年間2,500万人もの観光客が訪れるマレーシア(2015年のデータ、wikipediaより)。
約2年前の2017年8月には「ツーリズムタックス」が導入されていました。
そして2019年9月1日より、マレーシア政府は出国税を導入することを発表しました。
SFCやJGC修行、旅行などでマレーシアに行かれる方は多くいると思いますので、今回はその内容について詳しくご紹介します。
出国税の内容
”Departure Levy (Rate of Departure Levy) Order 2019”によってアナウンスされている内容をまとめます。
出国税とは?
マレーシアで導入される出国税は、航空機でマレーシアから出国する場合を対象に徴収されます。
また、その出国税は、
- 出国先
- 搭乗クラス
によって金額が決まっています。
出国先はASEAN諸国行きかそれ以外とで分かれていて、搭乗クラスはエコノミークラス搭乗かそれ以外とで分かれています。
ASEAN加盟国
ASEANは現時点で全10カ国加盟しており、マレーシア以外に以下の9カ国で構成されています。
- インドネシア
- カンボジア
- シンガポール
- タイ
- フィリピン
- ブルネイ
- ベトナム
- ミャンマー
- ラオス
施行時期
2019年9月1日より施行されます。
課税額
出国税は以下のように固定額が決まっています。
ASEAN諸国行き | ASEAN諸国以外行き | ||
エコノミークラス | エコノミークラス以外 | エコノミークラス | エコノミークラス以外 |
RM8 | RM50 | RM20 | RM150 |
現在の為替レートは約25.7円(@2019年8月4日)ですので、例えばタイへ向かう場合、
- エコノミークラス搭乗:RM8(約206円)
- エコノミークラス以外搭乗:RM50(約1,285円)
といった感じ。
一方、マレーシアから日本へ向かう場合には、
- エコノミークラス搭乗:RM20(約514円)
- エコノミークラス以外搭乗:RM150(約3,855円)
といった感じになります。
免除対象者
以下に該当する場合は、徴収が免除されます。
- 陸路や海路での出国
- 幼児(24ヶ月未満)
- 12時間未満の乗り継ぎ
- 運航乗務員
- 自動車運転手/バイク運転手/バイクの後部座席に乗っている人/個人使用における乗客(航空機や船舶含む)
徴収方法
特に記載はなかったですし解説しているニュースサイトもなかったのですが、日本の出国税と同様に、航空会社が代理徴収するのではないかと思います。
もし実体験などで確認することができたら記載したいと思います。
まとめ
2019年9月1日より、マレーシアから航空機で出国する場合に出国税が導入されることになりました。
出国税は、
- 出国先(ASEAN諸国行きかそれ以外)
- 搭乗クラス(エコノミークラス搭乗かそれ以外)
によって金額が決まっています。
マレーシアから日本へは、エコノミークラス搭乗でRM20(約514円)、エコノミークラス以外搭乗でRM150(約3,855円)の出国税が課税されます。
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