「マイルは貯めるより使うほうが難しい」
陸マイラー活動をちゃんとしていれば毎月2万マイル前後は貯まっていくと思いますが、それを上手く使っていくのは旅程の組み合わせが数多くあり、どのように使うとお得なのかその選択が難しいというか悩んでしまうということだと思います。
私の場合は「今年はココに行く!!」と特に決まっていない場合には、だいたい東南アジアにぷらっと出かけていきます。
ということで今年も東南アジアに行くのですが、例の【1往復分の必要マイル数で実質2往復する特典旅行】に行ってきます。
実質的な2往復にするだけでなく、最大限乗り継ぎもして搭乗回数が多い旅程を組んでみました。
今回はその旅程の内容について紹介してみたいと思います。
1往復分の必要マイル数で実質2往復する方法とは?
乗り継ぎを最大限行うということは、日本とどこか海外の都市だけの往復では収まらないので、特典としては「スターアライアンス特典」を利用することになります。
この特典をお得に利用するには、「途中降機」と「乗り換え」のルールを上手く利用することが肝要です。
途中降機とは「24時間を超える滞在」、乗り換えは「24時間を超えない滞在」のことを指します。
スターアライアンス特典においては、途中降機と乗り換えは以下のような制限があります。
途中降機 | 乗り換え |
---|---|
日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能 | 日本国内で往路・復路各2回まで可能 日本以外で往路・復路各2回まで可能 ※目的地は乗り換えの回数に含まない ※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回の乗り換えと数える ※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれる |
この制限を上手く利用して旅程を組んでいくことになります。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ参考にされてください。
今回の旅程について
さて今回の旅程は以下のようにしてみました。(日付と座席番号は消しています)
私は東京に住んでいますので全体としては東京(羽田)からのスタートになりますが、一度国内線で大阪(関西)に行ってそこから国際線を始めることによって、復路での東京途中降機(ストップオーバー)を実現させています。(東京から国際線をスタートさせると東京での途中降機ができなくなるはず)
往路・復路ともに乗り継ぎ2回の3レグ
往路では、関空からアシアナ航空でインチョン経由でまずはハノイへ、ハノイでは24時間以内の滞在なのでこれは乗り継ぎ扱いになります。
ハノイでは1泊する予定。ベトナムはホーチミンにはかれこれ10回近くは行ってますが、ホーチミン以外は実は初めて笑
まぁ1泊ではありますが、今回はホテル滞在も満喫する予定なので少しだけ街ブラができるかなという感じです。
そしてハノイからはタイ航空で今回の目的地であるタイ・バンコクへ向かいます。
これで往路は2回の乗り継ぎで3レグをすることになります。
一方の復路ですが、実質2往復するために、バンコクから東京に直行便で戻り、途中降機(ストップオーバー)。
そして正確な時期は未定ですが、とりあえず9月に再度旅程を再開させてホーチミンに行く予定にしています。
ホーチミンでもギリギリ24時間以内の滞在なので乗り継ぎ扱いになり、再び東京にすぐに戻りますが、ここで旅程を終了することができないので、まぁ国内はどこでも良いのですが、とりあえず大阪に向かう便にして全体の旅程を閉じています。
最終的に、国際線8レグ、国内線2レグを東南アジア1往復に必要なマイル数だけで発券することができました。
参考までに、今回の旅程でかかった費用です。
こうした特典航空券の発券の仕方のデメリットとしては、乗り継ぎ回数が多くなるので、それに合わせて燃油サーチャージや空港使用料などが加算されることですね…
2回出国するので、しっかり2000円の出国税が加算されてますしね^^;
身売り報道が出たアシアナ航空に初めて搭乗します
この旅程を発券した後、アシアナ航空で身売り報道が出ました…
6月に搭乗予定なんだけど…😅
果たして搭乗予定の関空=仁川=ハノイは維持されるのだろうか…https://t.co/4ywHlhl5xT#アシアナ航空— タッキー@平SFC (@anaken_syocho) April 15, 2019
現時点ではどこかに売却が決まったわけでもなさそうだし、それによって欠航などが発生したとの連絡もないので、無事に搭乗できることを祈ってます(^^)
個人的にアシアナ航空は初搭乗になりますし(もしかしたら”アシアナ航空”としては最初で最後の搭乗になるかも!?)、インチョン空港も行ったことがなく、なので乗り継ぎ時間を長めにしてラウンジホッピングも楽しめるようにしてみました。
ボーイング最新機材787-10型機に搭乗
私、完全に夜型人間で早起きがホント苦手なんですよね…
最初の東京(羽田)→大阪(関西)はその後のフライトスケジュールの都合上、どうしてもその時間に乗らなければならないのであきらめもつきますが、7月のバンコク→東京(成田)は非常に悩んだフライトです。
深夜便も嫌いなので、昼間に運行しているタイ航空TG660でバンコク13:00発→東京(羽田)21:10着というベストな便を候補にしていたのですが(まぁ機材が747で古くビジネスクラスもペアシートなのでちょっと嫌でしたが)、それでもこの早朝の便にしたのは、ANAがボーイング社から最近導入した787-10の機材をこの便に投入するからですね。
今年4月26日からシンガポール線には投入していましたが、7月1日からはバンコク線のこの便にも投入するということで、このタイミングなら最新機材に搭乗できるなぁということで、無理やり早起きして頑張ることにしてみました(^^)
これまでANAと言えば青を基調としたデザインでしたが、A380にも導入したグレーを基調としたデザインを踏襲しているので、そのあたりを体験してきたいと思います。
各レビューを公開しています!
今回の旅行でのホテル宿泊やフライトなどについて順次公開していきます。
各レビューはこちらの記事をどうぞ↓
まとめ
ANAマイルを使った、お得な特典航空券の利用例を紹介してみました。
ハワイなんかはこうした利用は難しいのですが、東南アジアとかヨーロッパを目的地にする場合には、乗り継ぎルートが数多くあるので、単純往復ではなく、なるべく多くの航空会社の機材に搭乗してみたいのであれば、この利用方法はオススメできます。
それ以外にも、乗り継ぎが多くなることによって空港ラウンジを利用することも多くなりますから、”乗り継ぎ時間を長くしてラウンジホッピングもやりたい”という楽しみを持つ人にもぜひ活用してもらいたいですね。
非常に興味深く見させていただきました。
ちなみに、最後の東京-大阪の便には発券のみで乗らないことは可能なのでしょうか。
Keiko様
コメントありがとうございます。
提携航空会社特典航空券の注意点を確認すると、
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/tukau/award/tk/usage.html
とありますが、最後の区間はどうなんでしょうね・・?
「残りの区間は利用できない」としても最後の区間ですしね。
利用しない区間があっても罰則等があるとは書いてはないので、最終的には自己責任ではないでしょうか。。