マイレージトラベル

ANAマイル貯め方決定版!これを見れば理解できるその仕組み

マイルを効率良く貯める仕組み

これを見れば非常にシンプルな、大量のANAマイルの貯め方を理解できます。

まずは固定概念を壊しましょう

「固定概念?マイルの貯め方じゃないの?」

そう思われた方、申し訳ありません。

何を隠そう私自身がそうだったのですが、固定概念があると実はマイルは貯まらないんです…

その固定概念とは、

です。

大量にマイルを貯めようと思う場合、この固定概念があると現実としてあまりマイルは貯まりません。実際に獲得できるマイルをシミュレーションしてみるとよくわかります。

飛行機に乗ってマイルを貯める場合

「海外によく行く人ならマイルなんて簡単に貯まるんじゃないの?」

私もそんなイメージを持っていましたが、実際はそれほど貯まりません。

 

東京(成田)からニューヨークにエコノミークラスで行く場合(ANAカード一般で予約クラスS)

価格重視にしたので往復で143,660円ですが、貯まるマイルは片道3,704マイル、往復で7,408マイルほどです。

仮に、10万マイル貯めようとしたら、約14往復必要で同じ価格だとしてかかる費用は200万円を超えてきますね。

さすがに毎月エコノミーでニューヨークまで長時間フライトしたくはないでしょうし、毎月行く人は仕事でしょうからビジネスクラスにしてみましょう。

 

東京(成田)からニューヨークにビジネスクラスで行く場合(ANAカードゴールドで予約クラスD)

長時間乗っても身体に優しいビジネスクラス。獲得できるマイルも格段に増え、片道10,526、往復21,052マイルとなります。しかし費用も高いですね、往復826,660円です。

こちらも10万マイル獲得するためには、約5回の往復が必要で費用はなんと400万円を超えてきます。よく言われるサラリーマンの年収と変わらなくなってきました。

ということは、年に1,2回海外旅行に行く程度では、数千マイルから良くて数万マイルが限界ということになります。

国内線でもシミュレーションしてみましょう。

 

東京(羽田)から大阪・伊丹に旅割75で行く場合(ANAカード一般で運賃7)

安く行こうと思って、旅割75を予約してみたとします。昼間の安い時間で片道9,190円ですが、マイルは片道231、往復で462マイルにしかなりません。10万マイル獲得のためには、約217回の往復で約400万円にもなってしまいます。

この例はちょっと極端だったかも知れませんが、国内線でもなかなかフライトによってマイルを貯めることは難しいのです。

飛行機に乗ってマイルを貯めるというのは、これほどまでに貯まらないものですし、なにより時間とかなりの費用がかかります。

(※これから始めようとする人の多くはプレミアムメンバーではないでしょうから、ステイタス無しとして計算してみました)

ANAフライトマイルシミュレーション

クレジットカードを使ってマイルを貯める場合

マイル還元率1%(100円で1マイル獲得)として計算してみましょう。

日常的に利用して月額10万円決済したとすると、獲得マイルは月1,000マイル、年間12,000マイルです。もう少し決済を増やしたとして、月額30万円分の決済をしたとすると、単純に3倍に増えますので、月3,000マイル、年間36,000マイルになります。

特典航空券との交換を考えると、レギュラーシーズンでアジア2(シンガポール、 バンコク、 ホーチミン、 ヤンゴン、 ジャカルタ、 ムンバイ、 デリー、 ハノイ、 クアラルンプール、 プノンペン)がエコノミークラスで往復35,000マイル必要ですので、それと交換できるくらいのマイル数になります。

毎月30万円クレジットカード決済して、年に1回、大人一人がエコノミークラスで東南アジアに旅行できるご褒美がもらえるということです。

 

同じ還元率で年間10万マイル貯めようとすると、月あたり8,333マイルなので、決済額として毎月833,300円です。事業用決済カードでもない限り、普通の人が毎月これだけの決済をしていくことはほぼ不可能に近いです。

何も考えずに決済しまくったらマイル自体は貯まるかもしれませんが、待っているのはクレジットカード破産です。(←絶対にやめましょう)

以上から、

という方法は、我々庶民にとってはあまりにも現実的ではないということです。

 

また、”このクレジットカードを使ってこういうルートで交換してくのが最強”とかよくブログとか雑誌にも書かれていますが、次からご紹介する方法を実践すると、それとは比べものにならないほどマイルが簡単に貯まっていきます。そういう細かい還元率を考えるくらいであれば、ポイントサイトでどんどんポイントを獲得するほうがよほど効率的です。

