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【ANA・JAL】燃油サーチャージは2017年12月発券分から日本発着で最大7000円、海外発券も値上げへ|国際線航空券の購入は11月までを推奨

ジェット燃料

2017年12月1日から2018年1月31日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージが最大で片道7,000円値上がりすると発表されました。

また、海外発券についても再度、燃油サーチャージが適用されることになりました。

来年2018年SFC・JGC修行などで国際線搭乗を検討されている方は、11月中に発券すると少し費用を抑えられそうです。


燃油サーチャージの価格変遷

2017年2月発券分からは燃油サーチャージの徴収が再開されていました

これまでの振り返りになりますが、ANAとJALでは、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。

飛行機翼
2017年2月発券分より、ANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が始まることが発表されました。路線別のサーチャージ料金などまとめておきたいと思います。 燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか? 2016年4月から2017年1月発券分については燃油サーチャージの徴...続きを読む
飛行機前輪
2017年2月発券分よりANAとJALで、日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開したことはご存知だと思いますが、新たに2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりすることになりました。 また、旅行開始国が日本以外の場合でも徴収が開始されることが、今回の大きな変更点です。 これから旅...続きを読む

そして、2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表され、それをまとめたのがこちらの記事でした。

ジェット燃料
ANAとJALで、2017年2月発券分より日本発の国際線航空券で燃油サーチャージの徴収が再開し、2017年4月1日以降の発券分はさらに値上がりしてきたことはお伝えしてきました。 2017年8月1日以降に発券分の燃油サーチャージが値下がりすることが発表されましたので、ANAとJALでの路線別...続きを読む

そして、2017年10月以降は海外発券だけ燃油サーチャージの適用がなくなりました。

ジェット燃料
2017年10月1日から11月30日購入分までの、旅行開始国が日本以外の旅程においては、燃油サーチャージの適用がなくなっていました。 来年2018年SFC・JGC修行などで海外発券を検討されている方は、あと少し待てるのであれば10月以降に発券すると少し費用を抑えられそうです。 燃油サーチャージの...続きを読む

今年2017年は燃油サーチャージの徴収が再開し、価格の上下も頻繁に行われた印象でしたね。

燃油サーチャージの徴収はどのように決められるのか?

燃油サーチャージの徴収基準

ANAのサイトには以下のように説明されています。

  1. 原則として本運賃額を2ヶ月間固定とします。設定された2ヶ月間は航空燃料価格の動向により運賃額を変更することは致しません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更については、この限りではありません。
  2. 本運賃の改定指標となる航空燃料価格については、改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用いることとします。ただし、2015年4月以降分日本円の場合はその平均価格に同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用いたします。
  3. 日本発旅程はシンガポールケロシン市場価格の平均に同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が6,000円を下回った場合、本運賃を適用いたしません。

シンガポール市場におけるケロシン価格はアジアでのケロシン価格の基準として用いられているため、この価格を基準にANAやJALなど各航空会社は燃油サーチャージを徴収するかしないかを都度(2ヶ月毎に)改定しています。

シンガポールケロシン市場価格価格推移

直近1年間の推移を見てみましょう。

シンガポールケロシン価格推移〜2017年10月

※クリックで拡大表示できます

2017年5月に入って急落し、その後3ヶ月ほどは平均的には横ばいで推移していたのですが7月からは上昇してきて、8月〜9月の計算対象期間ではどんどん上昇していることが読み取れます。

この計算対象期間における平均価格は「65.41米ドル」と発表されています。

この期間でのケロシン価格にドル円の為替レートを掛けて計算した、日本円ベースでのケロシン価格の推移をグラフにしてみました。

ケロシン価格、ドル円が左軸(単位:米ドル)、日本円換算価格、日本円換算平均値が右軸(単位:円)です。

ケロシン価格推移 2017年8月〜9月

※クリックで拡大表示できます

この計算では日本円換算平均値が7,151円と計算されました。

今回の改定では「2017年8月~2017年9月の2ヶ月平均値」を基準にして計算した結果、シンガポールケロシンの市況価格は平均65.41米ドル、1米ドル110.28円となり、日本円換算額が7,213円になったと発表されています(ANA公式リリース)。

