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【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)】マリオット&SPG ロイヤリティ・プログラム統合内容総まとめ|会員特典・ステータス移行・SPGアメックス特典はどうなる?

マリオット&SPGロイヤリティ・プログラム統合総まとめ

SPGとマリオットのロイヤリティ・プログラムの統合が2018年8月に実施されます。

これによって様々変更点がありますが、主に以下の点について詳細にまとめてみました。

  • 新統一プログラムの実施スケジュール
  • 新エリート会員資格の特典内容
  • マリオットやSPGからのステータス移行について
  • SPGアメックスカードの特典内容
  • ポイントの使い道(無料宿泊・マイル交換・トラベルパッケージ)

ボリュームがありすぎて非常に長文となっていますが、ご容赦ください…


2018年8月にSPGとマリオット/リッツ・カールトンがロイヤリティプログラムを統一

  • スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)
  • マリオット・リワード
  • ザ・リッツ・カールトン・リワード

2018年8月に、上記3つのロイヤリティ・プログラムが、新たに設立される単一のロイヤリティ・プログラムへと統合されます。

すでにリッツ・カールトンはマリオットとほぼ同一プログラムでしたが、マリオットがSPGを買収したことからも自然な流れですが、そのマリオットのロイヤリティ・プログラムにSPGが加わるイメージで統合が行われます。

公式サイトではすでに、統合されたイメージをこんな感じで掲載していますね。

新マリオットグループ-加盟ホテル一覧

なお、この新統一プログラムの名称は2019年1月に発表されました。プログラム統合後の新名称は、

Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)

に決定しました。

以下、その名称を用いて説明していきます。

完全統合までの今後のスケジュール

公式からのメールによると、ロイヤリティ・プログラム統一までのスケジュールは以下のように行われるようです。

マリオット統合スケジュール

当初のシステム統合作業は8月1日を予定していましたが、8月18日に延期になりました。

システムの統合作業は、8月18日(土)6時(米国東部時間)(=日本時間で言うと8月18日(土)19時)から開始となり、その後1日程度、サイトなどの利用停止となるようです。

ところが最新の連絡では、統合作業はより長期間に渡って行われるようです。

マリオット統合メンテナンス

また、新統一プログラムでアカウントを一つに統合する必要があり、それは今現在マリオットとSPGでリンクしている場合においても必要です。

8月以降、お客様のアカウントを、1つの会員番号、1つの会員資格、1つのポイント残高を持つ1つのアカウントに統合していただくようご案内いたします。

上記のようにアナウンスされているので、新統一プログラムがスタートした後(あるいは前?)に、何かしら作業が必要になると思われます。

ということで、これらのスケジュール(日本時間基準)もまとめると以下のような感じになります。

時期 内容
〜2018年8月15日(水)19時 旧マリオットや旧SPGにてポイント交換など
2018年8月15日(水)19時〜 サイトなどシステム停止
(時間の前後あり)
2018年8月19日(日)19時〜
マリオットリワードとSPGアカウントが統合され、新統一プログラムがスタート
各自で旧マリオットと旧SPGアカウントの統合作業(※詳細は不明、順次アナウンスとのこと)・新エリート会員資格でのサービス提供開始
・【無料宿泊】カテゴリー8のホテルをカテゴリー7のポイント数で宿泊可能 ※ページ下部参照
2019年1月 新ブランド名称【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)】発表
2019年2月13日 新ブランドスタート

日本時間だと8月15日(水)19時から断続的にシステム停止などが始まるようですが、それまでにポイント交換など必要な作業があれば済ませておきましょう。

また、新統一プログラムがスタートした後は、新しくなったWEBサイトやアプリが利用できるようです。

新マリオット-WEBサイト&アプリ

このイメージを見た感じでは現行のマリオットのサイトやアプリとほぼ同等な感じですね。

これまでは、いちいちSPGとマリオットのサイトにログインしたり相互にポイントを移行しなければいけなかったので、その面倒から解放されるのは嬉しいところですね。

新統一プログラムスタート後は、マリオットあるいはSPGの両方のサイトやアプリから、29のホテルブランド、6,500軒のすべてのホテルを対象に、宿泊費の支払いを伴う滞在もポイントを使用した滞在も検索および予約が可能になります。

そして「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」スタート後は、現在の「マリオット」アプリは、2月13日に自動的に「マリオット ボンヴォイ」のアプリに更新されます。

「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」と「ザ・リッツ・カールトン・リワード」のアプリは、同日をもって無効となります。

【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)】エリート会員資格の種類

さてここからは、新統一プログラム(Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ))の内容について紹介します。

まず、新統一プログラムにおける新エリート会員資格は以下のように5ティア制となります。

  1. シルバーエリート
  2. ゴールドエリート
  3. プラチナエリート
  4. チタンエリート(旧プラチナプレミアエリート)
  5. アンバサダーエリート(旧プラチナプレミアエリートアンバサダー)

また、それぞれの新エリート会員資格を獲得するための条件は以下のように設定されています。

新エリート会員資格 達成条件(/年)
シルバーエリート 10~24泊
ゴールドエリート 25~49泊
プラチナエリート 50~74泊
チタンエリート 75~99泊
アンバサダーエリート 100泊 + $20,000

