2019年12月27日15時をもってLINEポイントからメトロポイントへの交換が終了し、事実上、ソラチカルートが終了します。
詳細はこちらをお読みください。
ANA陸マイラー活動をする上で、欠かすことのできない必須アイテム、「ANA ToMe CARD PASMO JCB(通称、ソラチカカード)」。
その魅力と特長、気になるポイントについてまとめてみました。
なぜソラチカカードが必要なのか?
なぜこのソラチカカードが必須なのか、その理由についておさらいしておきましょう。
「ANAマイル貯め方決定版!これを見れば理解できるその仕組み」でも書いていますが、それはメトロポイントからANAマイルへの交換比率にあります。
(※「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」より)
メトロポイントからANAマイルへの交換が「100メトロポイント=90マイル」とあります。交換比率は「0.9倍」にもなっています。
通常は0.5〜0.6倍の交換比率ですので、大量のANAマイルを貯めようと思うならば、このルートを通らなければかなりの損をしていることになります。
私はよくヤフーショッピングとかヤフオクを利用するのですが、いろいろなキャンペーンをやっていることもありTポイントがよく貯まります。しかし、このTポイントからANAマイルへ直接交換できるのですが、交換比率は「0.5倍」で、10,000Tポイントを交換した場合には5,000ANAマイルにしかなりません。
各種ポイントサイトを経由して同等価値でメトロポイントに交換できた場合、同じ10,000メトロポイントでは9,000ANAマイルに交換することができます。その差、4,000マイル。10万ポイントであれば、40,000マイルもの差になり、余裕で特典航空券に交換できるほどの差になってしまいます。
これが”かなりの損をしている”ということの意味ですね。このブログをお読みの方はマイルに興味のある方だと思いますので、この事実を無視するわけにはいきませんよね!?
では、「メトロポイントをどうやって貯めるのか?」ということになりますが、”メトロなので地下鉄に乗る”わけでもありませんし、クレジットカード決済で貯めるわけでもありません。
各種ポイントサイトでポイントを獲得してそれを交換していくだけなのですが、もしまだANAマイル大量獲得の仕組みがあやふやだなと思われる方は、まずはこちらをお読みください。
この「0.9倍」もの交換比率があるのは、現状、このソラチカカードだけなのです。このカードを保有していることにより、このブログで紹介している方法によって、大量のANAマイルを貯めることが可能になっているのです。
ANA陸マイラーになるために早速発行しよう
もしこのソラチカカードをまだ持っていない場合には、早速発行しましょう。
ANAカードは複数枚の保有が可能ですので、現時点でANAカードを持っているからといって発行できないわけではありません。
ただ現時点(2016年6月18日時点)では、残念ながらハピタスなどのポイントサイトではソラチカカード発行案件はありませんので、To Me Cardサイトから直接申し込むことになります。
=== (2017.8.15追記) =======================
2017年8月31日までの期間限定ですが、ポイントサイトのPONEYでソラチカカード発行で2,000円相当ポイント獲得キャンペーンを開催中です。
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(一部ポイントサイトで「To Me Card Prime」の発行案件が掲載されていますが、こちらのカードではありませんのでくれぐれも発行しないようご注意ください)
ソラチカカードを発行する際にはこちらも参考にください。
また、ソラチカカード発行の際は、「マイ友プログラム」も活用しボーナスANAマイルをもらいましょう!
ソラチカカード発行申込時の注意点
申し込む際にはいくつか注意点があります。
ソラチカカードはANA陸マイラー活動をする上で必須アイテムなのですが、逆に言うと、これで審査落ちしてカード発行できなくなると効率的な陸マイラーは難しくなります(ソラチカルートが使えなくなって効率が落ちるだけでANAマイルが貯まらないわけではありません)。
陸マイラー活動に気を取られてクレジットカードを大量に発行していたりする人がいますが、重要なことはポイントを貯めてソラチカルートでANAマイルに交換することですから、最初にソラチカカードを発行してから、勢力的に活動されたほうが安心かと思います。
ですので、発行時には以下の点について注意ください。
- 半年以内に大量のクレジットカードを発行していない
- クレヒスがしっかりある
もしこれらについて不安な点がある場合には、然るべきタイミングで申込されることをオススメします。
コースの選択の仕方
ソラチカカードを発行する際に、
- マルチポイントコース
- マイル自動移行コース
を選択することができます(発行後も変更可能です)。そしてそれぞれに、
- 5マイルコース
- 10マイルコース
がありますが、陸マイラーとしては、どれを選択したら良いのでしょう?
利用合計金額1,000円で1ポイント(Oki Dokiポイント)がもらえるところは共通です。
異なるのは、
- マルチポイントコース→Oki Dokiポイントから商品交換、メトロポイント、ANAマイルへ移行可能(手続き必要)
- マイル自動移行コース→Oki DokiポイントからはANAマイルへの自動移行のみ
となります。そして、
- 5マイルコース→マイル移行手数料無料、1ポイント=5マイルで移行
- 10マイルコース→マイル移行手数料 5,000円(税別)/年間、1ポイント=10マイルで移行
となっています。
マルチポイントコースとマイル自動移行コースはどっち?
マルチポイントコースは商品に交換できたり、メトロポイントに交換できたりしますが、この点はおそらくANA陸マイラーとしては魅力に欠けると思います。ということで、移行手続きの不要なマイル自動移行コースが良いのでしょうか?
