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JAL国内線に搭乗できるブリティッシュエアウェイズ(BA)特典航空券の特長とそのメリット・デメリット

JAL機体

いつもはANAとそのアライアンスグループであるスターアライアンスに加盟するユナイテッド航空くらいしか取り上げてこなかった当ブログ。

基本はANAマイルを貯めて特典航空券を狙うというスタンスに変わりはありませんが、国内線用にユナイテッド航空の他にブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)のマイルもある程度貯めておき、予定が決まったらすぐに国内線で使えるよう保有しています。

ユナイテッド航空のマイルでANA国内線に、BAのマイルでJAL国内線に搭乗することが可能です。

今回は、BAのマイル(実際にはAviosポイントと呼ぶ)を使ったJAL国内線特典航空券への交換がかなり素敵な内容になっていますので、その仕組みやメリット・デメリットをまとめておきます。


ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイレージプログラムとは?

おなじみのJALはワンワールドに加盟する航空会社ですが、それにBAも加盟しています。

同じアライアンスに加盟していますので、JALマイレージバンクのマイルを使ってBA運航の特典航空券に交換することもできますし、逆に、BAのマイルを使ってJAL運航の特典航空券に交換することもできます。

BAのマイレージプログラムは「Executive Club(エグゼクティブ・クラブ)」と言います。

ただし、エグゼクティブ・クラブでは、マイルのことを「Avios」という独特のポイント名で呼んでいますが、マイルと考え方は同じですので、当サイトでは「マイル」という単位で説明しています。

マイル(Aviosポイント)の有効期限は3年なのですが、その間に一度でもマイルの加算もしくは利用があると3年延長されます。

つまり、SPGスターポイントやAMEXポイントを移行したり、特典航空券として利用すると期限が延長され、事実上の無期限になります。

「Executive Club」への入会はもちろん無料。入会がまだの方は、以下の公式HPから入会が可能です。

→ ブリティッシュ・エアウェイズ公式サイト

JAL国内線に交換できるBA特典航空券の特長

必要マイル数

以下のように決まっています。

区間マイル数 片道 往復
650マイル以下 4,500マイル 9,000マイル
650マイル以上 7,500マイル 15,000マイル

区間マイル数(片道)650マイル以下の路線は、4,500マイル(Aviosポイント)で交換可能ということです。往復の場合は単純に2倍で9,000マイルになります。

JAL国内線の区間マイル数はこちらの公式ページで確認することができますが、東京(羽田)を基準に見ると、北は女満別を含む北海道から、南は鹿児島を含む九州まで650マイル以下ですので、片道4,500マイル、往復9,000マイルで交換可能です。

例えば、東京から札幌や福岡にJAL特典航空券をJALマイルから交換しようとすると、通常では片道7,500マイル、往復15,000マイルが必要となります。(マイル早見表はこちら

ディスカウントマイル期間(今年度は既に終了)であったとしても片道6,000マイル、往復12,000マイル、さらにJALカード割引(今年度は既に終了)が適用されたとしても往復11,500マイル(片道の設定はなし)が必要です。

また、東京(羽田)から見ると、沖縄方面(那覇までは984マイル、宮古島までは1,158マイル、石垣島1,228マイルなど)は650マイル以上離れていますので、片道7,500マイル、往復で15,000マイルが必要になります。

東京から那覇までJAL特典航空券をJALマイルから交換しようとすると、通常では片道7,500マイル、往復15,000マイルが必要で、宮古島や石垣島では片道10,000マイル、往復20,000マイルが必要です。

こうして比較してみると、BAマイルを利用したJAL国内線への特典航空券交換のお得さが際立ちますね。

申し込み(発券)期限

搭乗日当日であっても特典航空券の取得が可能です。

JALマイレージバンクでは、特典の予約申し込みは搭乗日の4日前までしか受け付けてくれませんので、これは大きなメリットですね。

手数料

以下のような手数料が発生します。(詳細は公式サイトへ)

  手数料 備考
オンライン予約 無料  
電話予約 2,000円 ゴールド会員は無料
日時の変更 5,740円 ゴールド会員は無料
キャンセル(マイル返還) 5,740円 ゴールド会員は無料
発券から24時間以内であれば無料
コールセンターでの「日時の変更」「キャンセル(マイル返還)」に対する追加手数料 +2,000円 ゴールド会員は無料

オンライン上で予約すると無料ですが、コールセンターでの予約には手数料として2,000円が発生します。

日時の変更やキャンセルは手数料として5,740円発生し、コールセンターに電話して手続きを行うと追加で2,000円が発生しますので、注意が必要です。

ただし、予約から24時間以内のキャンセルであれば無料で手続きが可能です。(※24時間以上経過した予約でも無料でキャンセルできた例もあるようで、どこまで厳密な運用をしているのかは不明)

