今月末10月30日に新規就航する羽田=クアラルンプール線。
既存で成田=クアラルンプール線があるのですが、海外発券のクアラルンプール線がSFC修行に使えることは以前お伝えしているのですが、今回は羽田便と成田便で運賃にどのような差があるのか調査し、どちらが使い勝手が良いのか検証してみましたので、その内容をご紹介します。
ANA海外発券のクアラルンプール発着便がSFC修行に使える
海外発券というのは、海外都市発日本行きの航空券を購入するものです。例えば、シンガポール発東京行きの航空券を購入することです。
一部の路線でこうした海外発券の航空券が意外にも安く購入できるので、PP単価的になるべく効率良くSFC修行をしたい方にとっては、なかなか魅力的な方法となっています。
詳細はこちらの記事をお読みください。
羽田=クアラルンプール線の新規就航によって成田便は影響を受けるのか?
私自身は既にSFC修行用にクアラルンプール=成田便を予約しており、羽田便の新規就航に伴って、既存の成田便に運行スケジュールの変更など少なくとも何らかの影響が出るのではないかと思っています。
ただ現時点では就航日以降も、羽田便と成田便ともに検索しても結果に表示されるので、おそらくですが成田便はこのまま存続するのだろうと思います。
2017年6月末までのクアラルンプール=羽田線と成田線でビジネスクラス運賃比較をしてみました
こちらの記事
をお読みいただいていれば、海外発券を使ってSFC修行に活用する方法は理解されていると思いますので詳細は割愛します。
以下の運賃比較では、SFC修行を前提に、ビジネスクラス利用によるクアラルンプール発着東京(羽田|成田)経由沖縄行きの路線で、往路がクアラルンプール→東京→沖縄、復路が沖縄→東京→クアラルンプールとしています。また、エアチャイナビジネスクラスを組み合わせることも想定して、往路は日曜日、復路は土曜日で調べています。
運賃は、羽田、成田を経由するそれぞれの便の中で最安値を掲載してますが、成田経由の便の中には沖縄=羽田間での国内線になっている場合もあって空港間移動が発生するので、必ずしも最安がベストなルートになるとも限りませんので、購入される際はそのあたりも考慮されると良いと思います。
往路日程 | クアラルンプール→沖縄 | 復路日程 | 沖縄→クアラルンプール | ||
羽田経由 | 成田経由 | 羽田経由 | 成田経由 | ||
1月8日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 1月14日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
1月15日(日) | ¥70,560 | ¥120,260 | 1月21日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
1月22日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 1月28日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
1月29日(日) | ¥70,560 | (設定なし) | 2月4日(土) | ¥77,610 | ¥121,150 |
2月5日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 2月11日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
2月12日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 2月18日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
2月19日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 2月25日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
2月26日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 3月4日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
3月5日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 3月11日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
3月12日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 3月18日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
3月19日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 3月25日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
3月26日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 4月1日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
4月2日(日) | ¥70,560 | ¥89,160 | 4月8日(土) | ¥77,710 | ¥71,550 |
4月9日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 4月15日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
4月16日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 4月22日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
4月23日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 4月29日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
4月30日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 5月6日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
5月7日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 5月13日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
5月14日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 5月20日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
5月21日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 5月27日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
5月28日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 6月3日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
6月4日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 6月10日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
6月11日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 6月17日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
6月18日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 6月24日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
6月25日(日) | ¥70,560 | ¥70,560 | 7月1日(土) | ¥77,610 | ¥71,450 |
※2016年10月24日現在調べ
こうして一覧で比較してみると、
- 羽田便は運賃変動はほぼ無い
- 成田便は一部日程で高騰するが、概ね羽田便と大差無い
- 復路(沖縄→東京→クアラルンプール)では成田便のほうが羽田便より6,000円ほど安い
- 往路は羽田便/成田便どちらでも、復路は成田便が安い組み合わせになる
と言えそうです。
ANA海外発券クアラルンプール路線のPP単価を計算してみる
それでは、PP単価を計算してみましょう。上の運賃一覧より、往路と復路でそれぞれ最安の価格で計算してみます。
羽田空港であっても成田空港であっても、どちらも区間基本マイレージは同じになっています。
区間 | 運賃 | 獲得PP | PP単価 |
クアラルンプール→東京(羽田もしくは成田) | ¥70,560 | 6,658 | 8.18 |
東京→沖縄 | 1,968 | ||
沖縄→東京(成田) | ¥71,450 | 1,968 | 8.28 |
東京(成田)→クアラルンプール | 6,658 | ||
合計 | ¥142,010 | 17,252 | 8.23 |
ANAビジネスクラス便でPP単価が「8.23」となりました。ビジネスクラス利用でのPP単価としては、かなり優秀な数字だと思います。
以前の成田便でも同程度の数字でしたので、むしろ羽田便の就航によって、スケジュールや空港の利便性を考慮して羽田空港もしくは成田空港を選べるようになったと考えて良さそうです。
エアチャイナの運行スケジュールを組み合わせると羽田と成田の使い勝手はどう違うか?
