今年ももうあと2ヶ月切りましたねー。あっという間な2016年だったように思います。ということは、間もなく2017年SFC修行が始まるのですが、比較的プレミアムポイント(PP)単価の低くなる成田空港を中心とした国内線で、しかもプレミアムクラスを利用した場合の獲得プレミアムポイントとその単価を計算してみました。
成田空港を利用した国内線は運賃が安い
以前こちらの記事で書いたのですが、ドル箱路線である福岡=羽田便はかなり高い値段設定なのですが、福岡=成田便はPP単価5円台で購入できるという優れモノでした。
ということで、今回はSFC修行を想定して、なるべく効率良くそして楽に解脱できるよう”プレミアムクラス”を利用することを前提に調べてみます。
成田空港と国内線が就航している地方空港
成田空港は主に国際線として機能を担ってきたという羽田空港との棲み分けが歴史的にあるため、国内線はあまり就航していません。最近は、LCCが「東京(成田)」として就航してますけどね。
成田空港に就航している国内空港はこちらの空港になります。
- 札幌(千歳)
- 新潟
- 小松
- 名古屋(中部)
- 沖縄(那覇)
- 仙台
- 大阪(伊丹)
- 福岡
- 広島
主に地方の主要都市とだけ結ばれていることが分かりますね。
成田空港との国内線における獲得PPとその単価
それでは、プレミアムクラスで搭乗した場合の獲得PPとその単価について見ていきましょう。
運賃は現時点で調べることができる2017年1月の最安価格です(すべて片道の場合)。
空港 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
札幌(千歳) | 1,675 | (設定なし) | – |
新潟 | 817 | (設定なし) | – |
小松 | 927 | (設定なし) | – |
名古屋(中部) | 882 | ¥8,150 | 9.24 |
沖縄(那覇) | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 |
仙台 | 842 | (設定なし) | – |
大阪(伊丹) | 1,100 | (設定なし) | – |
福岡 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 |
広島 | 1,435 | (設定なし) | – |
そもそもプレミアムクラスが設定されている路線は、名古屋、沖縄、福岡の3路線のみでした。
PP単価は沖縄が5.54と最も良く、次いで福岡の5.97、名古屋は9.24で毎日運行でもなく使い勝手が悪い路線となっていました。
ということで、成田、沖縄(那覇)、福岡を使って現実的なルートを探っていきましょう。
ある空港から出発している国内線の全路線を時刻表付で調べる方法
ちなみにですが、上記のように◯◯空港から就航してる国内線路線一覧って簡単に調べることができるのですが、ご存知ですか?
しかも時刻表付で表示できるので、とある空港を中心にどこかに行きたい場合にそのルートを調べるのにとても重宝します。そのページはこちらです。
現時点では最新の時刻表は「2016年10月30日~2016年11月30日」までの期間しか取得できませんが、大幅にスケジュールが変更となることも少ないので、目安を知るにしても十分でしょう。
上記ページにアクセスして、出発空港として起点とする空港を選び、到着空港として「全空港」を選択して、「時刻表確認」ボタンをクリックすると、PDFが表示されます。
今回の例では成田空港ですので、成田空港で表示させた路線一覧PDFはこのようになります。
路線だけではなく時刻表もついていますので、これを見ながら時間の調整したりできるわけですね。ぜひ活用してみてください!
福岡=沖縄間のプレミアムクラスもPP単価は6円台と優秀
福岡=沖縄間って意外!?にも便利な路線だと思っています。沖縄オフシーズンは運賃が安く1日9往復もしているので、便を選びやすいのが特長です。
獲得PPは「1,742」で2017年1月のプレミアムクラス最安運賃は「10,800円」ですので、そのPP単価は「6.2円」となります。なかなか優秀ではないでしょうか?
以下の例ではこの区間も利用してルートを検討してみます。
[訂正あり]三角フライトケース1:成田→福岡→那覇→成田(羽田)
最初の三角フライトのケースは、東京在住の方が多いと思いますので、まずは東京(成田)から出発するケースを考えてみました。
ですが、沖縄への出発は18:15ですので、もう選択肢が福岡しかありません…(苦笑)ということで最初は福岡へ飛びましょう。成田10:15発のフライトになります。
[注意]=====================記事公開後にコメントを頂いて気付いたのですが、成田10:15発→福岡12:25着の便には現状ではプレミアムクラスの設定がありませんでした。当方の確認不足で申し訳ございません。
現状、成田=福岡間は午後便のみプレミアムクラスが設定されており、成田スタートではプレミアムクラスだけで三角フライトは完成しませんでした。お詫びして訂正いたしますm(_ _)m
※成田→福岡は普通席の「旅割75」で搭乗した場合に訂正します。
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福岡への到着は12:25です。沖縄への乗り継ぎは14:55か16:40の便になりますね。地下鉄で5分の博多駅でモツ鍋とか博多ラーメンでも食べて空港に戻りましょう。
14:55発の場合は那覇16:40着、16:40発の場合は那覇18:25着となるのですが、那覇発成田行は11:55の1便しかないんですよね…ということで、このケースでは那覇に1泊が必要になります。
もしどうしても宿泊が無理だということであれば、羽田行きに搭乗する時間はたっぷりありますので、それでも大丈夫でしょう。ちなみに那覇発羽田行の最終便は20:50発となっています。
1泊して成田行きのフライトに搭乗し、無事東京に戻り三角フライト完了となります。
この一連の旅程をまとめると以下のようになります。
空港 | 時刻 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
成田 | 10:15 | |||
福岡 | 12:25 | |||
14:55 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 | |
沖縄(那覇) | 16:40 | |||
(翌)11:55 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
成田 | (翌)14:25 | |||
合計 |
※成田→福岡は、当該便ではプレミアムクラスが設定されておりませんでしたので、「旅割75」で普通席を購入した場合に訂正いたします。当方の確認不足でした。申し訳ございません。