厳密に言えば、9泊までの宿泊実績で該当する「(一般or通常)会員」という区分もあります。

アンバサダーエリートのみ、2万USドルの対象となる支払いが条件として加わっています。

ざっくり2万USDドルを200万円とすると一泊あたりにして2万円以上を使う必要があり、100泊以上の宿泊が必要なこともありますが、これに到達するのはかなり高いハードルですね。


【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)】エリート会員資格での特典

それぞれの新エリート会員資格での特典内容について一覧にまとめてみました。

会員 シルバーエリート ゴールドエリート プラチナエリート チタンエリート アンバサダーエリート
客室での無料のインターネットアクセス
会員料金
モバイル チェックイン/サービス
完全予約保証
ポイントボーナス
10%

25%

50%

75%

75%
優先レイトチェックアウト
午後2時

午後4時

午後4時

午後4時
エリート専用予約ライン
ホテルのウェルカムギフト
ポイント

ポイント、無料の朝食、またはアメニティ

ポイント、無料の朝食、またはアメニティ

ポイント、無料の朝食、またはアメニティ
より望ましい客室へのアップグレード
一部スイートを含む

一部スイートを含む

一部スイートを含む
ラウンジへのアクセス
ルームタイプの保証
48時間前予約保証
アンバサダーサービス
Your24™
年間チョイス特典 (5スイートナイトアワードまたはギフトオプション)
年間チョイス特典 (5スイートナイトアワードまたはギフトオプション)

それぞれを抜き出して個別に見てみましょう。

(通常)会員の特典(達成条件:0〜9泊)

(通常)会員の特典
  • 客室での無料のインターネットアクセス
  • 会員料金
  • モバイルチェックインサービス

0泊であっても会員になれますので、会員であれば無料インターネットアクセスが利用できますから、宿泊する際には会員登録しておいたほうが良いでしょう。

シルバーエリートの特典(達成条件:10〜24泊)

(通常)会員の特典に加えて以下の特典が加わります。

シルバーエリートの特典
  • 完全予約保証
  • 10%のポイントボーナス
  • 優先レイトチェックアウト
  • エリート専用予約ライン

「優先レイトチェックアウト」はより上位の新エリート資格のように○時までと記載がないので、少なくともゴールドエリートの14時よりは長くはないでしょうし、現場の運用で可能な範囲でレイトチェックアウトをしてくれるのでしょう。

ゴールドエリートの特典(達成条件:25〜49泊)

シルバーエリートの特典に加えて以下の特典が加わります。

ゴールドエリートの特典
  • 25%のポイントボーナス
  • 優先レイトチェックアウト(14時まで)
  • ホテルのウエルカムギフト(ポイントのみ)
  • より望ましい客室へのアップグレード

レイトチェックアウトは14時までとなります。

旧SPGゴールドやそれからの旧マリオットゴールドへのステータスマッチでの特典では、16時まで可能でしたのでこれは残念な点と言えますね。

また、ゴールドエリートのアップグレードは、「エンハンスドルーム=人気のビュー、高層階、リニューアル済み」のみとなります。

公式サイトのFAQ欄に以下のように記載があります。

ゴールドエリート会員のお客様は、より望ましい客室へのアップグレードをご利用いただけます (人気のビュー、高層階、リニューアル済み)。
また、プラチナエリートおよびチタンエリート会員のお客様は、セレクトスイートを含むより望ましい客室へのアップグレードをご利用いただけます。

現場の運用次第ですが、ゴールドエリートの場合は部屋がちょっと良くなる程度でしょうね。

それと、ウェルカムギフトが「ポイントのみ」となりました。

これまでは無料朝食などが選べて重宝していたのですが、これも無くなりこちらも残念な点となりました。

プラチナエリートの特典(達成条件:50〜74泊)

ゴールドエリートの特典に加えて以下の特典が加わります。

プラチナエリートの特典
  • 50%のポイントボーナス
  • レイトチェックアウト(16時まで)
  • ウェルカムギフト(ポイント、無料朝食、アメニティ)
  • より望ましい客室へのアップグレード(スイートを含む)
  • ラウンジアクセス
  • ルームタイプ保証
  • 5泊のスイートナイトアワードまたはギフトオプション

プラチナエリートだと、先のゴールドエリートに比べて魅力がグッと増しましたね。

ウェルカムギフトとして無料朝食が選べたりラウンジの利用ができますし、レイトチェックアウトも16時まで可能となります。

さらにスイートへのアップグレードが含まれる点も見逃せませんね。

また、「5泊のスイートナイトアワード」について、公式サイトのFAQ欄に以下のように記載があります。

「スイートナイトアワード」とは、50泊達成のプラチナエリート会員および75泊達成のプラチナプレミアエリート会員のお客様が1年ごとに選択できる特典オプションの一つです。
スイートナイトアワードでは、ホテルの空室状況に応じて1泊分をスタンダードスイートまたは一部のプレミアムルームにアップグレードできます。事前の確約も可能です。
スイートナイトアワードは、ご滞在期間全体の泊数分必要です。ご滞在期間の一部 (たとえば、5泊のご滞在のうちの最初の2泊など) にのみ使用することはできません。
滞在にスイートナイトアワードの適用がリクエストされると、ご到着日の5日前からご到着日前日のホテル現地時間午後2時まで、毎日アップグレード対象の客室の空室状況を確認いたします。
確認後、アップグレードの確約が可能かどうかをお知らせします。アップグレードできない場合は、スイートナイトアワードはお客様のアカウントに返還されます。