これまでの基準である6,000円以上7,000円未満の1つ上となる「7,000円以上8,000円未満」に該当するので、2017年12月1日〜2018年1月末までの2ヶ月間に発券する航空券では現在よりも値上がりした燃油サーチャージが徴収されることになりました。

ケロシン価格が上昇傾向にあり為替レートも若干円安傾向であることを考えると、次回改定時も同額で推移するのでは?と思います。

以下では、2017年12月1日〜2018年1月31日発券分の燃油サーチャージについてまとめておきたいと思います。

2017年12月1日〜2018年1月31日までに発券するANA&JALの燃油サーチャージ料金一覧

ANAの場合

ANA機体

まずANAの場合です。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

2017年2月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線 徴収額
2/1〜3/31
徴収額
4/1〜7/31
徴収額
8/1〜11/30
徴収額
12/1〜1/31
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 3,500円 7,000円 3,500円 7,000円
日本=ハワイ・インド・インドネシア 2,000円 4,000円 2,000円 4,000円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 1,500円 3,000円 1,500円 3,000円
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 1,000円 2,000円 1,000円 2,000円
日本=中国・香港・台湾・マカオ 500円 1,500円 500円 1,500円
日本=韓国 200円 300円 200円 300円

12月以降に発券する場合には、ヨーロッパ往復だと往復14,000円、ハワイ往復で8,000円、バンコク往復だと6,000円といった具合に、追加で徴収されることになります。

旅行開始国が日本以外の場合

11月末までは海外発券については燃油サーチャージの適用がありませんでしたが、12月以降は以下のように適用されます。

路線 右記以外
米国ドル
欧州で購入の場合(英国以外)
ユーロ
英国で購入の場合
英国ポンド
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 43 34 27
日本=ハワイ・インド・インドネシア 25 19 16
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 18 14 12
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 12 10 8
日本=中国・香港・台湾・マカオ 6 5 4
日本=韓国 2 2 2

ですので、例えばクアラルンプール発着で発券したとすると、片道18米ドルが徴収されますので、

18米ドル × 2(往復) × 約112円/米ドル = 約4,032円

この金額分だけ支払い額が増えることになります。

SFC修行であれば、通常の旅行と違って少しでも費用を抑えたい方も多いでしょうから、これからスケジュールなど含めて検討される方は11月末までに発券することをオススメします

JALの場合

JAL機体

次にJALの場合です。基本的にANAと変わりません。

旅行開始国が日本かそれ以外かで、燃油サーチャージの徴収額が変わります。(以下は、1旅客1区間片道当たりの金額です)

旅行開始国が日本の場合

こちらも同様に、2017年2月以降の燃油サーチャージも履歴として記載しておきます。

路線 徴収額
2/1〜3/31
徴収額
4/1〜7/31
徴収額
8/1〜11/30
徴収額
12/1〜1/31
日本=北米・欧州・中東・オセアニア 3,500円 7,000円 3,500円 7,000円
日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 2,000円 4,000円 2,000円 4,000円
日本=タイ・シンガポール・マレーシア 1,500円 3,000円 1,500円 3,000円
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム 1,000円 2,000円 1,000円 2,000円
日本=中国・台湾・香港 500円 1,500円 500円 1,500円
日本=韓国・極東ロシア 200円 300円 200円 300円

旅行開始国が日本以外の場合

JALでも、海外発券では燃油サーチャージが適用されていませんでしたが、12月以降では以下のように適用されます。

路線 徴収額[USD]
日本=オセアニア 43
日本=中東 43
日本=欧州 43
日本=北米 43
日本=インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 25
日本=タイ・シンガポール・マレーシア 18
日本=グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム 12
日本=香港 6
日本=台湾 6
日本=中国  6
日本=韓国・極東ロシア 2

JALでも海外発券を利用して、JGC修行をされる方は11月中に発券されることを検討されたほうが費用的には良いでしょう

まとめ

ANAとJALで、2017年12月1日〜2018年1月31日までに発券する、旅行開始国が日本の場合には最大片道7,000円、海外発券でも燃油サーチャージの適用が再開することになりました。

来年2018年のSFC・JGC修行を検討されている方もいるかと思いますが、国際線(海外発券を含む)を利用して修行計画を考えている場合には、11月中にある程度はスケジュールを固めて発券することを検討されても良いのかなと思いました。

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