当ブログはANAマイルの貯め方・使い方についてお伝えしていますが、先日紹介したプライオリティパスとJALが連携したとのことで、その内容について紹介しておきたいと思います。
プライオリティパスとは何か?
まず「プライオリティパス」とは何かについて改めて触れておきます。
プライオリティ・パスは、空港のラウンジを利用できるサービスとしては世界最大のネットワークを持つ独立系サービスです。空港には、航空会社が用意しているラウンジとは別に、カード系ラウンジがあるのですが、そのカード系ラウンジと提携し、プライオリティパス保有者がラウンジを利用できるようになります。
海外出張や多頻度で旅行する人を対象に、旅客便の搭乗クラスに関わらず、現在は世界400都市以上、950を超える空港ラウンジが利用できます。
その魅力やお得にプライオリティパスを取得できる方法について、こちらの記事にまとめていますので是非お読みください。
JALがプライオリティパスと連携開始
40,000JALマイルでプレステージ会員資格
2016年10月5日より、JALがJALマイルの交換先としてプライオリティパスが誕生しました(プレスリリース)。保有するJALマイルでプライオリティパスの「プレステージ会員」資格を獲得できるようになりました。
- 交換先:プライオリティパス「プレステージ会員」
- 必要マイル数:40,0000マイル
プライオリティパスには、以下のような会員種別があります。
会員種別 | スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ |
年会費 | 99US$ | 249US$ | 399US$ |
会員本人利用料金 | 27US$ | 無料利用10回、以降27US$ | 無料 |
同伴者 | 27US$ | 27US$ | 27US$ |
今回の提携先となるプライオリティパスで獲得できる会員資格はプレステージ会員ですので、本人会員であればラウンジ利用は何度でも無料で利用することができます。
このプレステージ会員に普通に申し込めば、年会費として399US$(約41,500円)もするのですが、その資格をマイルを使って獲得できることになったということです。
ただ、40,0000マイルも使って399US$相当分を獲得してますので、あまりお得度はありませんよね…
これであれば、楽天プレミアムカード(年会費10,800円)を申し込めば、無料でプライオリティパスのプレステージ会員資格がついてくるので、こちらの方がはるかにお得です。
その40,000マイルで特典航空券に交換して旅行したほうが満足度は高いと個人的には思いますね。
有り余るマイルを保有しているのであれば選択肢としてはあり得るのかも知れませんが、そんなにマイルがあるのであればそれなりに会員ステータスを獲得としているでしょうし、JALラウンジを利用できるようになっているのではないかと思います。
JALユーザはプラチナカード保有でプライオリティパス「プレステージ会員」無料獲得できます
JALカードには、このプライオリティパス「プレステージ会員」が無料で獲得できるプラチナカードが用意されています。
プラチナカードのカードブランドとしては、
- アメリカンエキスプレス(三菱UFJニコス株式会社)
- JCB
があり、年会費は33,480円(税込)とそれなりの価格ですね。
ANAカードにも最上級ステータスとしてのプレミアムカードがありますが、そちらは年会費が
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード:86,400円
- ANA JCB カードプレミアム:75,600円
- ANAダイナースプレミアムカード:167,400円
- ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード:162,000円
と異常なまでに高いので、こうして比べてみるとJALにはかなり割安感を感じてしまいます。。(苦笑)
JALプラチナカード保有者には、申し込みをするとプライオリティパス「プレステージ会員」資格のカードを獲得できるので、プライオリティパスを普通に申し込むよりはこれだけでもお得ではあります。
私個人としてはプライオリティパスを獲得するために楽天カードを発行しているのですが、もし今後JGC修行をすることがあるのであれば、楽天カードは退会して、このJALプラチナカードを申し込むだろうなと思います。
ANAはどうなるのだろうか・・
さて、このJALの連携を受けて、ANAはどうするのでしょうかね?
JALとしてはプラチナカード保有者にプレステージ会員資格のプライオリティパスを発行している実績があるのですが、ANAは一部のプレミアムカード保有者に対してプライオリティパスを発行してきています。
プライオリティパス発行となる対象の一部カードとは、
- ANA JCB カードプレミアム
- ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
です。
ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードで発行できるプライオリティパスは、同伴者1名分も無料で利用できます。通常のプレステージ会員でも同伴者1名から27US$かかるのですが、同伴者1名までは無料、2名以降で27US$/人かかるようになります。この点が大きな違いですね。とは言え、かなり高額の年会費(162,000円)です…(汗)
JALもANAも基本的には同じようなサービスを提供してきているので、ANAもマイル特典の交換先として今後連携する可能性もありそうですが、仮に同じ40,000マイルで交換できるようになったとしても私個人としては交換はしませんね。
それなら、楽天プレミアムカードの年会費10,800円で獲得したほうがはるかにお得ですからね。
今回JALが交換先として連携を開始しましたが、国内では楽天プレミアムカードなどでより安い年会費で獲得できる方法が確立されているので、あまり申込者もいないだろうと考えられます。そうすると、JALの狙いは一体どこにあるのだろう・・?と探ってみたくなりますね。
まとめ
JALが40,000マイルでプライオリティパス「プレステージ会員」資格と交換できるサービスを開始しました。
楽天プレミアムカードでプライオリティパスが獲得できますし、マイル価値を考えれば交換する人はあまりいないだろうなと考えられますが、JALの本当の狙いは何なのか?気になるところではあります。
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