マイル自動移行コースでは次の点に注意すべきです。
- マイルの有効期限切れ
- (10マイルコースの場合)マイル移行手数料が毎年発生する
最初の「マイルの有効期限切れ」ですが、自動移行のため、Oki Dokiポイントが発生したらすぐにマイルに移行されます。ANAマイルの有効期限は獲得月から36ヶ月後の月末ですので、36ヶ月後からは毎月のように細々とマイルが失効していくタイミングがやってきます。
OkiDokiポイントの有効期限は、ANA JCB一般カード(ソラチカカードを含む)だと獲得月から24ヶ月となっています(ANA JCBゴールドカードは獲得月から36ヶ月)。Oki Dokiポイントの有効期限を活用して、より長くマイルを有効にしておくためには、自分の好きなタイミングで交換できるマルチポイントコースで、Oki Dokiポイントの有効期限が切れる直前にANAマイルに交換するのがベストな選択になります。
すると、マイル移行手数料も毎年支払う必要がなくなりますので、交換した年だけマイル移行手数料を支払えば良いということができます。
つまり、マルチポイントコースを選択すべき、ということになります。
もちろんですが、Oki Dokiポイントの有効期限には気をつけてくださいね!!
5マイルコースと10マイルコースはどっち?
考えるポイントとしては、マイル移行手数料5,000円にあります。
仮に、年間100万円分をソラチカカードで決済したとすると、
- 5マイルコース:5,000マイル獲得
- 10マイルコース:10,000マイル獲得
となります。その差5,000マイルを獲得するのに、マイル移行手数料として年間5,000円(税別)を払うべきかどうかという点で判断が分かれます。
私個人の考えでは、マイル還元率はもっと高いクレジットカードがありますので、ソラチカカードはメインの決済カードではなく、あくまでもマイル移行のための中継ポイントとして使うのがいいのかなと考えています。
ですのでオススメは、「5マイルコース」です。
以上から、「マルチポイントコースで5マイルコース」を選択されることをオススメします。
ソラチカカードはあくまでもANAマイル交換のための中継ポイント
メトロに乗車してもメトロポイント貯まるけど微々たる程度
ソラチカカードでは次のような利用でもメトロポイントが貯まります。
- 乗車ポイント:平日5メトロポイント / 休日15メトロポイント
- 電子マネーポイント:自販機100円=1メトロポイント / 店舗200円=1メトロポイント
東京近郊にお住まいの方であれば、普段利用する機会もあると思いますので、切符買っているくらいであればソラチカに搭載のPASMOで乗車すればいいでしょうが、大してたまるものではありませんので、取りこぼしのないように使う程度が限界かと思います。
東京メトロを使う機会がなければ乗車ポイントが貯まることはありませんが、我々陸マイラーにとっては関係ありませんね。
クレジットカード決済では貯まらない
クレジットカード決済で大量マイルを貯めるのは、我々一般人には現実的に難しいのです。もちろん、日常的に発生する支払いをクレジットカードで決済することで、少しでもマイルを貯めていくのはとても良いことですし、むしろ取りこぼしが無いようにもしていきたいところです。
ソラチカカードのコース設定でも考察しましたが、クレジットカード決済でマイルを貯めたい場合には、もっとマイル還元率の高いクレジットカードがありますので、そちらをオススメします。
メトロポイントからANAマイルへ0.9倍もの高交換率の恩恵を得るために発行するべき必須のクレジットカードですが、決済用カードとしては向きません。
還元率1%のクレジットカードで、毎月30万円決済して得られるマイルは年間36,000マイルです。大人1人がエコノミークラスで東南アジアに特典航空券で旅行する程度のマイルしか貯まりません。
我々陸マイラーがすべきことは、ポイントサイトでポイントを貯めることに集中すべきです。
ソラチカカードのデメリット
ANA陸マイラーにとっては良いことづくしのような気もしますが、デメリットも存在します。
- 毎月20,000メトロポイントまでしか移行できない
- ANAマイルへの交換が遅い
高交換率を実現しているため、無制限に交換されては安定的な運営が破綻してしまいますので、毎月20,000メトロポイントまでの交換しかできないようになっています。それが18,000マイルに交換されます。
ですので、ポイントサイトにポイントはたくさんあるので交換率が下がってもいいのでANAマイルに交換したいという場合には、PeXからTポイント経由でANAマイルに交換していくことになります。この場合には、TポイントからANAマイルへの交換時に0.5倍に目減りします。もちろん、Tポイントとしてそのまま使ってもいいですし、現金化していいと思います。
それから、PeX→メトロポイント→ANAマイルへの交換には時間がかかります。
PeX→メトロポイントでは、PeXでの毎月15日までの申し込み分が、翌月11日にメトロポイントに交換されます。
メトロポイント→ANAマイルでは、メトロポイントの毎月15日までの移行申請分が、翌月11〜14日頃にANAマイルに交換されます。「翌月11〜14日頃」と書いたのは、厳密に何日と決まっているわけではないですので、メトロポイントからANAマイルに移行した私の実例で記載しました。
まとめ
ソラチカカードの魅力や、発行時の注意点、デメリットについてまとめました。
- 大量のANAマイルを貯めるには必須のクレジットカード
- ソラチカカード申込時にはカード発行状況やクレヒスに注意
- ソラチカカードのコースは「マルチポイントコースで5マイルコース」がオススメ
- クレジットカード決済でマイルを貯めるメイン用カードとしては魅力に欠ける
- 毎月20,000メトロポイントまでしかANAマイルに交換できない
ソラチカカード発行時には一読をオススメします。
普段使いのクレジットカードとしてはこちらのカードをオススメします。
さぁそれでは、ポイントサイトでポイントをいかにして獲得していくか、その方法についてご紹介します。
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