日時の変更やキャンセルは出発時刻の24時間前まで可能となっています。

ただし、出発時刻の24時間前からは台風や悪天候による遅延や条件付き運航が予想されていても日程変更は不可となっています。

予約している便が実際に欠航した場合のみマイルが払い戻しされます。

対象路線

JAL、またはJ-AIRが運航するJAL便のみ」となっています。

したがって、便名がJALであっても運航が以下のグループ会社の場合、BAマイルで予約はできません。

  • 日本トランスオーシャン航空 (JTA)
  • 琉球エアコミューター (RAC)
  • 日本エアコミューター (JAC)
  • 北海道エアシステム (旧HAC)
  • フジドリームエアラインズ(FDA)

例えば、羽田から石垣、宮古などの便はJTAが運航しているので、BAマイルで予約は出来ません。

BA特典航空券とJAL特典航空券の比較

BAマイルからでも、JALマイルからでも、どちらでもJALの便の特典航空券を予約することができます。

ここでは、必要マイル数以外で両方の特長を比較をしてみたいと思います。

  JALマイル BAマイル
発券期限 搭乗4日前まで 搭乗日当日でも可
利用できる人 本人、配偶者、2親等以内の親族、
義兄弟姉妹の配偶者
誰でも可
利用期間 年末年始・GW等除く ブラックアウト無し
キャンセル手数料 3,100円 5,740円
※上記参照
マイル有効期限 3年 (実質)無期限

発券が搭乗日当日でも可能というのは、絶大な魅力ですね。本家のJALでさえ4日前ですからね…

しかもマイルを使って航空券を発券できるのが、家族内の2親等以内という制限もなく誰にでも航空券を発券できますし、利用日の制限もなく発券できます。

JALやANAではできない、友人の分も一緒にマイルで航空券を取ってあげるということが可能なのは使いやすいですね。

ただ、キャンセル手数料については、JALのほうが安くなっています。


BA特典航空券のメリット・デメリット

メリット

  • 必要マイル数が少ない
  • 搭乗日当日でも発券可能
  • 利用可能な人に制限がない
  • ブラックアウトがない

これまで見てきたように、ほぼメリットだらけではないかと思います。

直前でも発券できるので、フライトが必要になったタイミングで発券すればいいので、キャンセル手数料が発生する可能性はかなり低いでしょう。

ブラックアウトがなかったり特典航空券の発券対象が家族でなくても可能ですので、使い方は無数にありそうですね。

デメリット

  • 出発時刻の24時間前からは台風や悪天候による遅延や条件付き運航が予想されていても日程変更は不可
  • 乗り継ぎ便が使えない(区間毎に発券する必要がある)

正直なところ、デメリットはこれくらいではないかと思います。

ユナイテッド航空のANA国内線への特典航空券交換では、最大3区間までを片道として5,000マイルで発券できるのが大きな特長でした。

ですので、私のような地方に住んでいる人が東京や大阪などを経由してまた地方にフライトするようなケースでは、BA特典航空券だと搭乗する区間数だけマイルが必要になってしまいます。

私は福岡に住んでいますので、単純に東京に行って帰ってくるような旅程であればBAマイルでの発券がベストですが、例えば福岡から青森に行くようなケースでは、ユナイテッド航空では往復10,000マイルで済みますが、BAでは羽田で乗り継ぐ必要があるので(福岡→羽田→青森)、

4,500マイル × 2(区間)× 2(往復) = 18,000マイル

が必要になります。

東京や大阪など、そこから直行便が飛んでいる地域に住んでいるのであればほぼBAマイルだけでいいかと思いますが、地方から地方へフライトするパターンもあるような方ですと、ユナイテッド航空のマイルも持っておくと、場合によってはそちらのほうが役に立つでしょう。

BAマイルの貯め方

私の場合は、SPGスターポイントからの移行でBAマイルを貯めています。

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SPGスターポイントは、20,000スターポイントのマイル移行毎に5,000マイルがボーナスとして加算されますので、例えば20,000スターポイントを一度に移行すると25,000マイルとして加算されます。

5,000マイルあればBA特典航空券でJAL国内線1区間分にはなりますので、こういう仕組みを上手く活用したいですね。

また、BAマイル(Aviosポイント)を直接購入することも可能です(バイマイルと呼びます)。

年間に35,000マイルまで購入だそうで、セールを上手く活用して安くマイルを購入・保有することも良さそうです。

まとめ

ブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイル(Aviosポイント)を使ったJAL国内線特典航空券への交換について、その特長やメリット・デメリットをまとめました。

区間マイル数が650マイル以下であれば1区間4,500マイルで特典航空券に交換できるのは大きな魅力です。

しかも搭乗日当日であっても発券可能なのは、急に予定が決まった場合にも対応しやすく、ある程度は常に保有しておく価値あるマイルではないかと思います。

ただし、乗り継ぎは出来ませんので、乗り継いでの移動がある場合にはその区間数分だけマイルが必要になるので、その場合にはユナイテッド航空のマイルのほうが使いやすいでしょう。

国内線での搭乗は、BAもしくはユナイテッド航空のマイルを使いこなすのが良さそうです。

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