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【ANA・JAL】燃油サーチャージは2019年2月発券分から片道日本発1500円〜17500円&海外発券も片道最大129USDへ

ジェット燃料

2019年2月1日から2019年3月31日購入分までの燃油サーチャージが、日本発着路線では片道1,500円〜17,500円、海外発券についても片道最大129USDに値上がりすることになりました。

燃油サーチャージの価格変遷

2017年2月発券分からは燃油サーチャージの徴収が再開されてきました

これまでの振り返りになりますが、ANAとJALでは、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。

2017年2月発券分より、ANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が始まることが発表されました。路線別のサーチャージ料金などまとめておきたいと思います。 燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか? 2016年4月から2017年1月発券分については燃油サーチャージの徴...続きを読む
2017年2月発券分よりANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開したことはご存知だと思いますが、新たに2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりすることになりました。 また、旅行開始国が日本以外の場合でも徴収が開始されることが、今回の大きな変更点です。 これから旅...続きを読む

そして、2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表され、それをまとめたのがこちらの記事でした。

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ANAとJALで、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。 2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表されましたので、ANAとJALでの路線別...続きを読む

そして、2017年10月以降は海外発券だけ燃油サーチャージの適用がなくなりました。

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2017年10月1日から11月30日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージの適用がなくなっていました。 来年2018年SFC・JGC修行などで海外発券を検討されている方は、あと少し待てるのであれば10月以降に発券すると少し費用を抑えられそうです。 燃油サーチャージの...続きを読む

そして前回の改定時には再度の値上げがされました。

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2017年12月1日から2018年1月31日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージが最大で片道7,000円値上がりすると発表されました。 また、海外発券についても再度、燃油サーチャージが適用されることになりました。 来年2018年SFC・JGC修行などで国際線搭乗を...続きを読む

2018年2月発券分からはさらに値上がり。

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2018年2月1日から2018年3月31日購入分までの燃油サーチャージが、日本発着路線では最大で片道10,500円に、海外発券についてはこれまでの金額からおよそ倍に値上がりすることになりました。 来年2018年SFC・JGC修行などで国際線搭乗を検討されている方は、出来ることなら2018年1月中に...続きを読む

そして2018年8月発券分からはさらに一段階値上がりし、現在まで推移してきました。

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2018年8月1日から2018年9月30日購入分までの燃油サーチャージが、日本発着路線では片道500円〜3500円、海外発券についても最大43USDほど値上がりすることになりました。 シルバーウェークや年末年始などの時期で旅行を考えている方は、2018年7月末までに発券したほうが同じ旅程でもトータ...続きを読む

燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか?

燃油サーチャージの徴収基準

ANAのサイトには以下のように説明されています。

  1. 原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この限りではありません。
  2. 本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。ただし、2015年4月以降分日本円の場合はその平均価格に同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用いたします。
  3. 日本発旅程はシンガポールケロシン市場価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が6,000円を下回った場合、本運賃を適用いたしません。

シンガポール市場におけるケロシン価格はアジアでのケロシン価格の基準として用いられているため、この価格を基準にANAやJALなど各航空会社は燃油サーチャージを徴収するかしないかを都度(2ヶ月毎に)改定しています。

シンガポールケロシン市場価格価格推移

直近1年間の推移を見てみましょう。

過去1年を通してみると、2018年10月初旬くらいまでは右肩上がりに上昇を続けてきていると読み取れます。その後は強い下落傾向になってきています。

今回の計算対象期間(2018年10月1日〜11月30日)における平均価格は「89.37米ドル」と発表されています。

この期間でのケロシン価格にドル円の為替レートを掛けて計算した、日本円ベースでのケロシン価格の推移をグラフにしてみました。

ケロシン価格、ドル円が左軸(単位:米ドル)、日本円換算価格、日本円換算平均値が右軸(単位:円)です。

この計算では日本円換算平均値が10,333円と計算されました。(公式リリースの計算とは228円ほどの誤差。。)

今回の改定では「2018年10月~2018年11月の2ヶ月平均値」を基準にして計算した結果、シンガポールケロシンの市況価格は平均89.37米ドル、1米ドル113.06円となり、日本円換算額が10,105円になったと発表されています(ANA公式リリース)。

これまでの基準である9,000円以上10,000円未満の1つ上となる「10,000円以上11,000円未満」に該当するので、2019年2月1日〜2019年3月末までの2ヶ月間に発券する航空券では現在よりもさらに値上がりした燃油サーチャージが徴収されることになりました。

