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【2018年SFC修行】10月以降変更となる国際線航空券国内区間のマイル積算率を予約画面で確認してみました

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2018年10月1日搭乗分以降の、ANA国際線航空券の国内区間のマイル積算率が、国際線ブッキングクラスに連動して変動するようになると以前ご紹介しました。

ANAプラチナメンバーズカード&スーパーフライヤーズカード
2018年10月1日搭乗分以降の、ANA国際線航空券の国内区間のマイル積算率が、国際線ブッキングクラスに連動して変動するようになります。 したがって、2018年SFC修行(海外組)では、10月以降の搭乗分では国内区間のマイル積算率に注意して、獲得予定を立てることが必要になりそうです。 現状からど...続きを読む

当時はアナウンスがあっただけであり、具体的にブッキングクラスが連動していたり、マイル数やプレミアムポイント数を確認することができませんでした。

10月に入り2018年の10月が予約可能になったので、ようやくANA公式の予約画面で確認ができるようになりました。

今回は具体的にANAの画面でどのように変わっているのかご紹介したいと思います。


2018年10月1日搭乗分よりマイル積算率を変更へ

ANAは、国際線航空券の国内区間のマイル積算率を変更する発表しました

2018年10月1日ご搭乗分より、国際航空券で発券される日本国内区間のマイル積算率を変更させていただきます。
※ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションは2017年9月28日より新積算率でご利用可能となります。

変更時期は、今年2017年10月ではなく来年2018年10月でまだ1年弱ほど先のことではありますが、来年2018年にSFC修行を計画されている方は、10月1日搭乗分以降の国内区間マイル積算率が変更になりますので、この点はご注意ください。

現状の国内区間のマイル積算率

現状は、国際線航空券の予約クラスに関わらず、区間マイル数の150%(ブッキングクラスが「F」の場合)もしくは100%(ブッキングクラスが「F」以外)を積算しています。

国内線区間ブッキングクラス 積算率 適用運賃種別
F 150%
上記以外 100% 運賃4

※:積算率からは運賃1と思われるが、搭乗ポイントが付かないはずなので厳密には該当なしかなと。

この積算率は、2018年9月30日搭乗分まで継続されます。

ブッキングクラス「F」は国際線ファーストクラス搭乗の際に充てられるクラスで、それ以外のビジネスクラスであろうと割引国際線航空券であろうと、国内区間では一律100%のマイル積算率でした。

2018年10月1日搭乗分以降のマイル積算率

一方で2018年10月1日以降は、ブッキングクラスに応じてマイル積算率が30%から150%と、より細かく分類されます。

国内区間ブッキングクラス 積算率 適用運賃種別
F,A 150% 運賃9
Y,B,M 100% 運賃10
U,H,Q 70% 運賃11
V,W,S 50% 運賃12
L,K 30% 運賃13

これにより、国際線の割安な航空券と国内線の乗り継ぎ航空券を組み合わせて、マイレージやプレミアムポイント(PP)を効率的に稼ぐことは出来なくなるため、メジャーだった「OKA-SINタッチ」のようなルートで、エコノミークラスの割引航空券を利用してのSFC修行には大きな影響が出てきそうです。

ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションの国内線運賃一覧ページでは、新しく適用する運賃種別が追加されています。

ANA国内線運賃一覧

運賃9〜13が、2018年10月1日搭乗分以降で利用する運賃種別として追加されます。

獲得するPPやマイル数をシミュレーションする際には、国内区間はより細かく確認する必要が出てきますね。

予約画面からブッキングクラスの連動を確かめてみた

現時点では2018年10月以降の航空券も予約できますので、航空券を選択してみるとブッキングクラスがどうなっているか確認することができます。

制度変更前

まずは制度変更前として、2018年9月で、沖縄から東京を経由してシンガポールに行くケースでの航空券を検索してみるとこのようになっていました。

国際線と国内線のブッキングクラス

国内区間(沖縄→東京)は「Bクラス」が、国際線区間(東京→シンガポール)は「Sクラス」が割り当てられていますね。

復路も見てみます。

国際線と国内線のブッキングクラス

国際線区間(シンガポール→東京)は「Sクラス」、国内区間(東京→沖縄)は「Bクラス」が割り当てられていることが確認できます。

全旅程での積算マイル数は「5,280マイル」でした。

積算マイル数-シンガポール

シミュレーションページで計算してみるとわかりますが、

  • 国際線区間(東京-シンガポール):片道1,656マイル(ブッキングクラス:S)
  • 国内区間(東京-沖縄):片道984マイル(ブッキングクラス:B(運賃4))

となり、往復では5,280マイルとなって合っていますね。

制度変更後

さて続いて、制度変更後で検証してみましょう。

同じ沖縄発着のシンガポール往復で、2018年10月だとこのようになっていました。

国際線と国内線のブッキングクラス

国内区間(沖縄→東京)は「Sクラス」が、国際線区間(東京→シンガポール)は「Sクラス」が割り当てられています。

復路も見てみます。

国際線と国内線のブッキングクラス

国際線区間(シンガポール→東京)は「Sクラス」、国内区間(東京→沖縄)は「Sクラス」が割り当てられていることが確認できます。

全旅程での積算マイル数は「4,296マイル」でした。

積算マイル数-シンガポール

同様に、シミュレーションページで計算してみるとわかりますが、

  • 国際線区間(東京-シンガポール):片道1,656マイル(ブッキングクラス:S)
  • 国内区間(東京-沖縄):片道492マイル(ブッキングクラス:運賃12※シミュレーションページではまだ10月以降の日付を選択できないようですが、formのvalueを無理やり変更すると一応postできて検索できます^^

となり、往復では4,296マイルとなります。

このように見てみると、国際線のブッキングクラスに連動して、国内区間の運賃も一律「運賃4」から運賃9〜13のいずれかに該当するようになっていそうですね。

PPへの影響は?