まず、エアチャイナの運行スケジュールを確認しておきます(※一例ではありますが、オーソドックスなパターンです)。
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | |
往路 | CA184 | 羽田 8:30 | 北京 11:30 |
CA871 | 北京 15:50 | クアラルンプール 22:20 | |
復路 | CA872 | クアラルンプール 23:40 | 北京 5:55 |
CA181 | 北京 8:35 | 羽田 12:50 |
続いて、羽田線の運行スケジュールです。
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | |
往路 | NH886 | クアラルンプール 14:15 | 羽田 22:05 |
復路 | NH885 | 羽田 0:05 | クアラルンプール 6:35 |
そして、成田線の運行スケジュールです。
便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | |
往路 | NH816 | クアラルンプール 7:00 | 成田 15:00 |
復路 | NH815 | 成田 17:20 | クアラルンプール 23:35 |
実際には、ANAクアラルンプール線のフライトを、エアチャイナの往路と復路の間に挟むような形で利用しますので、そのパターンでのフライト例を見ておきましょう。
羽田経由便の場合
まずはOKAタッチを含めた場合です。
東京近郊に在住であれば、クアラルンプールから羽田に戻るのが22:05ですので、一旦自宅に戻り翌朝の羽田発沖縄行きの便に搭乗することも可能ではありますね。ただかなりエクストリームな移動になりそうですが…(苦笑)
次にOKAタッチを含めない場合です。
OKAタッチを含めると、どうしても3日は必要になってしまいますが、OKAタッチがなければ土日だけで完結できるのが羽田便になりますね。
成田経由便の場合
まずはOKAタッチを含めた場合です。
次にOKAタッチを含めない場合です。
OKAタッチを含める場合、羽田便同様、3日のスケジュール確保が必要になってきます。
そして、OKAタッチを含めない場合でも、土曜日に成田を出発すると月曜日に羽田に戻ってくることになるので、スケジュール確保が難しい方の場合には、羽田便のほうが使い勝手は良さそうです。
修行僧らしく、徹底的にコスト削減と効率を求めるのであれば、例えばこのようなスケジュール
もありかとは思いますが、クアラルンプール→羽田着後に一度自宅に戻ることでホテル代を浮かすこともできそうですが、翌朝の便に間に合うように移動するのもなかなか大変そうではありますし、早朝は移動手段がかなり限られるので、費用的にあまりお得感は無くただ疲労がたまるだけのような気もします。。
このあたりはお好みで選択するところかなと思いますね。
まとめ
2016年10月30日に新規就航する羽田=クアラルンプール線。
既存の成田=クアラルンプール線と合わせて、羽田便と成田便で運賃にどのような差があるのか調査し、運行スケジュール的にどちらの空港が使い勝手が良いのか検証してみました。
どうしても土日だけで完結させる必要があるのであれば羽田便だけになりますが、多少スケジュール調整が可能であれば、成田便も活用して安くしたりすることはできそうです。
ぜひご自身の都合に合うスケジュールを立ててみてくださいね!
なお、本記事内の運行スケジュールや運賃などは今後変更となる可能性がありますので、注意してください。