簡単に言えば、スイートルーム(プレミアルーム)へのアップグレード利用特典みたいなものでしょうかね。

それを5泊分、特典オプションとして選択できます。

チタンエリートの特典(達成条件:75〜99泊)

チタンエリートの特典に加えて以下の特典が加わります。

チタンエリートの特典
  • 75%のポイントボーナス
  • 5泊のスイートナイトアワードまたはギフトオプション
  • 48時間前の予約保証

「年間チョイス特典(5泊のスイートナイトアワードまたはギフトオプション)」は、プラチナエリートとチタンエリートで欄がなぜか別れているので、ギフトオプションあたりが多少異なる内容なのかなと思ったり。

アンバサダーエリートの特典(達成条件:100泊+2万USドル)

チタンエリートの特典に加えて以下の特典が加わります。

アンバサダーエリートの特典
  • 5泊のスイートナイトアワードまたはギフトオプション
  • アンバサダーサービス
  • Your24

プラチナエリート/チタンエリートにあった「年間チョイス特典(5泊のスイートナイトアワードまたはギフトオプション)」が無くなり、「アンバサダーサービス」と「Your24」という特典が加わっています。

スイートナイトアワードの特典(オプション)が無くなるということは、このステータスに到達すると可能な限りスイートルームなどにアップグレードされるので、そんな利用特典みたいなものはなくても良いってことなんでしょうかね・・?

「アンバサダーサービス」について、公式サイトのFAQ欄に以下のように記載があります。

アンバサダーサービスの基準 (1暦年あたり100泊および対象となるご利用金額20,000米ドル) を満たした会員のお客様には、パーソナルアンバサダーが任命されます。
お客様はこのアンバサダーにすべての要望をお申し付けいただくことができます。
パーソナルアンバサダーは、交通機関、観光、レストランの予約、スパトリートメントなどのあらゆる手配やお問い合わせに対応いたします。
アンバサダーは、自分の担当するお客様についてよく知り、ご旅行時に何を最も大切にされるかを理解し、ニーズを予測して、ホテルが万全の準備でお迎えできるよう最善を尽くします。
8月からは、参加ホテルへのご宿泊が50泊に達すると、今年のこれまでのご利用金額がオンラインアカウントに表示され、アンバサダー到達までの進捗状況を簡単に追跡できるようになります。
アンバサダーサービスは、2018年のSPGホテルでのご宿泊が100泊に達した会員のお客様にもご提供いたします。

要望を伝えたり、これまでの滞在などからその人に合うように準備しておく「大使(アンバサダー)」が任命されるようになるとのこと。

また、「Your24」について、公式サイトのFAQ欄に以下のように記載があります。

100泊および対象となる年間ご利用金額20,000米ドルを達成したプラチナプレミアアンバサダーエリート会員の特典です。
Your24ではご都合に合わせてチェックイン時刻をお選びいただけます。たとえば、午後9時にチェックインし、ご出発日の午後9時にチェックアウトすることが可能です。
このサービスは、担当アンバサダーを通じてリクエストしていただく必要があります。

チェックイン時間を選べる特典とのことですが、例示された時間から推測するに、1泊の滞在であってもその滞在時間(チェックイン〜チェックアウト)を任意の24時間で利用できるということなんでしょうかね・・?

そうだとすれば、これはなかなかすごい特典ですね。

新エリート会員資格別の気になる特典比較

個人的に気になる特典内容について、新エリート会員資格別に一覧にまとめてみました。

新エリート会員資格 無料朝食 ラウンジアクセス アップグレード レイトチェックアウト ポイント 5泊スイートナイトアワード
シルバーエリート 10%
ゴールドエリート 14時 25%
プラチナエリート 16時 50%
チタンエリート 16時 75%
アンバサダーエリート 16時 75%

プラチナエリート以上は、「ウェルカムギフト」で「ポイント・無料朝食・アメニティ」から選択できます。

またホテルにラウンジがある場合は、「ウェルカムギフト」で朝食選択をしなくてもラウンジで朝食が食べられるので、ウェルカムギフトでは朝食以外を選択するという手もありますね。

こうして比較してみると、宿泊予約する際に朝食などのオプション付きプランを選択しなくてもそれらを無料で利用できるのは「プラチナエリート」以上になるので、目指すなら「プラチナエリート」以上という感じがしますね。

ちなみに、以下のホテルも新たに無料朝食の対象になりました。

新たに加わった無料朝食対象ホテル
  • コートヤード
  • ACホテル・バイ・マリオット
  • モクシー・ホテル
  • プロテア・ホテル&リゾート

一方で、以下のホテルでは、朝食オプションはありません。

無料朝食の対象外ホテル
  • ザ・リッツ・カールトン
  • エディション・ホテル
  • マリオット・バケーション・クラブ
  • ゲイロード・ホテル
  • デザインホテル

