ANAマイルを使った特典航空券でいろいろ乗り継ぎしながらタイ・バンコクを最終目的地に旅行してきましたが、日本で予め購入できて現地に着いてすぐに使えるSIMカードを試してみました。
そのSIMカードや実際に現地で速度測定してみた結果についても一緒にご紹介します。
本記事では「SIMフリー」端末を前提にしていますので、以下に該当する方が参考になります。
- Apple Storeなどで売られている「SIMフリー版」iPhone/Android端末を購入している
- 大手3キャリアで使っていた端末を「SIMロック解除」している
SIMフリースマホでのインターネット通信環境の選択肢
タイに行くに当たり、インターネット環境をどうするか悩んでいました。
大きくは以下の方法があると思います。
- Wi−Fiルーターを日本で事前にレンタルしてもって行く
- 現地空港でSIMカードを購入する
- ahamoのような海外データ通信が可能なSIMカードを契約する
- 現地で使えるSIMカードを日本で事前に購入する
私の場合はSIMフリーのスマホ(iPhoneX)を利用しているのでこのような選択肢になっています。
SIMフリーでない場合は、①のWi−Fiルーターをレンタルするか、キャリアの海外データローミングサービスを利用するかになると思います。
まず①のWi−Fiルーターをレンタルする方法ですが、これは結構メジャーな方法かなと思います。
事前にレンタルの手続きをしたり返却したりするのもそれなりに面倒ではありますが、移動中つねにルーターを持ち歩かなければならないことに加え、バッテリーの消費がけっこう早い点もデメリットですよね。
また契約プランによっては、特に安いプランだと1日の通信容量が制限されていたりして、なかなか使い勝手も悪いかなと思います。
調べてみると1日あたり300円程度から借りれるプランもあるようですが、それだと容量が300MB/日に制限されていますね。
ちょっと多めに使ってしまうと、すぐに上限に達してしまうでしょう。
それから②の現地空港でSIMカードを購入する方法ですが、バンコク・スワンナプーム国際空港であれば24時間営業しているとは思いますが(もしかしたら間違っているかもしれません)、各国から到着便が集中することで購入するまでけっこう時間がかかることも可能性としてはあり得ます。
そういった時間を読めない状況はけっこうストレスになるのではないでしょうか。
また③のahamoのように海外データ通信が可能でその通信容量がけっこう大きいようなSIMカードを契約している場合は、それをそのまま海外でも使えば、SIMカードの入れ替えもなく非常に楽だとは思います。
私も以前は海外データ通信が含まれているのが魅力でahamoを契約していましたが、コロナ禍で特に海外で使えるわけでもなく、私にとって合理的なプランが他社で出てきたのでそちらに乗り換えました。
ということで、私は④のタイで使えるSIMカードを日本国内で購入して、現地到着してすぐに使えるように準備することにしました。
タイ旅行にオススメ!日本で買えるSIMカード
タイ渡航の前に、事前に現地で使えるSIMカードをAmazonで購入しました。
今回の旅行で購入したのは「AIS」のSIMカード。
8日間有効で3GBまでデータ通信が可能で(3GBを超えると384kbpsに制限されるが通信は可能)、100バーツ分の通話が可能ものです。
追加チャージや別途申込みの必要もなく、データ通信がすぐに使えます。
購入するとこのようなSIMカードパッケージと日本語の説明書が同封されていました。
アマゾンの商品タイトルに「100分の無料通話」と記載がありますが、SIMのパッケージに記載されているように正確には「100バーツ分の無料通話」が正しいです。
3-in-1タイプ(Normal/Micro/Nanoの各SIM対応)ですので、どのタイプのSIMカードサイズにも対応できます。
ちなみに、この商品は複数の販売者がおりますが、発送元が海外だったりする業者もいますし、日本語マニュアルがしっかりしていない業者にもあたったことがあり、過去複数回購入した経験から、上の写真のようなわかりやすい日本語マニュアルも同封してくれる「株式会社 ワイズ・ソリューションズ」様の出品を個人的にはオススメします!(2019年7月現在)
出品者一覧からこの出品者の商品をカートに入れればOKです。
SIMカードの設定・使い方
スマートフォンなどの端末にSIMカードを挿入します。
データローミングを【オン】にするとあとは自動的に接続されます。(iOSの場合。Android端末なども詳しく説明書に書いてますので、それに従って設定を進めてください)
オンラインにして1分ほどで自動的に現地のネットワークに接続し、インターネット通信ができるようになりました。(上手くいかない時は再起動してみると繋がることがあります)
とっても簡単ですね!