では一体どうやってお金をかけずに大量マイルを獲得していくのか、その具体的な方法について次から解説していきます。

大量ANAマイルの貯め方はシンプルにコレだけ

ソラチカルート終了

2019年12月27日15時をもってLINEポイントからメトロポイントへの交換が終了し、事実上、ソラチカルートが終了します。

詳細はこちらをお読みください。

ANAマイルを貯める上で重要なソラチカルート。 主要ポイントサイトからメトロポイントへの交換ができなくなった以降(2018年4月1日以降)、LINEポイントを中継することによって、ソラチカルートを継続できてきました。 ANAマイラーで絶大な人気を誇って来ましたが、LINEポイントからメト...続きを読む

現時点でANAマイルを最も効率よく貯めていく方法はこちらです。まずは全体図を御覧ください。

(スーパーフライヤーズ会員と特典航空券までも載っていますが、その理由について知りたい方は「ANAマイルの貯め方をお伝えしたいと思ったきっかけ」をお読みください)

※クリックして拡大表示できます

番号の順に説明していきます。

  1. ハピタスからドットマネーへの交換
  2. ちょびリッチからドットマネーへの交換
  3. PONEYからドットマネーへの交換
  4. モッピーからドットマネーへの交換
  5. ライフメディアからドットマネーへの交換
  6. GetMoney!からドットマネーへの交換
  7. ポイントタウンからPeXへの交換
  8. ドットマネーからメトロポイントへの交換
  9. PeXからメトロポイントへの交換
  10. メトロポイントからANAマイルへの交換
  11. ANAマイルからANA SKYコインへの交換
  12. ANA SKYコインで航空券を購入してSFC修行
  13. ANAマイルを特典航空券に交換してフライト

矢印①〜⑩はANAマイル獲得までの流れ、矢印⑪〜⑬は貯めたANAマイルを利用する流れになります。

「ポイントタウン」だけは「PeX」のみにしか交換できませんが、他のポイントサイトは「ドットマネー」「PeX」両方に交換できます。

ポイントサイトの種類とその特長

まずは図内に登場している各種ポイントサイトについて説明します。

役割 サイト内ポイントの現金交換価値 交換先ポイントサイト 最低交換ポイント数と交換ポイント単位
ハピタス
ポイント獲得  1pt=1円 ドットマネー 300pt以上300pt単位
ちょびリッチ
ポイント獲得  2pt=1円 ドットマネー 1,000pt以上1,000pt単位
PONEY
ポイント獲得  100pt=1円 ドットマネー 50,000pt以上50,000pt単位
moppy(モッピー)

ポイント獲得  1pt=1円 ドットマネー 500pt以上1pt単位
(24時間に10,000ptまで)
ライフメディア
ポイント獲得  1pt=1円 ドットマネー 500pt以上500pt単位
 ゲットマネー
ポイント獲得  10pt=1円 ドットマネー 5,000pt以上100pt単位
 ポイントタウン
ポイント獲得  20pt=1円 PeX 10,000pt以上
(10,000、30,000、50,000ptのいずれかで交換)
ドットマネー
中継  1pt=1円 300pt以上1pt単位
PeX
中継  10pt=1円 1,000pt以上1,000pt単位(上限1,000,000pt、手数料500pt無料化!)

ハピタス、ちょびリッチ、PONEY、モッピー、ライフメディア、ゲットマネー、ポイントタウンはポイントを獲得していくために登録するポイントサイトです。

「ポイントサイトは1つじゃダメなの?」と言われそうですが、同じ案件が紹介されていても獲得ポイントに差があったりしますので、その時々で一番多くポイントがもらえるサイトを選びますが、ポイントが分散すると交換条件まで達するのに時間がかかったりしますので、使用するポイントサイトは集約したほうが良いです。

現在オススメのポイントサイトは以下です。

なぜこれらのサイトがオススメなのかその理由は、こちらの「各種ポイントサイトの特長と注意点まとめ」をお読みください。

ハピタス、ポイントタウン、ゲットマネー、げん玉&リアルワールド、PeXの各種ポイントサイトの特長についてまとめます。 ポイントサイトに登録する際は専用メールアドレスを活用しよう まず登録する前に、各ポイントサイトに登録する際には「専用メールアドレス」を使って登録することをオススメします。 ...続きを読む

また、ポイントサイトによって、サイト内でのポイントの現金換算価値が異なるのでよく混乱しがちです。

ハピタスとモッピー、ライフメディアは1pt=1円ですので分かりやすいのですが、ちょびリッチは2pt=1円、PONEYは100pt=1円、ポイントタウンは20pt=1円ですし、ゲットマネーは10pt=1円の価値です。