ライフタイム会員

生涯の宿泊実績などで判定されるライフタイム会員という制度があります。

これに関しても、旧SPGと旧マリオットのそれぞれの実績を合算して、それに応じたライフタイム会員ステータスへと自動的に移行されます。

新たなステータスは以下の通りです。

マリオットライフタイム会員
ライフタイム会員 達成条件 特典
ライフタイム宿泊日数 資格保持 ポイント有効期限 新エリート会員資格付与
ライフタイムシルバーエリート 250泊 エリート資格保持5年 なし シルバーエリート
ライフタイムゴールドエリート 400泊 ゴールド以上のエリート資格保持7年 なし ゴールドエリート
ライフタイムプラチナエリート 600泊 プラチナエリート資格保持10年 なし プラチナエリート

旧マリオットリワードポイントは、最後のポイント変動日から2年後までは有効期間が都度延長されますが、その2年間に変動がない場合にはポイントは失効してしまいます。

ライフタイムシルバーエリート会員でもポイント有効期限が無くなるので、主に日本に住む人にとってはSPGアメックスカードでエリート会員資格を保持し(5年以上)、ライフタイム宿泊日数の条件をクリアできれば良さそうですが、それでも250泊という条件はなかなかクリアするには難しいかも知れませんね…

仮に10年でライフタイムシルバーエリート会員に到達しようとすると、SPGアメックスカード更新時に「5宿泊分の宿泊実績」(以降で詳しく紹介します)をもらえることも加味すると、

250 ÷ 10 – 5 = 20

となり、毎年20泊することが必要となりますね。

年2回の休暇(夏季休暇と年末年始休暇)を使っても、それぞれ10泊する必要がありますから、普通の人にはだいぶ厳しい感じですね…

旧マリオット&旧SPGアカウントから新エリート会員資格へのステータスマッチ

ここまで新統一プログラムについて紹介してきました。

旧マリオット会員や旧SPG会員、あるいはその両方になっているという方もいると思いますが、ロイヤリティ・プログラムの統合に伴い、新エリート会員資格へはどのように移行されていくのか紹介します。

旧マリオット会員(リワードエリート会員)から新エリート会員資格への統合

マリオット側の資料によれば、以下のようにステータス移行が行われます。

マリオット(リワードエリート会員)から新マリオットエリート会員への移行

SPGアメックスカード保有者であれば、ステータスマッチによって「旧ゴールドエリート」になっていると思います。

それに従えば、新エリート会員資格では「プラチナエリート」になりそうです。

旧SPG会員から新エリート会員資格への統合

一方、SPG側の資料によれば、以下のようにステータス移行が行われます。

SPG会員から新マリオットエリート会員への移行

SPGアメックスカード保有者であれば、SPGの「ゴールドプリファードゲスト」会員ステータスが付与されます。

それに従えば、新エリート会員資格では「ゴールドエリート」になりそうです。

SPGアメックスカードのステータスマッチによって得た会員ステータス移行について

ということで、SPGアメックスカード保有者では新エリート会員資格におけるレベルが異なっています。

果たしてどちらの会員資格が付与されるのか?

これに対する回答は、マリオットの英語版のFAQページに記載されています。(いずれ日本語版にも反映されるかも)

The current status matching opportunity is tier for tier (e.g. Gold gets Gold, Platinum gets Platinum), even though the qualification requirements and benefits between SPG and Rewards are quite different.
Given this, the following Elite status mapping will occur in August (unless a member has also qualified by nights for higher status):

SPG Members:
SPG Gold (10 stays/25 nights) is status matched to Rewards Gold (50 nights) and in August will be Gold Elite (25 nights)
SPG Platinum (25 stays/50 nights) is status matched to Rewards Platinum (75 nights) and in August will be Platinum Elite (50 nights)

Rewards Members:
Rewards Gold (50 nights) is status matched to SPG Gold (10 stays/25 nights) and in August will be Platinum Elite (50 nights)
Rewards Platinum (75 nights) is status matched to SPG Platinum (25 stays/50 nights) and in August will be Platinum Premier Elite(75 nights)

上で赤文字・黃色背景にした箇所が答えですが、日本語に訳すと、

(旧)SPGゴールドは(旧)リワードゴールド会員にステータスマッチされ、(2018年の)8月には「ゴールドエリート」会員になる

となります。

SPGアメックスカード保有者はプラチナエリートへの移行という期待もわずかにありましたが、(けっこう残念な特典の)ゴールドエリート会員ということになります。

旧マリオット&旧SPG会員の新エリート会員資格への移行対応一覧

旧マリオットと旧SPGからの、ステータスの移行は以下のようにまとめられます。

新エリート会員資格 旧マリオットでのステータス 旧SPGでのステータス
シルバーエリート シルバー 複数*
ゴールドエリート シルバー(25泊) ゴールド
プラチナエリート ゴールド プラチナ
チタンエリート プラチナ プラチナ(75泊)
アンバサダーエリート プラチナ(100泊&2万ドル) プラチナ(100泊)
*複数に該当するステータス
  • 10〜24泊のプリファードゲスト
  • コーポレーションプリファードゲスト
  • プリファードゲストプラス