SFC修行を考えれば、マイル数よりもPPがどのように影響を受けるかが気になることと思います。

上記旅程を一覧にまとめるとこのようになります。

時期 区間 ブッキング
クラス
マイル数 PP 合計PP 運賃 PP単価
変更前 沖縄→東京 B 984 1,968 8,904 64,540円 7.25
東京→シンガポール S 1,656 2,484
シンガポール→東京 S 1,656 2,484
東京→沖縄 B 984 1,968
変更後 沖縄→東京 S 492 984 6,936 64,350円 9.32
東京→シンガポール S 1,656 2,484
シンガポール→東京 S 1,656 2,484
東京→沖縄 S 492 984

ブッキングクラスSの積算率は50%ですので、変更後の国内区間のPPが半減していることがわかると思います。

したがって合計PPで言えば、984 × 2 = 1,968PPだけ少なくなります。

その結果、PP単価で見ると、変更前は「7.25」だったのが変更後では「9.32」まで上昇しています。

変更後でも10以下ですので悪くはなく許容範囲内だとは思いますが、”7円台が9円台にまで上がる”と考えるとそれなりにインパクトがあるかなと思いますね。

国際線のブッキングクラスと完全に連動しているか確かめてみた

ANA国際線におけるブッキングクラスとマイル積算率の関係は、以下のように一覧にまとめられます。

マイル
積算率
エコノミー
クラス
プレミアム
エコノミー
クラス
ビジネス
クラス
ファースト
クラス
150%     J F/A
125%     C/D/Z  
100% Y/B/M G/E    
70% U/H/Q   P  
50% V/W/S/T      
30% L/K      

この表と、先ほどの2018年10月1日以降に適用される国内区間のマイル積算率の表とを見比べてみると、エコノミークラス(Tはないけど)とファーストクラスは完全に一致しているのですが、プレミアムエコノミー(G/E)とビジネスクラス(J/C/D/Z/P)に割り当てられているクラスがありません。

ということで、それぞれの予約クラスでどの国内線の運賃が割り当てられるか検証してみました。

今回調べた限りでは一部の国際線のブッキングクラスで探し出すことができなかったので、それに対応する国内線ブッキングクラスは不明ということで「-」で表示しています(今後発見できた際には修正したいと思います)

エコノミークラスの場合

エコノミークラスではマイル積算率が30%〜100%のブッキングクラスがあり、以下のように対応していました。

マイル
積算率
エコノミー
クラス
国内区間
ブッキングクラス
150%    
125%    
100% Y/B/M -/B/M
70% U/H/Q U/-/Q
50% V/W/S/T V/W/S/-
30% L/K -/-

一部確認できていない箇所がありますが、国際線のブッキングクラスと完全に一致しているだろうと推測できます。

プレミアムエコノミークラスの場合

プレミアムエコノミークラスでは、国際線のブッキングクラスは「G」と「E」の2種類のみです。

これに対応する国内区間のブッキングクラスはいずれも「Y」となっており、積算率100%の運賃が割り当てられていることがわかります。

マイル
積算率
プレミアム
エコノミー
クラス
国内区間
ブッキングクラス
150%    
125%    
100% G/E Y/Y
70%    
50%    
30%    

ビジネスクラスの場合

ビジネスクラスではマイル積算率が70%〜150%のブッキングクラスがあり、以下のように対応していました。

マイル
積算率
ビジネス
クラス
国内区間
ブッキングクラス
150% J Y
125% C/D/Z Y/Y/Y
100%    
70% P
50%    
30%    

マイル積算率150%の「J」は、国内区間だと積算率100%の「Y」がブッキングクラスとして割り当てられていました。

そしてマイル積算率100%の「C/D/Z」は同じ積算率100%の「Y」が割り当てられています。

以前からちょっと気になっていた「P」ですが、今回調べた限りでは見つけることができず現時点では不明です…

セールやツアーなどで利用されるクラスですので、いまは来年10月出発予定の商品は販売されておらずわからないのですが、他と同じ積算率100%のブッキングクラスなのか、はたまた積算率70%のブッキングクラスが割り当てられるのかここは気になるところです。

ファーストクラスの場合

ファーストクラスでは、国際線のブッキングクラスは「F」と「A」の2種類のみです。

これに対応する国内区間のブッキングクラスは「F」となっており、積算率150%のブッキングクラスが割り当てられていることがわかります。

Aに対応する国内区間ブッキングクラスは不明ですが、同様に「F」になると推測されます。

マイル
積算率
ファースト
クラス
国内区間
ブッキングクラス
150% F/A F/-
125%    
100%    
70%    
50%    
30%    

まとめ

2018年10月1日搭乗分以降、ANA国際線航空券の国内区間のマイル積算率が国際線ブッキングクラスに連動して変動するようになり、ANA公式の予約画面で確認してみました。

公式アナウンス通り、国際線のブッキングクラスに連動して、国内区間でもマイル積算率が同じになるように変更となるようです。

来年2018年にSFC修行を考えている方で、国際線を利用してPPを獲得しようと計画されている場合は、2018年10月1日以降の搭乗では国内区間のPP計算を間違わないようご注意ください。

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