ポイントサイトを見ていると、1案件で10,000ポイント前後も獲得できるFX案件を目にしていると思います。FXは怖いと思っている人もいるかも知れませんが、陸マイラーの我々はポイント獲得のために活動していますので、FXで儲けようとせず、最小の労力で大きくポイントを稼ぎましょう。
ポイント獲得には魅力的な案件
初回限定ではあるのですが、FX口座開設&取引で1万マイル前後を獲得できるFX案件は、かなり魅力的だと思います。FX会社も数多くあるため、顧客獲得のために多額の広告費を投入して新規顧客獲得に躍起になっていますので、かなりのポイントを獲得できる案件ですよね。
ポイントサイト側も、多くの申込を獲得できればそれだけFX会社から広告費を多く貰えますので、共同で申し込む期間限定キャンペーンを行っていたりします。それだけこの業界は、儲かっているということの証左でもありますね。
でもFXって怖いイメージありますよね・・
「アラフォー主婦が◯億円FXで稼いだ!」といった景気のいい話から、「為替急変動で多くの個人投資家が損失」という暗い話まで、日々よく聞こえてくると思います。
最近だと、英国のEU離脱の是非を問う国民投票が行われましたが、事前の予想に反し、開票作業が進むにつれ「離脱派優勢」という速報が流れた途端、為替レートが大きく動き出しました。その時のUSD/JPYレートの1時間足でのチャートです。
速報前は107円台で推移していたのに(6月24日7AM)、一番落ちたところが97円台まで突入しています(11AM)。わずか3〜4時間の間に10円ほども為替レートが動いたということです。
その後円安方向に推移していますが、たった数時間でこれほどまでに推移することもあります。事前の予想を織り込んで取引されていますので、それとは反対の結果となれば一気に反対に動き出してしまうのです。
レバレッジは諸刃の剣
FX取引で使う「レバレッジ」とは、取引する金額と証拠金の割合の事を表します。
例えば、新規に口座を開設し10万円入金しているとしましょう。簡略化のために1ドル=100円だとすると、1万ドル購入すると100万円の資金が必要ですが、口座にある10万円にレバレッジ10倍をかけて、100万円の1万ドルを購入することができるのです。このレバレッジは、現在は最大25倍に規制されています。
為替レートが変動し、1ドル=101円になれば1万円の儲け、反対に1ドル=99円になれば1万円の損失となります。
ではレバレッジ20倍で2万ドル購入した場合はどうなるでしょうか?同じ変動幅であっても、1ドル=101円になれば2万円の儲け、反対に1ドル=99円になれば2万円の損失となります。
つまり、レバレッジが大きくなればなるほど、儲けも大きくなるが一方で同額の損失を被る可能性もあるということから、レバレッジはまさに諸刃の剣と言えますね。
ロスカットの仕組み
FXには「ロスカット」という仕組みがあります。これは、損失が自分の資金の何%かに達成すると強制的に決済されるものです。この仕組み自体はFX投資家を守るためのもので、全てのFX業者でこの設定がされてあります。
強制的にFX業者に決済されてしまうので、その後FX相場が元に戻っても損をしてしまうことにはなるのですが、資金は残るので破産、借金を作ってしまうことには基本的にはなりません。
ただ、先ほど紹介した国民投票時の為替レートのように、あまりにも大きな急変となるとロスカット決済自体も成立しなくなり、大きな損失を抱えてしまうことも時としてあるのです(今回の国民投票においては、為替レートが急変すると事前に予想されていたので、英国ポンドの取引を規制している業者は多くありました)。
この時に仮に1万ドルを購入していたとすると、10円も為替が動いたのですから10万円の損失ですが、その前に強制ロスカットが発動して、取引は決済されてしまっているでしょう。
大きくレバレッジをかけていてロスカット発生で多大な損失を抱えた、という事例があるからこそ、FXは怖いものと思われているのでしょう。
売り・買いどちらから始めてもOK
FX取引は、「売り」からでも「買い」からでも、どちらからでも取引を開始できます。
売値(Bid)と買値(Ask)
FX取引画面を見ると、以下のように2つの数字が並んでいると思います。
米ドルを売りたい時は左側の数字の「107.000」円で米ドルを売ることができます。反対に、米ドルを買いたい時は右側の数字、「107.003」円で米ドルを買うことができる、という意味になります。