また、マリオットのプラチナチャレンジで旧プラチナステータスを獲得したような人は、新エリート会員資格では「チタンエリート(旧プラチナプレミアエリート)」になるようです。

新統一プログラムにおけるSPGアメックスカードの特典取り扱い

SPGアメックスカード

SPGアメックスカードを保有していると様々な特典がありますが、それらが新統一プログラムにおいてはどのように扱われるのか紹介します。

詳細はアメックス公式サイトでも確認できます。

SPGアメックスカードの特典詳細

ステータスは新エリート会員資格での「ゴールドエリート」付与

「旧SPG会員から新エリート会員資格への統合」でも紹介したように、SPGアメックスカード保有者への新エリート会員資格は「ゴールドエリート」が付与されます。

SPGアメックスカード-マリオット&SPG統合後のエリート会員資格付与
SPGアメックスカードの新エリート会員資格付与

[変更前]SPG「ゴールド会員資格」

[変更後]SPG/マリオットリワード「ゴールドエリート」

旧マリオットリワードのゴールドエリートをステータスマッチによって取得していたので、今まではマリオット宿泊時で無料朝食やラウンジ利用が付いていましたが、新統一プログラムでのゴールドエリートでは、それら特典がなくなります。

ゴールドエリート会員特典の一例
  • より高速な無料の客室内インターネットアクセス(プレミアムWi-Fi)
  • チェックイン時の空室状況により、エンハンスドルーム(より良いお部屋)へのアップグレード
  • ポイントによるゴールドウェルカムギフト(250~500ポイント)※ポイント数はホテルブランドにより異なる
  • チェックアウト時間の延長(14:00まで)
  • 参加ホテルご利用によるポイントの獲得は、通常会員の25%ボーナスとなる1米ドル=12.5ポイント(※通常1米ドル=10ポイント)

個人的にはSPGアメックスカード保有者として、今回のロイヤリティ・プログラムの統一でこれが一番痛いところかなと思っています。

直近ではベトナム・ホーチミンの「ルネッサンスリバーサイドホテルサイゴン」でその特典を利用できましたしね。

ルネッサンスリバーサイドホテルサイゴン
ANAマイルを特典航空券に交換して、ANA便でベトナムのホーチミンを訪れました。 機内の様子はこちらをお読みください。 また、お得なANAマイルの利用方法についてはこちら↓ 現地滞在時間は24時間以内という制限があるものの、深夜に現地到着する便でしたので、マリオット...続きを読む

決済ポイントは100円で3ポイント付与

旧SPG時代は、カード決済で100円につき1スターポイント獲得できていましたが、新統一プログラムでは以下のように変わります。

SPGアメックスカード-マリオット&SPG統合後の決済ポイント
SPGアメックスカード決済時にポイント付与

[変更前]100円=1スターポイント

[変更後]100円=3ポイント

一見すると3倍に増えているようにも思えますが、もともとSPGとマリオットポイントは1:3の交換レートなので、実質的には増減していません。

新統一プログラムの始まる前の現時点でもSPGのスターポイントとマリオットリワードポイントは1:3で相互交換可能で、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)では全てマリオット側のポイントに合わせる形での統合となります。

私自身も両方のロイヤリティ・プログラムのポイントを保有していますが、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)が始まるタイミングでは例えば下記のようにポイントが合算されます。

SPGスターポイントとマリオットリワードポイントの合算計算例
  • SPGスターポイント:20,000 → 新ポイント60,000
  • マリオットリワード:30,000 → 新ポイント30,000

合計で新ポイント90,000を保有

ちなみに、SPGスターポイントは20,000ポイント=25,000マイル(ボーナスマイル込)でマイルに移行可能でしたが、新統一プログラムでは60,000新ポイント=25,000マイル(ボーナスマイル込)になります。

SPGスターポイントユーザーからすれば、ポイントの単位が3倍になるだけでポイントの価値自体は同じであることはわかりますが、これまでは

1スターポイント = 1マイル

とわかりやすさがあったので、ポイント価値の計算は少し面倒になりそうですね。

宿泊実績は更新時に5宿泊分獲得

エリート会員資格を判定するために宿泊実績をもとに計算しますが、SPGアメックスカード更新時にその宿泊実績を獲得できます。

SPGアメックスカード-マリオット&SPG統合後の宿泊実績特典
SPGアメックスカード更新時の宿泊実績付与

[変更前]2滞在5宿泊分の実績

[変更後]5宿泊分の実績

SPGでは宿泊実績を判定するのに「滞在」と「宿泊」という2つの指標があり、それぞれに実績が加算されていました。

旧マリオットリワードも同様ですが、マリオットでは「宿泊」という1つの指標で判定するため、カード更新時の宿泊実績としては「5宿泊分の実績」が付与されることになりました。