燃油サーチャージ額の基準については、日本発では以下のように定められています。(ANA公式説明ページ

  6,000円
未満
6,000円
以上
7,000円
未満
7,000円
以上
8,000円
未満
8,000円
以上
9,000円
未満
9,000円
以上
10,000円
未満
日本=北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア 適用なし 3,500 7,000 10,500 14,000
日本=ハワイ・インド・インドネシア 2,000 4,000 6,000 8,500
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 1,500 3,000 4,500 6,500
日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン 1,000 2,000 3,000 4,000
日本=中国・香港・台湾・マカオ 500 1,500 2,500 3,500
日本=韓国 200 300 500 1,000
  10,000円
以上
11,000円
未満
11,000円
以上
12,000円
未満
12,000円
以上
13,000円
未満
13,000円
以上
14,000円
未満
14,000円
以上
15,000円
未満
日本=北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア 17,500 21,000 25,000 29,000 33,000
日本=ハワイ・インド・インドネシア 11,000 13,500 16,000 18,500 21,000
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 8,500 10,500 13,000 15,500 18,000
日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン 5,000 6,500 8,000 9,500 11,000
日本=中国・香港・台湾・マカオ 4,500 5,500 7,000 8,500 10,000
日本=韓国 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

今回の計算対象期間においては為替レートはほぼ横ばいでしたが、10月初旬の上昇があったために平均値としては1万円を超える水準となってしまいましたね。

以下では、2019年2月1日〜2019年3月31日発券分の燃油サーチャージについてまとめておきたいと思います。

2019年2月1日〜2019年3月31日までに発券するANA&JALの燃油サーチャージ料金一覧

ANAの場合

まずANAの場合です。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

2017年12月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線 徴収額
’17/12/1〜
’18/1/31
徴収額
2/1〜7/31
徴収額
8/1〜’19/1/31
徴収額
2/1〜3/31
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 7,000円 10,500円 14,000円 17,500円
日本=ハワイ・インド・インドネシア 4,000円 6,000円 8,500円 11,000円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 3,000円 4,500円 6,500円 8,500円
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 2,000円 3,000円 4,000円 5,000円
日本=中国・香港・台湾・マカオ 1,500円 2,500円 3,500円 4,500円
日本=韓国 300円 500円 1,000円 1,500円

これまでと比較して2019年2月以降に発券する場合には、ヨーロッパ往復だと往復35,000円、ハワイ往復で22,000円、バンコク往復だと17,000円といった具合に、航空券代金に追加で徴収されることになります。

旅行開始国が日本以外の場合

徴収額は以下の通りです。

路線 右記以外
米国ドル
欧州で購入の場合(英国以外)
ユーロ
英国で購入の場合
英国ポンド
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 129 101 82
日本=ハワイ・インド・インドネシア 74 58 47
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 55 43 35
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 37 29 23
日本=中国・香港・台湾・マカオ 31 24 19
日本=韓国 6 5 4

ですので、例えばクアラルンプール発着で発券したとすると、片道55米ドルが徴収されますので、

55米ドル × 2(往復) × 約110円/米ドル = 約12,100円

この金額分が燃油サーチャージとして追加徴収されることになります。

JALの場合

次にJALの場合です。基本的にANAと変わりません。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

こちらも同様に、2017年12月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線 徴収額
’17/12/1〜
’18/1/31
徴収額
2/1〜7/31
徴収額
8/1〜’19/1/31
徴収額
’19/2/1〜3/31
日本=北米・欧州・中東・オセアニア 7,000円 10,500円 14,000円

17.500円

日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 4,000円 6,000円 8,500円 11,000円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア 3,000円 4,500円 6,500円 8,500円
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム 2,000円 3,000円 4,000円 5,000円
日本=中国・台湾・香港 1,500円 2,500円 3,500円 4,500円
日本=韓国・極東ロシア 300円 500円 1,000円 1,500円

旅行開始国が日本以外の場合

路線 徴収額[USD] ’18/2/1〜7/31 徴収額[USD] 8/1〜’19/3/31
日本=オセアニア 86 129
日本=中東 86 129
日本=欧州 86 129
日本=北米 86 129
日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 49 74
日本=タイ・シンガポール・マレーシア 37 55
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム 25 37
日本=香港 18 31
日本=台湾 18 31
日本=中国  18 31
日本=韓国・極東ロシア 4 6

まとめ

ANAとJALで、2019年2月1日〜2019年3月31日までに発券する場合、旅行開始国が日本の場合には片道1,500円〜17,500円、海外発券でも最大129USDとなります。

SFC・JGC修行や春休みの旅行などを検討されている方もいるかと思いますが、国際線(海外発券を含む)を利用して計画を考えている場合には、2019年1月末までにはある程度はスケジュールを決めて発券まで完了することオススメします。

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