今回購入したパッケージには日本語での説明書が入っていて、接続時の不具合への対処法などが記載されています。
基本的にはスマホに挿すだけで利用できますが、上手くいかない場合にはどうすれば良いのか参考になりますので、事前に1度は目を通したり現地に持っていくなど、それなりの準備はされることをオススメします。
注意点として、SIMを挿す時に元々入っていた日本のSIMカードは、旅行中に紛失しないように大切に保管してください。帰国時に元に戻してまた日本国内で利用します。
そして、こういったタイプのSIMカードは有効期限があってそれを過ぎると使えなくなる使い捨てなので、帰国したら捨ててOKです。
仮に残高が残っている場合でも、有効期限が過ぎていれば次の旅行では使うことができません。
タイ現地で通信速度を測定した結果
タイ現地で通信速度を計測してみました。その結果がこちら。
まずはパタヤにて。
パタヤ市内とラン島で計測してみましたが、平均は
- ダウンロード:83.1Mbps
- アップロード:45.4Mbps
という結果となりました。
続いて、バンコク市内での結果です。
バンコク市内で2回計測してみましたが、
- ダウンロード:39Mbps
- アップロード:50.6Mbps
という結果となりました。
バンコク市内のほうがパタヤよりは遅くはなりましたが、どちらもかなり十分な速度ではないかと思います。
ほとんどの方は旅行者で、Youtubeで動画を観たりインスタグラムで写真ばかり見るわけでもなく、実際はメールやLINE、ニュースアプリ、マップくらいの利用パターンが多いでしょうから、これだけの速度が安定的に出ていれば困ることはないと思います。
マップはデータ量があるので、ホテルなどWi−Fi経由で今いる場所付近のデータを一度表示させて(読み込ませて)おくと、外でもそのデータを流用して表示するので(そのデータが残っている場合)よりスムーズに表示できるようになります。
AISは高速WiFiも利用できる!
タイ現地で利用可能になった際に、SMSで次のようなメッセージが送られてきました。
街中で「AIS SMART Login」というSSIDのWiFiを利用できるとのこと。
それで、バンコクのスタバに寄った際にこのWiFiを使ってみました。iPhoneで接続完了!
この状態でスピードテストを行った結果がこちら。
なんと、ダウンロードで351Mbpsも!!!
Pingが4ミリ秒とレスポンスがめちゃくちゃ速いので、きっと入ったスタバの場所が良かったのでしょう(^^)
それにしても、街中WiFiでこのスピードはちょっと驚きました。
8日間で3GBですので使い切ることは少ないとは思いますが、ちょっと節約したい場合にはこのWiFiを使ってみるのも良いですね。
利用時の注意点
実際に利用するにあたり、注意点をまとめておきたいと思います。
3GBを使い切っても低速回線での利用は可能
このSIMカードは8日間で3GBの通信量の制限があります。
しかしながら、3GBを使い切ってもそれ以降は384kbpsでの通信速度に制限されるだけで通信自体は可能となっています。
まとめ
タイでのインターネット通信環境を用意するために、日本にいながら事前に購入して現地ですぐに使えるSIMカードについて紹介しました。
海外に住んでいた時は、到着空港で現地SIMカードを調達するという方法一択でしたが、日本から海外に旅行に行くには事前に購入できる環境があるのは有難いですね。
しかも現地で空港などのカウンターに並んで買うよりも、事前にAmazonで購入して向かう機内でSIMカードを交換、現地到着後すぐに使えるいう手軽さが抜群に良いです。
現地で購入するとパッケージに記載されているように299バーツ(約1050円)ほどしますが、アマゾンで送料込で600円ほどで購入できコスパ抜群!
通信速度も十分であってオススメのSIMカードです!
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