静かな機内

間もなくタキシングが始まるところ。

モニターが大きいことは先ほども触れましたが、実際に映像を見てみるとかなり綺麗なディスプレイです。

機内の照明が写り込んで分かりにくいかも知れませんが、とてもクリアに見えるモニターでしたね。

ちなみにこのモニターは、タッチパネル式になっています。

また、従来のモニターよりデザイン性が向上して、さらにシステムの操作言語が5ヶ国語 (日本語、英語、中国語:繁体字&簡体字、韓国語)に対応しています。

もう一つ「カメラモード」というのがあって、タキシング中の前方の景色とかも見ることができます。

それから、離陸して思ったことは、機内がとても静かだったということですね。

A320neoはA320ceoよりも50%の騒音軽減があるということで、A320の独特なキーンという音がかなり少なくなり、とても居心地が良くなったと感じました。

名古屋から成田まではだいぶ近いですので、実際のフライト時間は1時間もなく無事着陸となりました。

まとめ

今回は、ANAのA320neoを使用している名古屋-成田便に実際に搭乗して、新しい装備や座席を体験することができました。

国内線のフライトで「大型機並みの装備」をもつというANAのA320neoは、確かに他の国内線機材よりも快適にフライトを楽しむことができました。

ちなみに国内線では機材名は「32P」と表示されるので、時間や都合が合えばあえてその時間帯を狙ってみると、今までとはまた少し違った快適な旅になると思いますので、そういった機会があればぜひお試し頂ければと思います。

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