このBid(売値)とAsk(買値)の差のことを「スプレッド」と呼び、上の図ではその差は0.003円で「スプレッドは0.3銭」という設定がされています。
このスプレッドは1通貨単位あたりですので、1万通貨で取引する場合を考えてみると、
- 売る場合:107万円
- 買う場合:107万30円
が必要となります。
「買い」から取引を始める場合
仮にそれぞれの数字で取引出来た場合、買いから取引を始めると107万30円支払い、その後107万円で売るわけですから、差し引き30円損をしていることになります。
取引開始から決済までの間に、円安方向に0.3銭以上変動すればプラスの収益をあげることができますが、反対に円高方向に変動すれば30円以上の損失となるわけです。
「売り」から取引を始める場合
売りから入る場合は、少し理解しづらいかもしれません。持ってもいないドルを売るということですが、ドルをFX会社から借りると考えるとわかりやすいでしょう。
借りた1万通貨を、1ドル107円のレートでそのまま売ります。つまり107万円を持つということになります。これまた同じレートで買う場合には1ドル107.003円で買うことになりますので、107万30円支払うことになります。つまり先ほどと同様、30円の損失が発生しているということです。
もちろん為替変動はありますので、取引開始から決済までの間に、円高方向に0.3銭以上変動すればプラスの収益をあげることができますが、反対に円安方向に変動すれば30円以上の損失となるわけです。
いずれにしても、取引が始まった瞬間に決済しようとしても、スプレッドの分で損失が発生することがわかると思いますが、このスプレッド部分がFX会社の利益となっているわけです。
ポイント獲得条件をしっかり確認しよう
どの案件に申し込むかを決めるには、ポイント獲得条件をしっかりと確認しましょう。
ここではハピタスで紹介されている「外為ジャパンFX」を例に考えてみます。
条件はこのように記載されています(一部抜粋)。
【ポイント獲得条件】
新規口座開設+初回入金5万円以上+申込日から60日以内に新規1lot以上の取引完了
●「新規注文0.1Lot×10回」も対象となります。
●法人様の口座開設も対象となります。
●DMMFX/DMM CFDの口座をお持ちでも、対象となります。【ポイント却下条件】
●既に「外為ジャパンFX」にお申込されたことがあるお客様、及び、「外為ジャパンFX」、旧MJの口座をお持ちのお客様
●ポイント付与する段階で出金処理をされているお客様、もしくは口座解約をされたお客様
●虚偽、イタズラ、重複、同一住所、同一メールアドレスでのお申込など、株式会社DMM.com証券が不適切と判断したお客様
●本ページからの口座開設お申込後60日以内に、1LOTのお取引が確認できないお客様
●初回入金が一括5万円未満のお客様(合計5万円以上の入金があっても、初回のご入金額が5万円に満たない場合は対象外となります)
まず「新規口座開設」ですので、これは過去の状況をご自身でしっかりと確認の上、お申し込みください。
そして「初回入金5万円以上」とあります。これは、取引口座への最初の入金が5万円以上でなければダメで、2、3回にわけて5万円入金しても却下されるということです。
最後に「申込日から60日以内に新規1lot以上の取引完了」とあります。
ここで出てきた「lot(ロット)」について触れておきましょう。ロットとはFXを行うときの取引単位のことで、ある程度まとまった数量を1単位として取引していく仕組みになっています。「1枚」や「1レッグ」と表現するFX会社もありますが、意味は同じです。
ドル円で取引する場合、1万通貨が1ロットということになっています。つまり1ドル=100円だとすると、1万ドル=100万円の取引を「1ロット取引」と呼びます。基本的には1万通貨で1ロットなのですが、南アフリカランドでは10万通貨が1ロットとなっています。
外為ジャパンFXの場合は、1,000通貨単位(=0.1lot)で取引することができますので、「新規1lot以上の取引完了」という条件を満たすには、1万通貨(=1lot)で1回取引を完了させれば満たすことになりますし、最小単位の0.1lotで10回取引しても大丈夫ということです。
初回入金額が5万円なので、5万円だけ入金する人も少なくないと思いますが、5万円だとレバレッジ最大の25倍でも125万円なので、ドル円を1万通貨購入すると102万円前後(記事執筆時点)必要となりますので、あまり余裕がない状況だと思います。
