ANAマイルを使った特典航空券で2020年の年明けはベトナムとマレーシアを旅行してきましたが、マレーシア・クアラルンプールと乗継地のシンガポールでSIMカードを試してみました。
そのSIMカードや実際に現地で速度測定してみた結果についても一緒にご紹介します。
本記事では「SIMフリー」端末を前提にしていますので、以下に該当する方が参考になります。
- Apple Storeなどで売られている「SIMフリー版」iPhone/Android端末を購入している
- 大手3キャリアで使っていた端末を「SIMロック解除」している
SIMフリースマホでのインターネット通信環境の選択肢
東南アジア旅行に行くにあたり、インターネット環境をどうするか悩んでいました。
大きくは以下の方法があると思います。
- Wi−Fiルーターを日本で事前にレンタルしてもって行く
- 現地空港でSIMカードを購入する
- 現地で使えるSIMカードを日本で事前に購入する
私の場合はSIMフリーのスマホ(iPhoneX)を利用しているのでこのような選択肢になっています。
SIMフリーでない場合は、①のWi−Fiルーターをレンタルするか、キャリアの海外データローミングサービスを利用するかになると思います。
まず①のWi−Fiルーターをレンタルする方法ですが、これは結構メジャーな方法かなと思います。
事前にレンタルの手続きをしたり返却したりするのもそれなりに面倒ではありますが、移動中つねにルーターを持ち歩かなければならないことに加え、バッテリーの消費がけっこう早い点もデメリットですよね。
また契約プランによっては、特に安いプランだと1日の通信容量が制限されていたりして、なかなか使い勝手も悪いかなと思います。
調べてみると1日あたり300円程度から借りれるプランもあるようですが、それだと容量が300MB/日に制限されていることも多いですね。
この程度だとちょっと多めに使ってしまうと、すぐに上限に達してしまいますよね…
あと何気に面倒なのが、ルーターのバッテリー問題。スマホ本体だけではなくルーターのバッテリーも気にしなければならず、これは地味に面倒だったりします。
それから②の現地空港でSIMカードを購入する方法ですが、購入できる窓口が開いていたとしても各国から到着便が集中すれば購入するまでけっこう時間がかかることも可能性としてはありえます。
本当はホテルにすぐに行って休みたいのに、、、そういった時間を読めない状況はけっこうストレスではないでしょうか。
ということで、私は③の東南アジア各国で使えるSIMカードを日本国内で購入して、現地到着してすぐに使えるように準備することにしました。
東南アジア周遊旅行で使える日本で買えるSIMカード
東南アジア渡航の前に、事前に現地で使えるSIMカードをAmazonで購入しました。
今回の旅行で購入したのは「China Unicom(チャイナユニコム)」のSIMカード。
初回アクティベートから8日間有効で3GBまでデータ通信が可能で(3GBを超えると256kbpsに制限されるが通信は可能)、通話・着信は不可なタイプです。
追加チャージや別途申込みの必要もなく、データ通信がすぐに使えます。
そして何より嬉しいのが、以下の複数の東南アジア各国・地域で使えること。
- タイ
- マレーシア
- ベトナム
- インドネシア
- フィリピン
- シンガポール
- カンボジア
- ミャンマー
- ラオス
- 香港
- マカオ
複数の国に行ったりする周遊旅行では、各国用のSIMカードを用意するのは面倒なので、訪れるエリアをカバーしているSIMカード1枚で間に合ってしまうというのはとても有り難いです!
購入するとこのようなSIMカードパッケージと日本語の説明書が同封されていました。


3-in-1タイプ(Normal/Micro/Nanoの各SIM対応)ですので、どのタイプのSIMカードサイズにも対応できます。
ちなみに、この商品は複数の販売者がおりますが、発送元が海外だったりする業者もいますし、日本語マニュアルがしっかりしていない業者にもあたったことがあり、過去複数回購入した経験から、発送も非常に早く上の写真のようなわかりやすい日本語マニュアルも同封してくれる「株式会社 ワイズ・ソリューションズ」様の出品を個人的にはオススメします!(2020年1月現在)
出品者一覧からこの出品者の商品をカートに入れればOKです。
SIMカードの設定・使い方
スマートフォンなどの端末にSIMカードを挿入します。
データローミングを【オン】にするとあとは自動的に接続されます。(iOSの場合。Android端末なども詳しく説明書に書いてますので、それに従って設定を進めてください)
オンラインにして1分ほどで自動的に現地のネットワークに接続し、インターネット通信ができるようになりました。(上手くいかない時は再起動してしばらく待ってみると繋がることがあります)
とっても簡単ですね!
今回購入したパッケージには日本語での説明書が入っていて、接続時の不具合への対処法などが記載されています。
基本的にはスマホに挿すだけで利用できますが、上手くいかない場合にはどうすれば良いのか参考になりますので、事前に1度は目を通したり現地に持っていくなど、それなりの準備はされることをオススメします。
注意点として、SIMを挿す時に元々入っていた日本のSIMカードは、旅行中に紛失しないように大切に保管してください。帰国時に元に戻してまた日本国内で利用します。
そして、こういったタイプのSIMカードは有効期限があってそれを過ぎると使えなくなる使い捨てなので、帰国したら捨ててOKです。
仮に残高が残っている場合でも、有効期限が過ぎていれば次の旅行では使うことができません。
マレーシアとシンガポールで通信速度を測定した結果
マレーシアとシンガポールで通信速度を計測してみました。
まずマレーシアでは2回行いました。

平均は
- ダウンロード:7.69Mbps
- アップロード:4.56Mbps
という結果となりました。
続いて、シンガポールでは計測は1回行いました。

結果は
- ダウンロード:6.99Mbps
- アップロード:5.85Mbps
という結果となりました。
使っている際は、マレーシアとシンガポールともにほぼLTE(4G)回線に接続していました。
ほとんどの方は旅行者で、Youtubeで動画を観たりインスタグラムで写真ばかり見るわけでもなく、実際はメールやLINE、ニュースアプリ、マップくらいの利用パターンが多いとは思いますが、これくらいスピードが出ていれば十分ではないかと思います。
それから、マップはデータ量があるので、ホテルなどWi−Fi経由で今いる場所付近のデータを一度表示させて(読み込ませて)おくと、外でもそのデータを流用して表示するので(そのデータが残っている場合)よりスムーズに表示できるようになります。
利用時の注意点
実際に利用するにあたり、注意点をまとめておきたいと思います。
3GBを使い切っても低速回線での利用は可能
このSIMカードは8日間で3GBの通信量の制限がありますが、仮に使い切ってもそれ以降は256kbpsでの通信速度に制限されるだけで通信自体は可能となっています。
まとめ
東南アジア周遊旅行でのインターネット通信環境を用意するために、日本にいながら事前に購入して現地ですぐに使えるSIMカードについて紹介しました。
海外に住んでいた時は、到着空港で現地SIMカードを調達するという方法一択でしたが、日本から海外に旅行に行くには事前に購入できる環境があるのは有難いですね。
しかも現地で空港などのカウンターに並んで買うよりも、事前にAmazonで購入して向かう機内でSIMカードを交換、現地到着後すぐに使えるいう手軽さが抜群に良いです。
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