また、SPG会員については、2018年12月31日までは

「SPG基準=滞在回数」(対象はSPG系列のみ)でも
「新基準=宿泊数」(対象は全ブランド)でも

新エリート会員資格を獲得できます。(取得できる会員資格の高い方を獲得)

詳細はマリオット公式ページにて。

2019年1月1日から、エリート会員資格の獲得はご滞在数ではなく宿泊日数によって計算されます。
それまでSPG会員のお客様は、SPGのブランド限定で滞在回数に基づいて会員資格を獲得できます。
ただしその間も、全29ブランドを対象に宿泊日数に基づいて資格を獲得することもできます。

更新時の無料宿泊特典は継続

SPGアメックスの継続特典としてもらえる無料宿泊特典も継続となります。

SPGアメックスカード-マリオット&SPG統合後の無料宿泊特典
SPGアメックスカード更新時の無料宿泊特典対象ホテル

[変更前]SPGプログラム参加ホテル(カテゴリー1〜6)

[変更後]SPG/マリオットリワード参加ホテル(交換レート 1泊50,000ポイントまで

これまではSPGホテルしか対象ではありませんでしたが、新統一プログラム開始後からは、マリオット系列ホテルも含めて無料宿泊特典を使えるようになります。

29のすべての参加ブランドの6,500軒のホテルが対象となって利用できるホテルが格段に増えるわけですから、これは明らかな改善ポイントと言えますね。

ただし、無料宿泊特典で利用できる範囲は、

交換レートが1泊50,000ポイントまで

となりました。

また、これは1泊のみで利用でき、50,000ポイントを分割して利用することはできません

交換レート”という言い方をしているので、単純にカテゴリーで範囲を決めているのではなく、シーズンの標準・オフピーク・ピークの交換レートで利用できるカテゴリーが決まるのだと思います。

マリオット-フリーナイトアワードチャート
シーズン別の無料宿泊特典利用可能カテゴリー
  • シーズン「標準」:カテゴリー6まで
  • シーズン「オフピーク」:カテゴリー7まで
  • シーズン「ピーク」:カテゴリー5まで

※オフピーク/ピークは2019年初旬から適用

オフピーク/ピークは2019年9月14日から適用される予定なので、それまではすべて「標準」が適用されるので、カテゴリー6までのホテルで予約できます。

詳細は、すぐ下の「【無料宿泊】ホテルカテゴリーは7段階から8段階へ」欄も参照ください。

ポイントの使い道は大きく3つ

新統一プログラムにおけるポイントは、宿泊代金や滞在時の利用によっても貯められますし、エリート会員であればボーナスポイントやウェルカムギフトの選択でも可能です。

また、SPGアメックスカードのように日常の決済の中でも貯めていくことが可能です。

そうして貯めたポイントは、様々なケースで利用できますが(公式サイトで一覧を確認する)、次のような主に3つの利用ケースがあります。

  • フリーナイトアワード(無料宿泊)
  • マイル交換
  • トラベルパッケージ

それぞれについて、以下で詳しく紹介していきます。

【無料宿泊】ホテルカテゴリーは7段階から8段階へ

SPGとマリオットの合併により、29のすべての参加ブランドの6,500軒のホテルが対象となり、どのホテルも特典除外日はなく利用することができます。

この点は我々利用者からすれば選択肢が増え、より使い勝手が良くなったと言えますね。

無料宿泊に必要なポイント数は、ホテルカテゴリーによって決められていて、ホテルカテゴリー1~7に対して、標準ポイント交換レートが適用されます。

また、オフピーク(閑散期)、ピーク(繁忙期)、カテゴリー8のポイント交換レートは2019年9月14日導入予定です。

必要ポイント数は以下のとおり。

カテゴリー 標準
8月18日から適用
オフピーク
2019年初旬から適用
ピーク
2019年初旬から適用
1 7,500 5,000 10,000
2 12,500 10,000 15,000
3 17,500 15,000 20,000
4 25,000 20,000 30,000
5 35,000 30,000 40,000
6 50,000 40,000 60,000
7 60,000 50,000 70,000
8
2019年初旬から適用
85,000 70,000 100,000

ここは私の推測ですが、世界共通でピークとなるのはクリスマス〜年末年始くらいでしょうからそういった時期は仕方ないにしても、国・地域ごとにオフピーク/ピークが設定されると仮定して、例えば日本がお盆前後でピークになったとしても、他の国ではオフピークになっていることもあるでしょうから、そういう時は海外のホテルでお得にポイントを使うといったことも良さそうですね。

新カテゴリー8は2019年初旬まではカテゴリー7で無料宿泊可能

各ホテルの必要ポイント数は、下記公式サイトで検索できます。

無料宿泊必要ポイント数検索

検索していただくとわかりますが、すでに新カテゴリー8のホテルも発表されていますが、上でも触れたように、カテゴリー8のホテルは2019年初旬に適用開始となります。

それまでの期間はカテゴリー8に属するホテルはカテゴリー7で予約可能となっています。

つまり、上の表で標準期間の「85,000pt」となっているカテゴリ8のホテルは、2019年初旬まではカテゴリー7の「60,000pt」で利用可能となっているわけです。

普通に考えて得でしかないのですが、公式サイトでもその点に触れています。笑

Save up to 25,000 points per night when you book future Category 8 hotels at the Category 7 rate until 2019.