ドットマネーでは1pt=1円、PeXが10pt=1円の価値ですので、ハピタスなどからドットマネーに交換する場合には同じポイント数で交換され、ポイントタウンからPeXに交換した際には半分に減ったように見えますが、現金価値に換算して考えると、すべて同等の現金価値でポイントが交換されることがわかると思います。

そしてドットマネーとPeXについては”中継サイト”としての役割であると記載しましたが、もちろんそれらもポイントサイトですので、ポイントを貯めていくことが可能です。しかしながら、案件全般的に獲得ポイント数が他のポイントサイトに比べて少なく、ポイントを貯めるサイトとしての魅力は少ないのです。

ですので、あくまでも中継サイトとして活用し、他の稼げるポイントサイトでポイントを稼いでいきましょう。

ポイントサイトからマイル獲得までの流れ

①〜⑦で、各ポイントサイトにてコツコツと毎月ポイントをためていきます。

⑧〜⑩で、ドットマネー、あるいはPeXからメトロポイントに交換、そしてANAマイルに交換します。

ただ、メトロポイントからANAマイルへの毎月の交換上限が20,000メトロポイントですので、それ以上にポイントが貯まっていてマイルに交換したい場合には、メトロポイントではなくTポイントを経由してANAマイルに交換することが可能です。(こちらは交換上限なし)

また、ハピタスでポイントを貯める人も多いのですが、ハピタスポイントの月間ポイント交換上限が30,000ハピタスポイントですので、30,000ハピタスポイントをドットマネーに交換した後、そのうちメトロポイントに20,000ポイント相当を、Tポイントに10,000ポイント相当を振り分けることで、

と交換できるので、合計23,000マイルとなります。

よくブログとかで「年間216,000マイル貯める方法」とか「年間276,000マイル貯める方法」とか謳っている人がいるのは、18,000マイル×12(=216,000マイル)、あるいは23,000マイル×12(=276,000マイル)という計算に由来しているわけですね。

さてここで、非常に大事なことがあります。

上で「メトロポイント経由(ソラチカ)ルート」とさり気なく書いてありますが、メトロポイントからANAマイルへの交換比率がなんと「0.9倍」にもなっていることに気づきましたでしょうか?

たいていのマイル交換ルートでは0.5〜0.6倍の交換比率しかないのですが、メトロポイント経由(ソラチカ)ルートでは0.9倍で提供されており、これが現状で最も効率よくANAマイルを貯める王道の方法になります。

この「ANA ToMe CARD PASMO JCB(通称、ソラチカカード)」があるおかげで、我々陸マイラーは大量のポイントをANAマイルに交換できているのです。

このソラチカの他にもToMeカードはいくつかあるのですが、ソラチカ以外のToMeカードでは0.6倍にしかならないので、このソラチカカードだけがANA陸マイラーにとって最強カードになるわけです。ANAマイルを大量に貯めようと思ったら、他のどのクレジットカードよりもソラチカカードが絶対に必要であるということを覚えておいてくださいね。

ここまでお読みいただいて、各種ポイントサイトでポイントを貯め、ドットマネーやPeXに集約してメトロポイント経由(ソラチカ)ルートでANAマイルに交換していくという流れがお分かり頂けたと思います。

ポイントが余っていてしょうがないという方は、Tポイント経由ルートからANAマイルに交換していくことできるというだけで、図にはいろいろな矢印があって複雑に見えるかも知れませんが、考え方としては至ってシンプルです。

まとめ

まず大事なことは、最初にお伝えした「固定概念を壊す」ということでした。いくら飛行機に乗ってもクレジットカードで決済をしようとも、普通はたいしてマイルは貯まるわけではありません。

集中すべきことは、ポイントサイトでポイントを獲得していくことです。ポイントさえ獲得すれば、あとは交換していくだけなのです。

  1. ポイントサイトでこつこつポイントを貯める
  2. 効率的なルート(ソラチカルート)でポイントをマイルに交換していく

仕組みとしては非常にシンプルなのです。あせらず気長に続けていくことのほうが大事です。それでは早速、ポイントサイトの特長について理解を深め、登録から進めていきましょう!

ハピタス、ポイントタウン、ゲットマネー、げん玉&リアルワールド、PeXの各種ポイントサイトの特長についてまとめます。 ポイントサイトに登録する際は専用メールアドレスを活用しよう まず登録する前に、各ポイントサイトに登録する際には「専用メールアドレス」を使って登録することをオススメします。 ...続きを読む
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