PP単価の効率重視でどうしても行きたいということであれば、プレミアムクラスの設定のある便で成田→福岡の移動から始めることになります。午後便の成田17:55発→福岡20:05着ですのでその日は福岡に一泊し、翌日移動することになります。
那覇発成田行きの便に間に合わせるため翌朝の便は少々早く、旅程としては以下のようになります。
空港 | 時刻 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
成田 | 17:55 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 |
福岡 | 20:05 | |||
(翌)9:10 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 | |
沖縄(那覇) | (翌)10:55 | |||
(翌)11:55 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
成田 | (翌)14:25 | |||
合計 | 6,419 | ¥37,480 | 5.84 |
三角フライトケース2:那覇→福岡→成田→那覇
ケース1では那覇で1泊しなければなりませんでしたので、今度は1日で三角フライトを達成できるルートを考えてみました。
那覇発成田行は11:55の1便しかないので、どうしても使い勝手がよくありませんので、最初は那覇から福岡へ飛びます。その後は乗り継ぎ時間も程よく取れるので、ラウンジでまったりと時間を過ごすような旅程になるでしょう。
空港 | 時刻 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
沖縄(那覇) | 9:50 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 |
福岡 | 11:30 | |||
13:00 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 | |
成田 | 14:50 | |||
18:15 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
沖縄(那覇) | 21:25 | |||
合計 | 6,419 | ¥37,480 | 5.84 |
およそ12時間かけてフライトをこなしてきたことになりますね。ただこの場合は、沖縄での宿泊(2泊?)が必要になってしまうので、難しい方もいるかも知れませんね。
三角フライトケース3:福岡→那覇→成田→福岡(→羽田)
こちらもケース2と同様に1日で三角フライトをこなせるルートですが、福岡=沖縄間の便数の多さにより、那覇発成田行に間に合うように福岡を出発することができます。
空港 | 時刻 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
福岡 | 9:10 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 |
沖縄(那覇) | 10:55 | |||
11:55 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
成田 | 14:25 | |||
17:55 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 | |
福岡 | 20:05 | |||
合計 | 6,419 | ¥37,480 | 5.84 |
ケース2よりは総時間が短縮され、時間的にも効率良くなっていると思います。しかも、福岡発羽田行の最終便は21:30発ですので、東京に戻ることができます。ですので、前日に東京→福岡に移動して1泊するだけなので、時間を上手く利用できますね。
あるいは、羽田=福岡はどうしても運賃が高いので、このルートの前後にさらに福岡=成田便を追加することで、福岡に合計2泊することが必要になりますが、運賃を抑えて合計10,053PP獲得を狙うことも可能ですね♪
三角フライトケース4:金曜夕方〜土日全力で頑張るパターン
金曜日の夕方の便に搭乗できるのであれば、土日をフルに使って全力で頑張るパターンもありだなとふと思い付きました(苦笑)。
以下の例では福岡に2泊するプランですが、土曜日の成田着後に那覇行きに搭乗してその日は那覇泊、翌日福岡に行ってそこから成田に向かうパターンもありますね。
空港 | 時刻 | 獲得PP | 運賃 | PP単価 |
成田 | (金)17:55 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 |
福岡 | (金)20:05 | |||
(土)9:10 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 | |
沖縄(那覇) | (土)10:55 | |||
(土)11:55 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
成田 | (土)14:25 | |||
(土)17:55 | 1,817 | ¥10,840 | 5.97 | |
福岡 | (土)20:05 | |||
(日)9:10 | 1,742 | ¥10,800 | 6.2 | |
沖縄(那覇) | (日)10:55 | |||
(日)11:55 | 2,860 | ¥15,840 | 5.54 | |
成田 | (日)14:25 | |||
合計 | 12,838 | ¥74,960 | 5.84 |
これだけすべての航空券をプレミアムクラスで購入できるかは未知数ですが、ネタ的に1回くらい週末使ってやってみるのも面白そうです。何と言っても、PP単価が良いですからね!
沖縄がオンシーズンになってくるとこの値段では航空券は買えないでしょうから、3月末くらいまでが実現可能かも知れませんね。
仮にこのパターンを4回実行すると、無事SFC解脱となります。費用はほぼ30万円!!ホテル代とか空港への移動がありますが、トータルでも40万円は掛からずに完了できそうです。
ただやはり、土日のプレミアムクラスは都合良く空いていることは少ないので、平日なら実現できるかも!?
まとめ
成田空港を利用した国内線運賃が安いことから、プレミアムクラスを利用したSFC修行向きのルートを考えてみました。
東京(成田)を出発の起点にするとどうしても制約が多いルートになってしまいますが、特に福岡を起点としたルート(ケース3)では時間的にも効率の良いルートになっています。
国内SFC修行の穴場?かも知れない成田空港国内線をプレミアムクラスで利用してみてはいかがでしょうか?時間はかかりますが、快適な旅になりますね♪
SFC修行向きの区間は満席になるのも早く、特にプレミアムクラスはなかなか予約できません。こちらの方法を使えば通常2ヶ月前からの予約よりもさらに2週間早く予約することができますので、早めに確約しておきたい場合にはぜひ活用しましょう。