ボーナスというかプレゼントみたいなものなので、ポイントがある方はぜひ活用してみましょう。

日本国内ホテルのカテゴリー&必要ポイント数一覧

先ほどのサイト(無料宿泊必要ポイント数検索)から、日本国内のホテルを抜き出してみました。

ホテル名 ブランド 統合前
必要ポイント数
統合後
必要ポイント数
カテゴリー
フォーポイントバイシェラトン函館 Four Points 30,000 25,000 -5,000 4
コートヤード新大阪ステーション Courtyard 35,000 35,000 0 5
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル Courtyard 35,000 35,000 0 5
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション Courtyard 40,000 35,000 -5,000 5
富士マリオット・ホテル山中湖 Marriott 35,000 35,000 0 5
伊豆マリオットホテル修善寺 Marriott 35,000 35,000 0 5
軽井沢マリオットホテル Marriott 35,000 35,000 0 5
神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ Sheraton 30,000 35,000 5,000 5
琵琶湖マリオット・ホテル Marriott 35,000 35,000 0 5
モクシー大阪本町 Moxy Hotels 35,000 35,000 0 5
モクシー東京錦糸町 Moxy Hotels 35,000 35,000 0 5
名古屋マリオットアソシアホテル Marriott 30,000 35,000 5,000 5
南紀白浜マリオットホテル Marriott 35,000 35,000 0 5
ルネッサンス・リゾート・ナルト Renaissance 35,000 35,000 0 5
シェラトングランドホテル広島 Sheraton 36,000 35,000 -1,000 5
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート Sheraton 36,000 35,000 -1,000 5
シェラトン北海道キロロリゾート Sheraton 36,000 35,000 -1,000 5
シェラトン都ホテル大阪 Sheraton 30,000 35,000 5,000 5
キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道 Tribute Portfolio 30,000 35,000 5,000 5
ウェスティンホテル淡路リゾート&コンファレンス Westin 30,000 35,000 5,000 5
ウェスティン都ホテル京都 Westin 36,000 35,000 -1,000 5
ウェスティンホテル大坂 Westin 36,000 35,000 -1,000 5
ウェスティンホテル仙台 Westin 36,000 35,000 -1,000 5
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ Sheraton 36,000 35,000 -1,000 5
オキナワマリオットリゾート&スパ Marriott 40,000 50,000 10,000 6
大阪マリオット都ホテル Marriott 40,000 50,000 10,000 6
ルネッサンス・オキナワ・リゾート Renaissance 40,000 50,000 10,000 6
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル Sheraton 60,000 50,000 -10,000 6
シェラトン都ホテル東京 Sheraton 36,000 50,000 14,000 6
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート Sheraton 60,000 50,000 -10,000 6
ザ・プリンスさくらタワー東京、オートグラフコレクション Autograph Collection 40,000 50,000 10,000 6
ウェスティンホテル東京 Westin 60,000 50,000 -10,000 6
東京マリオット・ホテル Marriott 40,000 50,000 10,000 6
ザ・リッツ・カールトン沖縄 Ritz-Carlton 60,000 60,000 0 7
ザ・リッツ・カールトン大阪 Ritz-Carlton 50,000 60,000 10,000 7
ウェスティン ルスツリゾート Westin 60,000 60,000 0 7
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都 Luxury Collection 90,000 85,000 -5,000 8
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテル Luxury Collection 90,000 85,000 -5,000 8
ザ・リッツ・カールトン京都 Ritz-Carlton 70,000 85,000 15,000 8
ザ・リッツ・カールトン東京 Ritz-Carlton 70,000 85,000 15,000 8
セントレジスホテル大阪 St. Regis 90,000 85,000 -5,000 8

ここで注目すべきは、表内で黄色背景にしたカテゴリー8に属する以下のホテルです。

  • 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
  • ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテル
  • ザ・リッツ・カールトン京都
  • ザ・リッツ・カールトン東京
  • セントレジスホテル大阪

これらのホテルは、2019年初旬までの予約はカテゴリー7の標準ポイント数、つまり「60,000ポイント」でOK。

2019年初旬以降は「85,000ポイント」必要となるのですが、それまでは「25,000ポイント」も割安で予約可能ということなんです。

統合前後で10,000ポイント少なくなるホテルはいくつか散見されますが、「25,000ポイント」も少なくなるホテルはありませんよね!?