ですので、入金額を多くするか、0.1lotなどの小さな単位で取引回数を増やすなどして、極力リスクを下げておくことをオススメします。また、複数ポジションを持つのではなく、1取引を開始したら、それを決済するまで次の取引を始めないというリスクヘッジも、レバレッジを抑える上で有効な手段です。
案件申込と自己資金のバランスは事前に考えておこう
それと、気をつけたいのが、出金です。ポイント却下条件に
ポイント付与する段階で出金処理をされているお客様、もしくは口座解約をされたお客様
とあります。
FX案件で大量ポイントを目指すのはいいのですが、取引のための資金を使い回すことを前提に同時申込していると、ポイント付与まで資金は寝かせて置かなければなりませんし、他のFX案件でも同様に、申込日から◯日以内に取引完了という条件がありますので、この条件を満たせなくなってしまいます。
ですので、始める際にはある程度の資金が必要で、しかもポイント付与まで一定期間寝かせて置く必要があります。
どうしても同時に申し込みしたい場合には、多めの資金を用意して各口座に分けて入金できるようにする、急がなくてもいいけど資金は少なくしたい場合には1つずつFX案件を申し込み、ポイントが承認されてから出金して次のFX口座に入金する、といったスケジュールも合わせて事前に考えておきましょう。
取引通貨量は新規だけなのか往復でも承認されるのか要確認
同じハピタスに、マネックスFXプレミアムという案件もあります。こちらの条件も見てみましょう。
ポイント対象条件に次のように書かれています(一部抜粋)。
【ポイント獲得条件】
新規口座開設+取引完了※新規口座開設後、60日以内に10万通貨(往復)以上のお取引を完了された方が対象となります。※10万通貨の取引を累積で対象となります。【取引例】
注文1万通貨+決済1万通貨=2万通貨 ×5回(10万通貨)
取引例を見ていただくとわかると思いますが、注文と決済それぞれの通貨量をポイント獲得条件の計算にしています。
一方、先ほどの「外為ジャパンFX」では「新規1lot以上」というのが条件で、これは
新規注文5,000通貨(0.5lot)+決済注文5,000通貨(0.5lot)=10,000通貨
としても、この取引だけでは条件を満たしていないことに注意が必要です。あくまで「新規1lot以上」というのが条件ですので、
- 新規注文10,000通貨(=1lot)×1回
- 新規注文5,000通貨(=0.5lot)×2回
- 新規注文1,000通貨(=0.1lot)×10回
などを行う必要があるということです。
陸マイラーなら即決済が鉄則
我々陸マイラーの目的は、ポイントを貯めてマイルに交換していくことです。ですので、FX取引で儲けようと思うことは、陸マイラーとしてはオススメできません。
最小のコストと労力・時間で多くのポイントを獲得することですから、目先の小さな損失(スプレッドがあるのでどうしても取引開始時点でマイナスになる)は気にせず、条件を満たして次の案件に取り組んでいったほうがよほど賢明です。
スプレッドもFX業者によりますが1万通貨で数十円の世界ですので、逆に言えば、数十円で1万マイル前後も稼げるのですからかなり魅力的とも言えます。
買った瞬間から見れば、その後は「上がるか下がるか」のギャンブルの世界でもあるので、少しプラスになればラッキー、100円くらいの損失になっても運が悪かった、でも100円で1万マイルも獲得できたと考えるほうが楽しいですね♪
まとめ
怖いと思われているFX案件について、陸マイラー的取り組み方について紹介しました。
レバレッジを抑えるために、
- 口座入金額をポイント付与条件よりも高額にする
- 1取引を決済するまで次の取引を始めない
ことが有効です。
また、複数のFX案件に取り組む場合には
- 多めの自己資金を用意して各口座に分けて入金できるようにする(同時申込で一気にポイントを獲得したい場合)
- 1つずつFX案件を申し込み、ポイントが承認されてから出金して次のFX口座に入金する(急がなくてもいいけど資金は少なくしたい場合)
としていくと良いでしょう。
スプレッドがあるので、どうしても即時決済すると損失が発生する可能性が高いのですが、陸マイラーはポイントを獲得することが目的ですのでFXで儲けようとせず、粛々とポイント獲得条件を満たし、多くの案件をこなしてポイントを稼いでいきましょう!
獲得ポイント数が数千円相当違うこともあるので、各ポイントサイトをしっかりと比較することを忘れずに!
マイルをタダで獲得して、さらに現金までもらえることも!?ある、なんとも魅力的な案件です!
他にも、FX案件よりも全くリスクのない大量ポイント獲得案件もあります。