SFC解脱した際にふと思っていた、翌年度に貰えるアップグレードポイントを10ポイントから20ポイントに増加させるために、追加修行を行うべきかどうか金銭的価値を比較し検討してみました。
アップグレードポイントの獲得方法とその利用方法
ANAグループ運航便搭乗で獲得したプレミアムポイント(以下、PP)数に応じて、プレミアムメンバー(ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド)はアップグレードポイントを獲得できます。
また、そのアップグレードポイントの使い道としては、
- 座席クラスのアップグレード
- ラウンジ利用
- SKYコインへの交換
があります。
詳しくはこちらの記事にまとめましたので参考にされてください。
SFC解脱時にふと思っていた問題(!?)
SFC修行自体は、国際線を中心に、同じフライトルートにしないようにしたり、◯◯タッチはしないといった方針で行い、結果的に普通席やエコノミーではなく、プレミアムクラスやビジネスクラスでほぼ到達できました。
このSFC修行ルートには、PP単価的にもとても満足しています(^^)
そして、プラチナ到達時にツイッターでつぶやいたのがこちら。
解脱時にはANAグループ運航便で「37,948PP」を獲得しており、あと追加で「2,052PP」以上獲得すると40,000PP以上に到達するため、翌年度に貰えるアップグレードポイントが10ポイントから20ポイントに増加するという状況。
その差、10ポイント。
その10アップグレードポイントのために、追加で修行フライトを行うのは果たして有意なのかどうか検証してみました。
”修行フライト”しか方法がないのか?
そもそも「PP獲得は”修行フライト”を行うしか方法がないのか?」という点ですが、現時点では仕事やプライベート含めて、PPを獲得できるような有償航空券でフライトをする予定がありません。(特典航空券での旅程ばかり…)
もしそういう機会があればまた状況は変わってくるのですが、残念ながらそうではないので、基本的には”修行フライト”をする前提で考えたいと思います。
アップグレードポイントのために行う追加修行フライトの是非
次のランクを目指すべきかどうかの分岐点
基本的には、「ランクアップに掛かる(追加修行フライト)費用」と「ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値」を比較検討することで判断できると思います。
つまり、追加で掛かる修行フライト費用よりも、ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値のほうが大きい場合には、消費するお金よりも実質的に得られるポイントの金銭的価値が大きくなるので、ランクアップを目指したほうが良いと判断できます。
実際に計算&比較検討してみます
①「ランクアップに掛かる(追加修行フライト)費用」を計算
追加修行フライトに掛かる費用を計算します。
これの計算方法としては、「次のランクまでの残PP」×「PP単価」で計算できます。
ひとまずPP単価を10円として計算すると、
2,052PP × 10円/PP = 20,520円
となります。
②「ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値」を計算
続いて、ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値を計算します。
これの計算方法としては、「ランクアップで増加するアップグレードポイント数」×「1アップグレードポイントあたりの金銭的価値」で計算できますね。
ただし、1アップグレードポイントあたりの金銭的価値をいくらとするかは非常に悩ましいところで、これは人によって大きく違ってくるところです。
私の場合、できることなら座席クラスのアップグレードに使いたいですが、国際線ではアップグレード対象予約クラスの航空券を購入する必要があるので微妙かなと思っており、しいて言えば国内線でプレミアムクラスへのアップグレードかなと思っています。
ラウンジに2、3人目を引き連れて行くような旅行はおそらくないでしょうし、座席クラスアップグレードで使えなければおそらくSKYコインへの交換になってしまうでしょう。
ANAアップグレードポイントの獲得方法と使い方まとめの記事でも書いたように、国内線の普通席をプレミアムクラスへアップグレードする使い方の場合、1アップグレードポイントの金銭的価値は「2,250円」となります。
この金額をもとに「ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値」を計算してみると、
10ポイント × 2,250円 = 22,500円
となります。
この場合には、追加修行フライトの費用よりも得られる金銭的価値のほうが大きくなるので、ランクアップのために追加修行したほうが良いと判断できます。
一方で、残念ながら座席クラスアップグレードに使えずSKYコインへの交換となってしまった場合には、「ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値」は「10,000円(10ポイント × 1,000円)」ですので、追加修行フライトはしないほうが金銭的価値としては正しい判断になるでしょう。
最後に、悩ましい現実的な問題も絡めて考察
上記の計算例で見たように、追加修行すべきかどうかはその人の価値観や状況によって大きく左右されることになります。
さらに私の場合は、現時点でSKYコインが約5,500円ほど残っていて、その利用期限が9月末までになっています。
つまり、追加修行も含めた航空券の購入判断が9月末ということでもあります。
追加修行するならそれまでに発券してSKYコインを消費してしまいたいのですが、追加修行しなければSKYコインはそのまま消滅、仮に航空券を購入しても何らかの理由で9月末を過ぎてから払い戻すことになった場合、SKYコインの有効期限が切れているのでSKYコイン支払い部分は払い戻しされないことになってしまいます…(涙)
SKYコインは航空券やツアー代金の支払いに利用できますが、それ以外には利用方法がないのが悩ましいですよね。せめて、特典航空券での税金や燃油サーチャージの支払いに利用できればと思うんですけどね…
そして、次のランクアップまでの2,052PP程度であれば国内線だけで獲得してしまいたいのですが、計算例であったPP単価を10円とするのは、国内線オンリーではなかなか厳しい状況があります。
今住んでいる福岡を起点として、普通席(旅割)で2,052PP以上を往復(2レグ)で稼げるのは札幌、石垣島往復くらいで(宮古島往復でも4PP足りない)、主要な路線だと必要PPに若干足りず3レグに必要になったり、無理矢理往復で完結させるためには往復どちらかをプレミアムクラスにするような旅程になるのではないかと思っています。
そうなってくると、
と思うわけで…
国内線オンリーだとPP単価は15円+程度をみる必要がありそうで、そうなると1アップグレードポイントあたり3,000円以上の使い方が求められることになりますね。
ん〜、追加修行は難しいのかな…
旅割Xとかで福岡=札幌が片道1万円切って出たら即買いなんですけどね。でも旅割75なら今でも片道13,200円であるなぁ…
(「そんなセコセコしてないでボーンと行ってきちゃいなよ!!」という声が聞こえてきそう)
まとめ
翌年度に貰えるアップグレードポイントが10ポイントから20ポイントに増加させるために、追加修行を行うべきかどうか金銭的価値を比較し検討してみました。
人それぞれの価値観や状況によって判断するポイントは異なってきますが、基本的には、
- ランクアップに掛かる(追加修行フライト)費用
- ランクアップで増加するアップグレードポイントの金銭的価値
をそれぞれ計算して比較検討することで判断できます。
検討してみたのですがしっくりとした答えは出ず、結局は悩みを吐露しただけという記事になってしまいましたね…笑
来年度、確実に貰えることが決まっている14ポイント(PP数によるものとSFC特典)ですらどうやって使うか決まってないのに、さらに10ポイントも獲得する必要があるのかって話もあるし。