これが期間限定のボーナスということで、お得なうちに利用してしまいましょうということですね。

新統一プログラム開始の8月19日(日本時間では8月19日19時〜?)からは、無料宿泊の必要ポイント数が変更されます。

そのため、それまでにポイントによる宿泊予約を検討している場合は、統合前後で必要ポイント数が増えるホテルもあるので、必要ポイント数を比較検討した上で、どのタイミングで予約するか判断すると良いでしょう。

  • 必要ポイント数「増加」:8月19日(新統一プログラム開始)よりに予約
  • 必要ポイント数「減少」:8月19日(新統一プログラム開始)よりに予約

【マイル交換】SPG観点ではこれまでと同様、マリオット観点では改善

続いて、ポイントのマイル交換について。

公式サイトでは以下のように説明されています。

ユナイテッド、デルタ、エミレーツ、ルフトハンザ、チャイナイースタンなど、40社以上の航空会社のマイレージプログラムのマイルにポイントを変換できます。
新しいポイント交換レートは3ポイントで1マイルです。
ポイントをお好きなマイレージプログラムのマイルに変換すると、60,000ポイントごとに15,000ボーナスポイントが追加で提供され、合計25,000マイルを獲得できます。

結論から言えばこれは、

SPGベースで考えると「これまでと同様」、
マリオットベースで考えると「良くなった

と言えます。

ポイント交換レートが「ポイント:マイル=3:1」で、60,000ポイントごとに15,000ポイントのボーナスが追加されて合計75,000ポイントとなり、それが「3:1」でマイルに交換されるので、最終的に25,000マイルに交換されます。

SPGスターポイントとマリオットポイントは「1:3」の交換レートでしたので、60,000ポイントは20,000スターポイントで、それを交換したときのマイルは25,000マイル(ボーナスマイル込)ですので、SPGの観点から考えれば、これまでと全く同じですね。

一方でマリオットの観点から考えると、以前のマイル交換レートはマイレージプログラムによって変則的なレートだったので、だいぶスッキリして理解しやすくなったと思います。

ただ、マイル交換にかかる日数は、マリオットからの交換だと「約6週間」と記載があるので、マイルへの交換を検討している場合は余裕を持って早めに交換することが必要そうですね。

ポイントのマイル交換に関しては旧SPG側を踏襲しているようですので、この交換に要する期間も旧SPGにならって短くしてくれると嬉しいのですが…

【トラベルパッケージ】利用価値は大幅減少へ・・

マリオット最大の特徴ともいえる「トラベル・パッケージ」。

マリオットリワードポイントを、ホテル7連泊と航空会社のマイルのセットにお得に交換できるというものです。

例えば、ブリティッシュエアウェイズ(BA)が属するプランだと以下のように交換できます。

旧マリオット-トラベルパッケージ交換ポイント数

例えば、270,000マリオットリワードポイント(=90,000SPGスターポイント)で

ホテル7連泊(ホテルカテゴリー1〜5利用)+12万マイル(Avios)

に交換可能でした。

また、ANAやJALなどが属するプランだとこんな感じでした。

旧マリオット-トラベルパッケージ交換ポイント数

例えば、270,000マリオットリワードポイント(=90,000SPGスターポイント)で

ホテル7連泊(ホテルカテゴリー1〜5利用)+8.5万マイル

に交換可能でした。

それが、新統一プログラム開始後はこんな交換レートになります。

新マリオット-トラベルパッケージ交換ポイント数
ユナイテッド航空「マイレージプラス」だけは少しお得なトラベルパッケージ

ユナイテッド航空の「マイレージプラス」プログラムへのトラベルパッケージ利用時のみ、マイルが「10%」増量されて付与されます。

255,500ポイントで、7連泊+5万マイルです…

付与されるマイル数がかなり減っていますね。

海外のサイトでは「絶対に使わねーー!!」と言っている人もいるくらい、改悪されました。

トラベルパッケージの価値は一気に低くなりましたね。

まぁ今までがお得すぎたということは言えなくもないですが、少し残念な感じですね。

大量ポイントを持っている方は、8月18日までにトラベルパッケージへのポイント交換を検討されることをオススメします。

まとめ

SPGとマリオットのロイヤリティ・プログラムの統合が2018年8月に実施されますが、その様々な変更点、主に以下の点について詳細にまとめてみました。

  • 新統一プログラムの実施スケジュール
  • 新エリート会員資格の特典内容
  • マリオットやSPGからのステータス移行について
  • SPGアメックスカードの特典内容
  • ポイントの使い道(無料宿泊・マイル交換・トラベルパッケージ)

SPGアメックスカード保有者からすれば、新エリート会員資格の付与は「ゴールドエリート」レベルとなり、そのレベルでは無料朝食やラウンジ利用がなくなったことがデメリットとあげられると思います。

ただこれに関しては、元々SPGゴールド会員には無かった特典であり、SPGとマリオットの統合によって一時的なステータスマッチによって実現していた特典という意味合いが大きいので、元に戻ったとも言えると思います。

一方で、ポイントや無料宿泊特典、宿泊実績の対象が3ブランドすべてに広がったというのは大きな改善ですね。

マイル交換に関するボーナスマイルの付与に変動はなく、むしろマリオット視点で見れば改善(SPGの内容を踏襲)されましたが、マリオットリワードの特徴でもあったトラベルパッケージについては大きな改悪という内容になっています。

2019年初旬まではカテゴリー8に属するホテルにも、カテゴリー7の標準ポイント数でピーク問わず予約できるので、こちらのボーナス期間も活用したいですね。

新ロイヤリティプログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)」に決定し、2019年2月13日から新名称でスタートします。

また、オフピーク/ピークの適用は2019年9月14日からに決まりました。

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